ふるさとの手帖

市町村一周の旅

飫肥城に魅せられ、宮崎の海と山を進もう。【旧市町村一周の旅(宮崎県|4月11日―371日目)】

飫肥城に魅せられ、宮崎の海と山を進もう。【旧市町村一周の旅(宮崎県|4月11日―371日目)】

都城市から、約60kmの移動スタートです。あまり予想していませんでしたが、途中の山道から雨が降ってきました。降り始めると、「うごぉ」みたいな声が出て、前傾姿勢に拍車がかかり、カブに乗っている体勢が雨フォルムになります。それでは、そのままがんばって進みましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】

86/171
50.29%
訪れた旧市町村の数【956/2,094】
956/2094
45.42%
総計【1042/2,264】
1042/2264
46.02%

スーパーカブの総走行距離
25750km

日南市→旧南郷町→旧北郷町→旧田野町→旧清武町、の5つ。

今日の旅先のこと
  • 偽物のカブトムシ。
    偽物のカブトムシ。
  • 飫肥城跡へ。
    飫肥城跡へ。
  • 立派な庭だなあ。
    立派な庭だなあ。
  • 雰囲気が良い。
    雰囲気が良い。
  • 城跡も歩く。
    城跡も歩く。
  • 門から。
    門から。
  • 洗練された城下町だ。
    洗練された城下町だ。
  • 飫肥、の文字が潔い。
    飫肥、の文字が潔い。
  • 旧飯田医院。
    旧飯田医院。
  • 錦鯉もいた。
    錦鯉もいた。
  • 丸ポストと。
    丸ポストと。
  • 日南市役所。
    日南市役所。
  • 日南駅前で、伊東マンショだ!と思いました。九州を巡っていて、キリシタンとして何度か登場しました。
    日南駅前で、伊東マンショだ!と思いました。九州を巡っていて、キリシタンとして何度か登場しました。
  • 鵜戸神宮へ。
    鵜戸神宮へ。
  • 歩いていく。
    歩いていく。
  • 鵜戸神宮。やっぱりすごいところにありますよね。
    鵜戸神宮。やっぱりすごいところにありますよね。
  • 洞窟内から。
    洞窟内から。
  • 非常に荒れていました。
    非常に荒れていました。
日南市(1/5)
元々、先に旧南郷町へ向かう予定で進んでいきましたが、都城市から東へ進んで日南市へ入り、旧南郷町方面へ向かう手前のところで、すでに飫肥城跡が近かったので、先に城跡へ訪れることにしました。飫肥城跡は初めての訪問でしたが、城周辺の城下町と合わせて、今まで出会った中でもトップレベルにかっこいいと感じました。いや、比較する必要はないんですが、城下町の町割りが非常に整っていて、いい雰囲気が残っているなあと。小雨でどんよりしていた空模様も、関係ないぐらい。飫肥藩は伊東氏の所領で、かなり長く、島津氏と争っていたみたいです。そっかー、こりゃたいへんだっただろうなあって。島津氏ということは、薩摩藩ってことですから。
その後、旧南郷町を巡ったあとに、鵜戸神宮にも訪れました。さすが、全国各地から車も集まっていて、御神前では神職さんが演奏(の練習?)もしていて、洞窟に良い光が差し込むし、映画のワンシーンにいるみたいで。でも、外波はものすんごい荒れっぷりでした。

  • 南郷駅。Lionsの文字が目立つ。
    南郷駅。Lionsの文字が目立つ。
  • 青い郵便ポストだ。
    青い郵便ポストだ。
  • 市街地を歩く。
    市街地を歩く。
  • たんぽぽ。
    たんぽぽ。
  • 飫肥杉。
    飫肥杉。
  • 明月堂さんで、お土産を買った。
    明月堂さんで、お土産を買った。
  • チーズ饅頭を買った。
    チーズ饅頭を買った。
  • 目井津港へ。
    目井津港へ。
  • 漁港かなあ。
    漁港かなあ。
  • 港町の建物を感じる。
    港町の建物を感じる。
  • 南漁。
    南漁。
  • イワシの串団子。
    イワシの串団子。
  • 鰹のフライ。
    鰹のフライ。

 

南郷町なんごうちょう(日南市)(2/5)
旧南郷町では、南郷駅へ訪れてみたのですが、駅舎に葛飾北斎のような波が描かれているのと合わせて、大きく青色で「Lions」の文字があり、「西武ライオンズだ!」と。調べてみると、西武の春季キャンプ地が「南郷スタジアム」なんですね。西武は遅いキャンプ入りだなあぐらいに思っていて、宮崎でキャンプしているというざっくりした認識だったので、南郷という土地はノーマークでした。駅前の郵便ポストが「青色」で、青色の郵便ポストって旅の中でも初めて見たんじゃないかというぐらいですから、西武カラーに染まっているんだなあと!
その後、「港の駅めいつ」にも訪れました。鰹の一大産地とのことで、すでにお昼の時間だったので、「よし、今日のランチは鰹だ!やったー!」と意気揚々だったのですが、食事処がまさかの8組待ちで断念。人気なんだなあ。人気って、良いことだよ。代わりにお店で売ってたイワシ串団子(150円)と鰹のフライ(100円)をひとつずつ買いました。でもね、イワシも鰹も、すんごく美味しかったです。

