ふるさとの手帖

市町村一周の旅

佐伯市の山間部へ。そして、臼杵市で国宝の磨崖仏を拝む。【旧市町村一周の旅(大分県|4月17日―377日目)】

佐伯市の山間部へ。そして、臼杵市で国宝の磨崖仏を拝む。【旧市町村一周の旅(大分県|4月17日―377日目)】

8時半前に出発です。今日は16時半には倉敷のラジオ番組にお声がけいただいていたので、それに間に合うように進むことが目標です。旅の時間が8時間というのは、いつも通りに行けば間に合うはず。でも、ハプニングがあったら遅れるなあという感覚です。佐伯市と臼杵市を巡っていきました。それでは振り返っていきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】

86/171
50.29%
訪れた旧市町村の数【979/2,094】
979/2094
46.75%
総計【1065/2,264】
1065/2264
47.04%

スーパーカブの総走行距離
26377km

旧弥生町→旧本匠村→旧直川村→旧宇目町→旧野津町→臼杵市、の6つ。

今日の旅先のこと
  • 旧弥生町へ。
    旧弥生町へ。
  • 温泉もあった。
    温泉もあった。
  • 鯉のぼりも。
    鯉のぼりも。
  • 自動販売機。
    自動販売機。
  • 奥には綺麗な山並み。
    奥には綺麗な山並み。
  • 弥生振興局。
    弥生振興局。
  • 家と花と。
    家と花と。
弥生町やよいまち(佐伯市)(1/6)
最初にやってきたのは、旧弥生町です。トンネルを抜けて、番匠川沿いに市街地が広がっていました。緩やかに山並みを背景に、落ち着いた雰囲気です。「道の駅 やよい」には温泉もあって、さすが温泉県。景色の綺麗な道路沿いで、自動販売機を補充するお兄さんがいて、景色も良いので、少し不思議な気持ちになりました。ここで利用する人がいるのだなあ、とか。大変なお仕事だよなあ、とか。

  • 旧本匠村へ。
    旧本匠村へ。
  • 番匠川と景色がいい。
    番匠川と景色がいい。
  • 本匠振興局。
    本匠振興局。
  • 市街地を散策。
    市街地を散策。
  • 歩く歩く。
    歩く歩く。
  • タイルだけど懐かしい。
    タイルだけど懐かしい。
  • かっこいいトンネル。
    かっこいいトンネル。
  • 大水車。直接見るとすごく大きかった。
    大水車。直接見るとすごく大きかった。
本匠村ほんじょうむら(佐伯市)(2/6)
次にやってきたのは、旧本匠村です。番匠川をより上流に進んだ先にあるまちで、自然の風景がさらに増して、流れるのは新緑の緑、黄色の菜の花と、走っていてとても気持ちがいい。また、「村」というのも印象的でした。大分県では現在、国東半島の東に浮かぶ、姫島村しか村がないはずなので、こうした土地にも村があったのだなあと。
また、市街地を散策したあと、大水車があるとのことで、さらに上流へ進んでいくと、ありましたありました。大きな水車はこれまでの旅でも出会ったことがあるので、どうだろうなあと思っていましたが、見た瞬間「でかっ…!」顎がクイっと動きました。「こりゃ、プチ観覧車ぐらいあるで」と独り言。とても立派でした。

  • 旧直川村へ。
    旧直川村へ。
  • 大きくドーンと。
    大きくドーンと。
  • 散髪屋さんを発見。
    散髪屋さんを発見。
  • 直川振興局。
    直川振興局。
  • カブトムシだ!
    カブトムシだ!
  • 瓦屋根もかっこいい。
    瓦屋根もかっこいい。
  • 幻の果物「ポポー」のソフトクリームを食べてみよう。
    幻の果物「ポポー」のソフトクリームを食べてみよう。
  • 酸っぱさと甘さ、どっちも駆け抜けていく!
    酸っぱさと甘さ、どっちも駆け抜けていく!
直川村なおかわそん(佐伯市)(3/6)
今度は旧直川村へ向かいます。こちらも静かな町並みで、久留須川という川沿いに、市街地が広がっていました。大きなカブトムシのモニュメントがあるとのことで、それもしっかりチェック。確かに堂々たるカブトムシが、交差点に一匹とまっていました。「かぶとむしの湯」が近くにあるそうです。また、「直川まるごと市場」にふと入ってみたら、ソフトクリームが美味しそうで(すでに暑かったのです)、どんな味があるかなあと見たときに、見慣れない「ポポー」という文字を発見。「ポポーってなんですか?」と聞く前に、「幻の果物」という言葉を見つけて、迷わず注文してみました。見た目はマンゴーみたいな黄色。バニラソフトにポポーがのった状態で食べて、わあ! 酸味と甘みが同時に香ってきました。君がポポーですか! まさに爽やかな春
風のよう。感じたことのないお味でした。

