ふるさとの手帖

市町村一周の旅

豊後大野市を冒険する一日。【旧市町村一周の旅(大分県|4月18日―378日目)】

豊後大野市を冒険する一日。【旧市町村一周の旅(大分県|4月18日―378日目)】

大分県の旅が続きます。今日は豊後大野市にある、7つの旧町村を巡って行きました。磨崖仏あり、洞窟あり、滝あり……、いろんな新しい景色に出会いながら。それでは、振り返っていきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】

86/171
50.29%
訪れた旧市町村の数【986/2,094】
986/2094
47.09%
総計【1072/2,264】
1072/2264
47.35%

スーパーカブの総走行距離
26502km

旧犬飼町→旧千歳村→旧大野町→旧三重町→旧清川村→旧緒方町→旧朝地町、の7つ。

今日の旅先のこと
  • 旧犬飼町へ。
    旧犬飼町へ。
  • 昔ながらの雰囲気。
    昔ながらの雰囲気。
  • 仲良しですね。
    仲良しですね。
  • 黄色が印象的。
    黄色が印象的。
  • 犬飼石仏へ。
    犬飼石仏へ。
  • 立派な磨崖仏でした。
    立派な磨崖仏でした。
  • 囲われている建物も、岩壁にのめり込んでいるみたい。
    囲われている建物も、岩壁にのめり込んでいるみたい。
犬飼町いぬかいまち(豊後大野市)(1/7)
臼杵市を出発して、最初にやってきたのは旧犬飼町です。大野川沿いに市街地が広がっていました。川からは静けさもあり、昔から残る町並みが多いなと感じます。大分県では全体的に、昔の建物が多く残っているよなあとも思いました。そして、「犬飼石仏」にも訪れてみます。踏切を渡って、急な山道を登った先に、大仏様がいました。ここもやはり、「磨崖仏」で、社殿によって囲われており、その中に立派な大仏が。迫力十分でしたし、周辺は森の中なので、すごいところに彫るなあと。祈りのパワーはすごい。

  • 大迫磨崖仏へ。
    大迫磨崖仏へ。
  • 外に鎮座していた大仏様。
    外に鎮座していた大仏様。
  • ちょっと、コワモテでした。
    ちょっと、コワモテでした。
  • 千歳支所。
    千歳支所。
  • 周辺を散策。
    周辺を散策。
  • 暮らしに咲く花。
    暮らしに咲く花。
  • バス停とベンチ。
    バス停とベンチ。
  • 綺麗だな。
    綺麗だな。
  • かつては村だったと。
    かつては村だったと。
千歳村ちとせむら豊後大野市(2/7)
道中は茶畑が広がっていました。そして、先ほどと同じく旧千歳村でも「大迫磨崖仏」という磨崖仏を見にいきました。ただ、今度は表情がぜんぜん違って、ものすごいコワモテで。なので、同じく社殿に囲まれていましたが、正面に格子が設置されていて、若干表情が見えづらくなっていました。その後、市街地周辺も巡っています。近くには中高一貫校があり、全体的に静かな暮らしという印象です。

  • 旧大野町へ。道の駅そばのスーパー。
    旧大野町へ。道の駅そばのスーパー。
  • 鶏肉の消費量が多いって。さすが大分県。
    鶏肉の消費量が多いって。さすが大分県。
  • 穏やかな気配。
    穏やかな気配。
  • なんのシルエットだろう。
    なんのシルエットだろう。
  • からあげ弁当だ!
    からあげ弁当だ!
  • おいしかったあ。
    おいしかったあ。
  • 沈堕の滝へ。遠目からでも大きい。
    沈堕の滝へ。遠目からでも大きい。
  • 何かの跡だ。
    何かの跡だ。
  • 「この先、絶景あります。」
    「この先、絶景あります。」
  • より近づいて、迫力満点。
    より近づいて、迫力満点。
  • 岩壁もダイナミック。
    岩壁もダイナミック。
  • ふと、もみじかな。
    ふと、もみじかな。
大野町おおのまち豊後大野市(3/7)
さて、旧大野町へやってきました。最初に「道の駅 おおの」の周辺を散策したのですが、唐揚げ屋さんを発見。時刻的には少し早いぐらいですが、弁当を買いに次々とお客さんがやってくる。で、ぼくもたまらず早昼を決定し、唐揚げ弁当を買いました。なんたって、大分の唐揚げ弁当ですからね。もう、ハードルを自分で上げてもいるし、下げてもいる。だって、とにかく「美味しい!」って思っちゃうもん。ニヤニヤしながら食べたことをご報告します。
その後、「沈堕の滝」というちょっとダークな名前の滝へ。滝幅も落差もたっぷりで、広さ、深さ、ダイナミックさ、全国レベルじゃないか!と思いました。豊後大野市には「原尻の滝」というさらに有名な滝もあるので、そっちに引っ張られるけれど、沈堕の滝も十分にすごいです。

