都城市から、約60kmの移動スタートです。あまり予想していませんでしたが、途中の山道から雨が降ってきました。降り始めると、「うごぉ」みたいな声が出て、前傾姿勢に拍車がかかり、カブに乗っている体勢が雨フォルムになります。それでは、そのままがんばって進みましょう。
今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】
訪れた旧市町村の数【956/2,094】 総計【1042/2,264】スーパーカブの総走行距離
25750km
今日の旅先のこと
日南市(1/5)
元々、先に旧南郷町へ向かう予定で進んでいきましたが、都城市から東へ進んで日南市へ入り、旧南郷町方面へ向かう手前のところで、すでに飫肥城跡が近かったので、先に城跡へ訪れることにしました。飫肥城跡は初めての訪問でしたが、城周辺の城下町と合わせて、今まで出会った中でもトップレベルにかっこいいと感じました。いや、比較する必要はないんですが、城下町の町割りが非常に整っていて、いい雰囲気が残っているなあと。小雨でどんよりしていた空模様も、関係ないぐらい。飫肥藩は伊東氏の所領で、かなり長く、島津氏と争っていたみたいです。そっかー、こりゃたいへんだっただろうなあって。島津氏ということは、薩摩藩ってことですから。
その後、旧南郷町を巡ったあとに、鵜戸神宮にも訪れました。さすが、全国各地から車も集まっていて、御神前では神職さんが演奏(の練習?)もしていて、洞窟に良い光が差し込むし、映画のワンシーンにいるみたいで。でも、外波はものすんごい荒れっぷりでした。
元々、先に旧南郷町へ向かう予定で進んでいきましたが、都城市から東へ進んで日南市へ入り、旧南郷町方面へ向かう手前のところで、すでに飫肥城跡が近かったので、先に城跡へ訪れることにしました。飫肥城跡は初めての訪問でしたが、城周辺の城下町と合わせて、今まで出会った中でもトップレベルにかっこいいと感じました。いや、比較する必要はないんですが、城下町の町割りが非常に整っていて、いい雰囲気が残っているなあと。小雨でどんよりしていた空模様も、関係ないぐらい。飫肥藩は伊東氏の所領で、かなり長く、島津氏と争っていたみたいです。そっかー、こりゃたいへんだっただろうなあって。島津氏ということは、薩摩藩ってことですから。
その後、旧南郷町を巡ったあとに、鵜戸神宮にも訪れました。さすが、全国各地から車も集まっていて、御神前では神職さんが演奏(の練習?)もしていて、洞窟に良い光が差し込むし、映画のワンシーンにいるみたいで。でも、外波はものすんごい荒れっぷりでした。
旧南郷町(日南市)(2/5)
旧南郷町では、南郷駅へ訪れてみたのですが、駅舎に葛飾北斎のような波が描かれているのと合わせて、大きく青色で「Lions」の文字があり、「西武ライオンズだ!」と。調べてみると、西武の春季キャンプ地が「南郷スタジアム」なんですね。西武は遅いキャンプ入りだなあぐらいに思っていて、宮崎でキャンプしているというざっくりした認識だったので、南郷という土地はノーマークでした。駅前の郵便ポストが「青色」で、青色の郵便ポストって旅の中でも初めて見たんじゃないかというぐらいですから、西武カラーに染まっているんだなあと!
その後、「港の駅めいつ」にも訪れました。鰹の一大産地とのことで、すでにお昼の時間だったので、「よし、今日のランチは鰹だ!やったー!」と意気揚々だったのですが、食事処がまさかの8組待ちで断念。人気なんだなあ。人気って、良いことだよ。代わりにお店で売ってたイワシ串団子(150円)と鰹のフライ(100円)をひとつずつ買いました。でもね、イワシも鰹も、すんごく美味しかったです。
旧南郷町では、南郷駅へ訪れてみたのですが、駅舎に葛飾北斎のような波が描かれているのと合わせて、大きく青色で「Lions」の文字があり、「西武ライオンズだ!」と。調べてみると、西武の春季キャンプ地が「南郷スタジアム」なんですね。西武は遅いキャンプ入りだなあぐらいに思っていて、宮崎でキャンプしているというざっくりした認識だったので、南郷という土地はノーマークでした。駅前の郵便ポストが「青色」で、青色の郵便ポストって旅の中でも初めて見たんじゃないかというぐらいですから、西武カラーに染まっているんだなあと!