  • 宇目振興局を通過。
    宇目振興局を通過。
  • トンネルに、唄げんかの絵が。
    トンネルに、唄げんかの絵が。
  • 道の駅 宇目へやってきました。
    道の駅 宇目へやってきました。
  • 唄げんか大橋。
    唄げんか大橋。
  • 立派な橋だ。
    立派な橋だ。
  • のびやかな風景。
    のびやかな風景。
  • 交差点「ととろ入口」
    交差点「ととろ入口」
  • 左折ですね。
    左折ですね。
  • ついた!
    ついた!
  • みんなやっほー!
    みんなやっほー!
  • 周辺はとても穏やかな集落でした。
    周辺はとても穏やかな集落でした。
  • 小さな橋を渡って、
    小さな橋を渡って、
  • ネコバスもいました。
    ネコバスもいました。
  • るんるん。
    るんるん。
宇目町うめまち佐伯市(4/6)
今度は旧宇目町を目指します。まずは「道の駅 宇目」まで向かったのですが、いつの間にか県境付近まで来ていることにもびっくり。道の駅のそばには「唄げんか大橋」という立派な橋が架かっていました。唄げんかは宇目の民謡みたいですね。そして、「トトロのバス停」という言葉に惹かれて、そのスポットにも訪れました。入口の交差点の標識も、「ととろ入口」とあるので、広く浸透しているようです。豊かな里山の小さな集落が広がり、馴染むようにバス停やネコバスが確かにありました。ミーハー心ですが、嬉しくなっちゃいますよね。

  • 吉四六の里。
    吉四六の里。
  • 吉四六さんだ!かわいいね。
    吉四六さんだ!かわいいね。
  • 市街地へ。
    市街地へ。
  • バスがやってきた。
    バスがやってきた。
  • 街灯にも壁にも、吉四六さん。
    街灯にも壁にも、吉四六さん。
  • 街らしさを感じる。
    街らしさを感じる。
  • お疲れさまです。
    お疲れさまです。
  • スーパーの前にて。
    スーパーの前にて。
野津町のつまち(臼杵市)(5/6)
旧宇目町から30kmほど移動して、臼杵市の旧野津町を目指します。途中は豊後大野市を通過しました。豊後大野市も巡りたいところですが、明日、あらためての予定です。そして、ようやく旧野津町に入ったのですが、
吉四六人形というのを見るために、ルートもやや大回りで進みました。吉四六きっちょむさんは、大分県中南部で伝承されている民話の主人公とのこと。お人形はかなり可愛らしいマスコットの表情でした。さらに、市街地を散策する中でも、あちこちで吉四六さんのデザインがあったので、まさに吉四六さんのまちなのだなあと思います。「吉四六ランド」という公園もあります(行けばよかった!)。

  • 臼杵石仏へ。
    臼杵石仏へ。
  • 屋根に守られていつつ、雰囲気があった。
    屋根に守られていつつ、雰囲気があった。
  • 大きい。生で見るとやっぱり圧倒されます。
    大きい。生で見るとやっぱり圧倒されます。
  • この像も大きかった。
    この像も大きかった。
  • 1000年もの年月が経っているであろうことを思うと、やっぱりすごい。
    1000年もの年月が経っているであろうことを思うと、やっぱりすごい。
  • 撮ったり、手を合わせたり。
    撮ったり、手を合わせたり。
  • 敷地の外には芝桜もあった。
    敷地の外には芝桜もあった。
  • 市街地へ。二王座歴史の道へ向かう。
    市街地へ。二王座歴史の道へ向かう。
  • 雰囲気が懐かしい。
    雰囲気が懐かしい。
  • 素朴ですよね。
    素朴ですよね。
  • 臼杵石仏かな。そうだと思う。
    臼杵石仏かな。そうだと思う。
  • 細かったり、坂だったり。
    細かったり、坂だったり。
  • いい雰囲気だなあ。
    いい雰囲気だなあ。
  • 歩いていて楽しかった。
    歩いていて楽しかった。
  • 臼杵は歴史あるまちだと、しみじみ。
    臼杵は歴史あるまちだと、しみじみ。
 