  • 三重町駅。
    三重町駅。
  • 自転車もたくさん。
    自転車もたくさん。
  • 昭和な感じだ。
    昭和な感じだ。
  • 落ち着いたまちを歩く。
    落ち着いたまちを歩く。
  • ガタンゴトンー。
    ガタンゴトンー。
  • いろいろ、日常。
    いろいろ、日常。
  • 稲積水中鍾乳洞を目指そう。
    稲積水中鍾乳洞を目指そう。
  • 途中の川がとても澄んでいて。
    途中の川がとても澄んでいて。
  • やって参りました。
    やって参りました。
  • キラキラ、さらさら。
    キラキラ、さらさら。
  • 鍾乳洞へ。ひとりなので怖い。
    鍾乳洞へ。ひとりなので怖い。
  • ドキドキ。
    ドキドキ。
  • 二つ目に入った鍾乳洞の最奥部。隣の渕は、最低でも水深500mあるって。ひゃー!
    二つ目に入った鍾乳洞の最奥部。隣の渕は、最低でも水深500mあるって。ひゃー!
  • 水深500m。日本一の水深を誇る湖は田沢湖だよなあと調べてみたら、水深423mでした。自然はすごいなあ。
    水深500m。日本一の水深を誇る湖は田沢湖だよなあと調べてみたら、水深423mでした。自然はすごいなあ。
  • レトロな建物もありました。
    レトロな建物もありました。
三重町みえまち(豊後大野市)(4/7)
豊後大野市の中心地である、旧三重町へやってきました。空は黄砂で少し霞んでいるけれど、徐々に晴れてきてまちなみが輝きはじめます。三重町駅周辺のまちなみが個人的に好きでした。ふつうの町並み、と言ってしまえばそうかもしれないのですが、安定感があって、着飾ったところもない。
さらに、「
稲積水中鍾乳洞」を目指しました。市街地からはかなり離れていて、途中の清流もキラキラと美しくて。そして、鍾乳洞は大きく二つのルートがあって、どちらも順に訪れました。入り口の仮舗装みたいな鉄の板が、歩く度にボヨン、ボヨンと音が洞窟内で響くので最初は怖かったです。ほぼひとりで最後まで往復しましたが、鍾乳洞は誰かと一緒に巡るのがおすすめですね。怖いですもん。底なしの渕とかも、ありました。それで、洞窟を出ると、ちょうどテレビのレポーターのような方が、クルーと一緒に来ていて、いいなあと。笑

  • 旧清川村へ。
    旧清川村へ。
  • 麦畑だ。鮮やかな風景。
    麦畑だ。鮮やかな風景。
  • 清川支所。
    清川支所。
  • 道の駅にて、天狗のお面。神楽ですね。
    道の駅にて、天狗のお面。神楽ですね。
  • 周辺を散策。
    周辺を散策。
  • いろいろ、あるなあと。
    いろいろ、あるなあと。
  • 道の駅内に、桃神社があった。
    道の駅内に、桃神社があった。
  • お供え物もしっかり。
    お供え物もしっかり。
  • トリニータの順位表。
    トリニータの順位表。
  • かぼすサイダーを買った。大分だもんね。
    かぼすサイダーを買った。大分だもんね。
  • つかれれたら、休めばいいのです。
    つかれれたら、休めばいいのです。
清川村きよかわむら豊後大野市(5/7)
次にやってきたのは、旧清川村です。道中、色づく前の麦畑が広がっていました。小麦色になった畑も見事だけれど、田んぼと同様に青々とした風景もやっぱり綺麗です。「道の駅 きよかわ」では天狗の面をした人物像が目立っています。「神楽の里」の表記もあり、道の駅のそばには神楽会館も併設されていて、なるほどと。国指定重要無形民俗文化財の「御嶽神楽(おんだけかぐら)」が旧清川村にはあるとのことでした。こういう文化を見ると、いつもかっこいいなとつくづく思います。

