今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【49/175】
訪れた旧市町村の数【347/2,091】 総計【396/2,266】スーパーカブの総走行距離
8700km
2023年7月17日(月)広い奥州市を巡る旅。(日本一周102日目)
上の地図を見ていると、一関市と奥州市に挟まれた平泉町だけ、合併しなかったことがわかる。
そして、奥州市は5つのまちが合併したわけだけれど、水沢市と江刺市という2つの市も含まれている。それは結構珍しいことではないだろうか。と、合併の変遷を読んでみると、いろいろ大変そうであった。
また、連休の日本列島の多くは暑かったのかなと思うけれど、奥州市は曇りが主で、たまに雨もしくは晴れ、みたいな感じの一日だった。それでは振り返ってみよう。
旧胆沢町(奥州市)
最初にやって来たのは旧胆沢(いさわ)町だ。徳水園という場所で「円筒分水」を見た。
円筒分水は、農業用水路へ平等に水を流すための建造物。水は争いのもとだから。この円筒分水は川崎市でも見たので、旅の経験が少しずつ生きつつあると思った。
旧衣川村(奥州市)
次にやって来たのは旧衣川村。まちの中心部を訪れたあとに、中心部から10kmほど離れた黒滝温泉も行ってみた。ただ、時間がなくて温泉には入っていない。ちょっと後悔…。
総合支所のコンクリート上にできた水たまりに、あめんぼがいた。コンクリートなのに、どうやって来るんだろうなあって。
旧前沢町(奥州市)
次にやって来たのは、旧前沢町。駅の近くの通りを歩くと、「前沢牛」の文字を数多く見た。前沢牛って、そういえばよく聞くなあ。
祝日で静かだったけれど、定期的に催事もひらかれているみたいだった。
あと、バス停で寝ているおじさんがいて、数分経って戻ったらムクっと起きて立ち去っていった。…自由だ。
旧水沢市(奥州市)
そして、旧水沢市は歴史の香りがするまちだけれど、具体的な知識は持っていなかった。
今日で完全にインプットされたわけではないけれど、武家住宅資料館で、館長が水沢の歴史について話してくれた。
・伊達藩の分家でしっかりとまちは城下町として守られた。今でも区画は江戸時代から変わらない部分も多くある。
・水沢には偉人が3人いる。蘭学者の高野長英、医師であり政治家の後藤新平、第30代内閣総理大臣の斎藤實(まこと)。
旧江刺市(奥州市)
そして、最後に訪れたのは旧江刺市。江刺市もかつては1つの町と9つの村が合併してできた市だ。
「歴史公園えさし藤原の郷」に行ってみると、受付の方に、「短縮コースで50分、普通のコースで2時間ですね」と言われて、「2時間!?」と声が出た。
平安時代、奥州藤原氏の栄華を再現した藤原の郷。さすがである。逃走中や大河ドラマ、さまざまな媒体でもロケや収録が行われていた。画面越しに見たことがある景色なのかもしれないが、歩いてみて、当然ながら電柱もないし、道も広いし、気持ちよかった。
というわけで、今日の散策はここまで。明日は雨なので、散策はやめようかなと思う。
北上川は「わぁ」って感じるぐらいの増水だ。これでも秋田市に比べたら雨量は少ないもんなあと思った。
あと、旅で最初の虹と出会った。
北上市にて、雲が真っ黒で、強い日差しが差し込んだ。なかなかそういう景色には出会えないので。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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