臼杵市(6/6)
最後にやってきたのは、臼杵市街地です。まずは国宝臼杵石仏へ訪れました。入場料を支払い、どんな石仏なのだろうとあまり知識のない状態だったのですが、訪れてみて、なるほどと。磨崖仏と呼ばれる巨岩に彫られた大仏群で、これがまた大きいし、エネルギーを発しているようで。いや、正直に言えば、エネルギーを発してるのかは分かりません。ただ、平安時代後期から鎌倉時代にかけて、この石仏を彫った人たちがいて、それを崇拝した人たちがいて、それが今も残っている。という時間の長さが目に見えない圧になって、何かを発しているように感じるのかなあと思います。大仏は声を発しませんが、声が出ているような迫力でした。
その後、臼杵市歴史資料館を訪れて、二王座歴史の道を歩いてみました。歴史の道は臼杵城跡からも比較的近く、細い路地や白壁の町並みと、昔ながらの城下町の面影が残っていました。二王座歴史の道は、ポスターを見て気づいたんですよね。元々は前回の旅と同じく、臼杵城跡へ行ってみようと思っていましたが、ほかにもこうした場所があったのだなあと。

というわけで、今日の散策はここまで。無事に時間通りに宿について、ラジオにも電話で出演させてもらいました。生放送の番組でしたが、生放送ってつくづくすごいなあと思います。そのあと、大分に来て初めての温泉にも入って。いやあ、大分で温泉に入るっていうことそのものに、喜びを感じます。ただ、体は軽くなりましたが、体力ゲージが回復するというより、より眠くなるという感じで。ぐっすり休ませてもらいました。

本日のひとこと
ヤマト運輸で荷物の受け取りもしました。たまに営業所止めでお世話になっているんですが、到着日と、到着先を合わせるのがけっこうむずかしくて、神経を使います。今回はバッチリ上手くいった。

旅を応援してくださる方へ

「どこで暮らしても」の商品ページに飛びます。

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら

(終わり。次回へ続きます)

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

RECENT ARTICLES

瀬戸内海が見えてきた。美祢市から山口市の小さなまちへ。【旧市町村一周の旅(山口県|5月13日―403日目)】

瀬戸内海が見えてきた。美祢市から山口市の小さなまちへ。【旧市町村一周の旅(山口県|5月13日―403日目)】

昨日の前線が抜けて、朝はまだ曇り空が広がっていましたが、雨の心配はもう無さそう。今日は美祢市から、山陽小野田市や宇部市を通り、山口市へ向かっていきます。午後には晴れてきて、眩しい瀬戸内海にも出合いました。それでは振り返っ...
舞台は山口県へ。下関市に広がる海と里を巡ろう。【旧市町村一周の旅(山口県|5月10日―400日目)】

舞台は山口県へ。下関市に広がる海と里を巡ろう。【旧市町村一周の旅(山口県|5月10日―400日目)】

いよいよ舞台は中国地方の山口県へ。ここから、どのように中国地方を巡っていくか、正直かなり迷っていますが、山口県は一度にすべての旧市町村を巡れたら、と思っています。まずは関門トンネルをくぐり、下関市へ入りました。それでは振...
大分県と九州本土最後の旅。国東半島を駆け抜けよう。【旧市町村一周の旅(大分県|5月9日―399日目)】

大分県と九州本土最後の旅。国東半島を駆け抜けよう。【旧市町村一周の旅(大分県|5月9日―399日目)】

いよいよ、九州地方の旅も最後になりました。奄美大島と沖縄県が残っているため、完全なラストではありませんが、今回の旅において、九州地方で訪れたまちは400を超えます。ひとつずつ、訪れていった結果なので、こうして旅を進められ...
4年ぶりの再会もあり。宇佐・国東半島の山あいを進みながら。【旧市町村一周の旅(大分県|5月7日―397日目)】

4年ぶりの再会もあり。宇佐・国東半島の山あいを進みながら。【旧市町村一周の旅(大分県|5月7日―397日目)】

GWの明けた朝、6時半の電車で地元の倉敷市を発ちます。中高生もたくさん乗っていて、みんな朝早くて偉いなあと。その後、9時半には中津駅へ到着し、旅を再開しました。大分県で残っている地域は、およそ国東半島です。今回は宇佐市の...

Follow me