  • 旧緒方町へ。
    旧緒方町へ。
  • 緒方支所。
    緒方支所。
  • 銅像の背中。
    銅像の背中。
  • 空が広い市街地だった。
    空が広い市街地だった。
  • 原尻の滝へ向かう。手前には水車も。
    原尻の滝へ向かう。手前には水車も。
  • チューリップ畑と、奥には滝も見える。
    チューリップ畑と、奥には滝も見える。
  • 穏やかな時間。
    穏やかな時間。
  • 遠目からでも、すごい落差だなあ。
    遠目からでも、すごい落差だなあ。
  • 橋を渡ってみる。揺れる揺れる。
    橋を渡ってみる。揺れる揺れる。
  • 橋の上から、原尻の滝。
    橋の上から、原尻の滝。
  • 今度は下から。見事な滝でした。
    今度は下から。見事な滝でした。
  • 滝の上流の水路の上に、鳥居があった。
    滝の上流の水路の上に、鳥居があった。
緒方町おがたまち豊後大野市(6/7)
旧緒方町では、「原尻の滝」へまずは行ってみようと。駐車場から滝壺まで歩いて向かう途中には、水車やチューリップ畑も広がっていて、とても牧歌的な風景でした。そして、立っている場所からかなり深く滝が流れ落ちていて、河岸段丘かな? とメモしたのですが、ネットで調べてみて、国交省に下記の記載を発見。
景勝地である原尻の滝周辺は河岸段丘が発達し、緒方平野と称される耕作地が広がっています。
国土交通省九州整備局 大分河川国道事務所より
ってことで、たぶん正解、ということにしましょう! すなわち、滝が流れ出る手前までは平野が広がっていて、少し川の上流に、川の中に浮かぶ鳥居もあって、それも面白いなあと思いました。

  • 旧朝地町へ。朝地支所。
    旧朝地町へ。朝地支所。
  • 静かな暮らしを感じつつ。
    静かな暮らしを感じつつ。
  • たんぽぽだ。
    たんぽぽだ。
  • 住宅地にも、ダイナミックさあり。
    住宅地にも、ダイナミックさあり。
  • 真竹川が流れている。
    真竹川が流れている。
  • 朝地駅。
    朝地駅。
  • 日差しが出てきた。
    日差しが出てきた。
  • 光と影。
    光と影。
  • 普光寺の磨崖仏を探しに。
    普光寺の磨崖仏を探しに。
  • 遊歩道を降りて行く。
    遊歩道を降りて行く。
  • 普光寺さん。
    普光寺さん。
  • 先に参拝をして。
    先に参拝をして。
  • そして、左手に彫られているのが、磨崖仏。実物はとても大きく感じる。
    そして、左手に彫られているのが、磨崖仏。実物はとても大きく感じる。
  • 仏師さんはすごいなあ。
    仏師さんはすごいなあ。
  • 隣も洞窟のようになっていて、
    隣も洞窟のようになっていて、
  • 中に、小さな大仏様がいた。
    中に、小さな大仏様がいた。
朝地町あさじまち豊後大野市(7/7)
最後にやってきたのは、旧朝地町です。市街地は山の中にひっそりとした暮らしが広がっていました。ひっそりの中でも、かなりひっそりめです。さらに、「
普光寺磨崖仏」というお寺の磨崖仏を見に行きましたが、これがまたすごかった。お寺から少し歩いたところに、巨大な磨崖仏が彫られていました。ナスカの地上絵が壁だったらこんな感じなのかなあ、なんて思いました。父と息子たちの3人組がやってきて、磨崖仏を見て「すげえ!」って素直な声が出ていました。そうなるよなあと思うぐらい、迫力たっぷりで。臼杵市や豊後大野市で出会った磨崖仏には、それぞれに凄みがあったなあと。

というわけで、今日の散策はここまで。夕方は竹田市の山奥に佇む民宿清流さんで、1泊させてもらいました。民宿清流さんも永田ジョージさんのご縁で泊まることができたのですが、宿の景色も抜群で、とても居心地が良くて。民宿に泊まるという嬉しさでエネルギーチャージして、明日もがんばりましょう。
本日のひとこと
民宿清流さんの近くには、日本百名山の祖母山そぼさんがあり、登山の団体客さんも泊まっていました。

旅を応援してくださる方へ

「どこで暮らしても」の商品ページに飛びます。

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら

(終わり。次回へ続きます)

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