  • 旧北郷町。
    旧北郷町。
  • 落ち着いた雰囲気。
    落ち着いた雰囲気。
  • 北郷駅。木って感じ。
    北郷駅。木って感じ。
  • 雨も降ったり止んだり。
    雨も降ったり止んだり。
  • 暮らしは続く。
    暮らしは続く。
  • パンダだ。
    パンダだ。
北郷町きたごうちょう(日南市)(3/5)
鵜戸神宮を訪れたあと、そのまま海を北上していけば宮崎市街地ですが、一度Uターンして、旧北郷町へ向かいました。落ち着いた山並みの中にまちが広がり、駅や道の駅も近くて、市街地は集約されている感じ。小盆地なのかなあとも思いました。日南市は旧南郷町と旧北郷町が、それぞれ合併したのだなあと思うと、なるほどと感じさせられますよね。

  • 旧田野町へ。
    旧田野町へ。
  • 歩道橋からこんにちは。
    歩道橋からこんにちは。
  • 瓦がかっこいい。
    瓦がかっこいい。
  • 田野支所。
    田野支所。
  • えんどう豆かな。
    えんどう豆かな。
  • 散策しつつ。
    散策しつつ。
  • グラウンド。
    グラウンド。
  • ニンニク畑があった。
    ニンニク畑があった。
田野町たのちょう(宮崎市)(4/5)
旧北郷町から山を越えて、旧田野町を目指しました。隣町なので、そんなにしんどくないだろうと思っていたら、峠が
雨で寒いし、距離もけっこうあって体力を消耗しました。それで峠をようやく越して、旧田野町のまちが見えてくる頃には、雨も止んで。振り返ると怪しい雲だったので、山は雨が降りやすいのだと思います。旧田野町からは里山の雰囲気を感じました。「日本一の干し大根」という場所があるみたいで、一応行ってみたものの、時期が違うので看板らしいものもなく、代わりにニンニク畑を見つけました。しっかりニンニクの匂いがして、畑でもニンニクってわかるんだなあと。

  • 安井息軒記念館へ。常設展は撮影禁止で、奥の企画展は撮影可能だった。
    安井息軒記念館へ。常設展は撮影禁止で、奥の企画展は撮影可能だった。
  • いろんな作品があります。
    いろんな作品があります。
  • 息軒の旧宅。
    息軒の旧宅。
  • 素朴な感じ。
    素朴な感じ。
  • まちなみも見た。
    まちなみも見た。
  • 清武総合支所。
    清武総合支所。
  • 特産はパパイアだって。
    特産はパパイアだって。
  • オリックスだ!清武は、オリックスの春季キャンプ地でした。
    オリックスだ!清武は、オリックスの春季キャンプ地でした。
  • かなり街になってきたなあと。
    かなり街になってきたなあと。
  • マンションも増えてきた。
    マンションも増えてきた。
  • 宮崎の子どもたちは元気だ。
    宮崎の子どもたちは元気だ。
清武町きよたけちょう(宮崎市)(5/5)
最後にやってきたのは、旧清武町です。まずは安井息軒やすいそっけん旧宅と記念館を訪れました。恥ずかしながら、毎度の知識不足で、安井息軒のことは今まで知りませんでした。ちなみに、どうやって調べてるの? っていう話は、旧清武町の範囲で検索をしているときに安井息軒旧宅が出てきて、あっ…この方は偉人だ…旧宅がある…これは行った方がいいな…みたいな感じです。この時点で、どんな人物かまではだいたい調べてなくて、現場で展示を読んで初めて知ることの方が多いです。フィールドワーク型ですみません。
そして、記念館で展示を見ていくと安井息軒は江戸時代の儒学者でした。残っている言葉から、気持ちの強さがバンバン伝わってくるので、すげえなあと思うことはいっぱいありましたが、奥様の「安井夫人」に関する映像(アニメーション)があって、それも観てみました。ご夫人は息軒の13歳も年下で、清らかな夢を夫に託して生きたに違いないと。森鴎外が残した「安井夫人」という小説のモチーフでした。安井息軒も夫人も、こういう人物がいたのだなあと知れるのが、旅の大きな喜びだよなあと、つくづく思った時間でした。
その後、清武総合支所の周辺も散策しています。すでに宮崎市ですし、マンションも増えてきて、街が大きくなってきたなあと。
 

というわけで、今日の散策はここまで。やっぱり、旧市町村という単位で巡ってみて初めて知ることが毎回あるので、それはすごくありがたいことだなあと、日々感じています。

本日のひとこと
今日は資料館などで2回、「学生ですか?」と聞かれました。いや、嬉しいのですが、もう27(歳)だもんなあって、それを考えさせられることが、切ないです。

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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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