その後、「港の駅めいつ」にも訪れました。鰹の一大産地とのことで、すでにお昼の時間だったので、「よし、今日のランチは鰹だ!やったー!」と意気揚々だったのですが、食事処がまさかの8組待ちで断念。人気なんだなあ。人気って、良いことだよ。代わりにお店で売ってたイワシ串団子(150円)と鰹のフライ(100円)をひとつずつ買いました。でもね、イワシも鰹も、すんごく美味しかったです。
旧北郷町(日南市)(3/5)
鵜戸神宮を訪れたあと、そのまま海を北上していけば宮崎市街地ですが、一度Uターンして、旧北郷町へ向かいました。落ち着いた山並みの中にまちが広がり、駅や道の駅も近くて、市街地は集約されている感じ。小盆地なのかなあとも思いました。日南市は旧南郷町と旧北郷町が、それぞれ合併したのだなあと思うと、なるほどと感じさせられますよね。
鵜戸神宮を訪れたあと、そのまま海を北上していけば宮崎市街地ですが、一度Uターンして、旧北郷町へ向かいました。落ち着いた山並みの中にまちが広がり、駅や道の駅も近くて、市街地は集約されている感じ。小盆地なのかなあとも思いました。日南市は旧南郷町と旧北郷町が、それぞれ合併したのだなあと思うと、なるほどと感じさせられますよね。
旧田野町(宮崎市)(4/5)
旧北郷町から山を越えて、旧田野町を目指しました。隣町なので、そんなにしんどくないだろうと思っていたら、峠が雨で寒いし、距離もけっこうあって体力を消耗しました。それで峠をようやく越して、旧田野町のまちが見えてくる頃には、雨も止んで。振り返ると怪しい雲だったので、山は雨が降りやすいのだと思います。旧田野町からは里山の雰囲気を感じました。「日本一の干し大根」という場所があるみたいで、一応行ってみたものの、時期が違うので看板らしいものもなく、代わりにニンニク畑を見つけました。しっかりニンニクの匂いがして、畑でもニンニクってわかるんだなあと。
旧北郷町から山を越えて、旧田野町を目指しました。隣町なので、そんなにしんどくないだろうと思っていたら、峠が雨で寒いし、距離もけっこうあって体力を消耗しました。それで峠をようやく越して、旧田野町のまちが見えてくる頃には、雨も止んで。振り返ると怪しい雲だったので、山は雨が降りやすいのだと思います。旧田野町からは里山の雰囲気を感じました。「日本一の干し大根」という場所があるみたいで、一応行ってみたものの、時期が違うので看板らしいものもなく、代わりにニンニク畑を見つけました。しっかりニンニクの匂いがして、畑でもニンニクってわかるんだなあと。
旧清武町(宮崎市)(5/5)
最後にやってきたのは、旧清武町です。まずは安井息軒旧宅と記念館を訪れました。恥ずかしながら、毎度の知識不足で、安井息軒のことは今まで知りませんでした。ちなみに、どうやって調べてるの? っていう話は、旧清武町の範囲で検索をしているときに安井息軒旧宅が出てきて、あっ…この方は偉人だ…旧宅がある…これは行った方がいいな…みたいな感じです。この時点で、どんな人物かまではだいたい調べてなくて、現場で展示を読んで初めて知ることの方が多いです。フィールドワーク型ですみません。
そして、記念館で展示を見ていくと安井息軒は江戸時代の儒学者でした。残っている言葉から、気持ちの強さがバンバン伝わってくるので、すげえなあと思うことはいっぱいありましたが、奥様の「安井夫人」に関する映像(アニメーション)があって、それも観てみました。ご夫人は息軒の13歳も年下で、清らかな夢を夫に託して生きたに違いないと。森鴎外が残した「安井夫人」という小説のモチーフでした。安井息軒も夫人も、こういう人物がいたのだなあと知れるのが、旅の大きな喜びだよなあと、つくづく思った時間でした。
その後、清武総合支所の周辺も散策しています。すでに宮崎市ですし、マンションも増えてきて、街が大きくなってきたなあと。
最後にやってきたのは、旧清武町です。まずは安井息軒旧宅と記念館を訪れました。恥ずかしながら、毎度の知識不足で、安井息軒のことは今まで知りませんでした。ちなみに、どうやって調べてるの? っていう話は、旧清武町の範囲で検索をしているときに安井息軒旧宅が出てきて、あっ…この方は偉人だ…旧宅がある…これは行った方がいいな…みたいな感じです。この時点で、どんな人物かまではだいたい調べてなくて、現場で展示を読んで初めて知ることの方が多いです。フィールドワーク型ですみません。
そして、記念館で展示を見ていくと安井息軒は江戸時代の儒学者でした。残っている言葉から、気持ちの強さがバンバン伝わってくるので、すげえなあと思うことはいっぱいありましたが、奥様の「安井夫人」に関する映像(アニメーション)があって、それも観てみました。ご夫人は息軒の13歳も年下で、清らかな夢を夫に託して生きたに違いないと。森鴎外が残した「安井夫人」という小説のモチーフでした。安井息軒も夫人も、こういう人物がいたのだなあと知れるのが、旅の大きな喜びだよなあと、つくづく思った時間でした。
その後、清武総合支所の周辺も散策しています。すでに宮崎市ですし、マンションも増えてきて、街が大きくなってきたなあと。
というわけで、今日の散策はここまで。やっぱり、旧市町村という単位で巡ってみて初めて知ることが毎回あるので、それはすごくありがたいことだなあと、日々感じています。
本日のひとこと
今日は資料館などで2回、「学生ですか?」と聞かれました。いや、嬉しいのですが、もう27(歳)だもんなあって、それを考えさせられることが、切ないです。
今日は資料館などで2回、「学生ですか?」と聞かれました。いや、嬉しいのですが、もう27(歳)だもんなあって、それを考えさせられることが、切ないです。
旅を応援してくださる方へ
今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)
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