ふるさとの手帖

市町村一周の旅

燕と三条のまちへ。【旧市町村一周の旅(新潟県|10月29日―206日目)】

燕と三条のまちへ。【旧市町村一周の旅(新潟県|10月29日―206日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【67/175】

67/175
37.71%
訪れた旧市町村の数【592/2,093】
592/2093
28.28%
総計【659/2,268】
659/2268
29.06%

スーパーカブの総走行距離
17503km

旧分水町→旧吉田町→燕市→旧下田村→旧栄町→三条市、の6つ。

燕と三条のまちへ。(2023年10月29日(日)―206日目)

新潟県の旅も後半に差し掛かってきました。中2日、旅が空きましたが、1日は燕三条 工場の祭典にあたって工場を訪れたり、ものづくりメッセのブースを見たり。もう1日はパソコンの修理で東京まで行ってきました。佐渡島でパソコンの液晶が完全につかなくなってしまったんですね。それで新潟で修理するよりも、東京の方が良いという判断でした。
 
そして、しばらくの間、燕市の『ゲストハウス トライアングル』さんに滞在していましたが、オーナーのぬまっちさんにとてもお世話になりました。先週末に開幕した日本シリーズのパブリックビューイングに混ぜてもらったり、工場へ連れていっていただいたり。ゲストハウスの出会いに久しぶりに触れさせていただいた気持ちです。
 
それでは、撮った日が違う写真もありますが、地域ごとに振り返っていきましょう。

旧分水町(燕市)

肌寒い朝でした。小雨が降っていて、合羽を着ての出発です。最初にやって来たのは、旧分水町。「信濃川大河津資料館」を訪れます。ここでは大河津分水の展示を見ることができました。大河津分水は、信濃川の水量をコントロールするためにつくられた水路で、日本海まで通じている。ものすごい規模の工事で、携わった人数は1000万人にのぼると。人工的につくられた水路だと意識しなければ、ごく自然な川に見える姿でした。いやあ、すごい。

もうひとつ、国上寺も訪れました。ある程度坂道を登った先に駐車場があり、そこからまた歩いて境内まで上がります。本堂の壁面に大きな絵があって、若い方たちを中心に掃除していました。

旧分水町へ。

奥の流れが大河津分水。

国上寺。

旧吉田町(燕市)

弥彦村役場と弥彦神社の大鳥居を抜けて、次にやって来たのは旧吉田町です。雨脚がつよくなってきたので、吉田駅で少し雨宿り。道中は工場の看板も多く見かけましたし、駅の周辺には商店街が並んでいて、ひとつのまちがここにあることを感じさせます。雨に降られつつも、まちを散策しました。

吉田駅。

レンガづくりの香林堂さん。

燕市

燕市の記録です。日曜日はトライアングルさんも立地する通りで、「ツバメルシェ」が開かれていました。ツバメとマルシェを掛けた言葉ですね。ハロウィンも近くて、仮装している子どもたちもたくさんいます。とっても可愛かったなあ。ぼくはほとんど知り合いがいない状態で歩いてますが、地元の方たち同士で「久しぶり!」だとか「元気?」だとか、コミュニケーションがあちこちで発生していて、それもまたいいなあと。

燕市でほかに撮った写真は、燕駅前や燕三条ものづくりメッセの会場などなど。燕三条ものづくりメッセでは、加藤順彦さんとお会いすることができました。加藤さんは長く燕三条のまちづくりに携わっていらっしゃると。まちに関する思いもお話も、伺えてすごく嬉しかったです。

ツバメルシェ。

燕市に来た初日に、ラーメン屋さん。
ものづくりメッセでは、企業ブースがずらり。加藤順彦さんに案内していただきました。

燕三条駅内にある、JRE LOCAL HUB。
燕三条の特色を活用したコワーキングスペースです。ベルトコンベアで区切られたスペース。
加藤さん、ありがとうございました!
夜の燕駅。

トライアングルさんで、日本シリーズ観戦。
トライアングルさんのパスタもすごく美味しかった。
ゲストハウス トライアングルさん。
ぬまっちさん、たくさんありがとうございました!

旧下田村(三条市)

旧下田村は2019年にお伺いしたことのある場所です。下田で活動をされていらっしゃる方々とご縁があったのですが、今回「工場の祭典」で再会することができました。後日また下田へ訪れる機会もあるのですが、今日は下田郷資料館と、道の駅 漢学の里しただへ。

下田郷資料館は、受付の方がちょうどお昼ご飯を食べたタイミングだと思いますが、歯磨きをしていました。「2階が資料館なので、どうぞ勝手に見てくださいね〜」と笑顔。自由だなあと面白い。

下田郷資料館へ。
体育館と併設。

火焔型土器だ。
近くに史跡、五十嵐館跡。

道の駅へ。

諸橋轍次記念館。諸橋轍次は日本を代表する漢学者です。
諸橋轍次の座右の銘は、「行くに径に由らず」

大きな岩肌の八木ヶ鼻。

旧栄町(三条市)

次に訪れたのは、旧栄町です。しらさぎ森林公園と、栄庁舎付近を散策しました。公園は花菖蒲が数多く植えられているようで、今はお休み中でしたが、ピーク時は華やかな景色が広がるのではないでしょうか。栄庁舎の近くでは遠くで虹が出ていました。写真だとなかなか写りにくいんですけどね。

ちなみに、別の日にトライアングルのぬまっちさんに、諏訪田製作所さんへ連れて行っていただきました。爪切りでとっても有名な会社です。工場の祭典に問わず、オープンファクトリーになっていて、工場見学もできる。諏訪田製作所さんのオープンファクトリーは、工場の祭典の先駆けでもあったと。

しらさぎ森林公園へ。

虹だ。
栄庁舎。

諏訪田製作所さんへ。

ジャイアント馬場さんの愛車。馬場さんは三条市の名誉市民です。
金属製の盆栽。かっこいいなあ。
爪切りの切りやすさ、抜群でした。作業工程の動画も観たあとなので、すごい技術だなあと。

三条市

最後は三条市です。工場の祭典では、三条ものづくり学校や塩野谷縫製さんを訪れました。製品を直接見て触れて、工場を見学させてもらうと、商品の見え方がガラッと変わります。何より、作業に黙々と向き合う職人さんたちは、ほんとうにかっこいいです。学ぶべき姿勢がたくさんある。
 
五十嵐川沿いの商店街も散策しました。瀟洒な雰囲気で、すれ違う若者も多く感じる。小中高生というより、大学生から30歳くらいまでの若者です。いろんな人が、まちと関わりを持って過ごしているのかなあと思ったり。雨が降っていましたが、夕日も綺麗でした。
三条ものづくり学校。ものづくりの産業拠点を目指してつくられた施設。
いろんな会社が入ってる。
工場を巡ったりもしました。
塩野谷縫製さん。
実演していただいたとき。すごくかっこよかった。
職人さんから刺激をもらうばかり。
秋のスコアボード。
五十嵐川沿いの商店街。
日が沈みます。
五十嵐川。
すてきな古本屋さんもあった。

というわけで、今回の散策はここまで。燕市も三条市も、工場がたくさんあるまちです。まちと関わっている方々の話を伺っても、日本を支える地力がここにはあると、思うばかりでした。
 
本日のひとこと
下田地域の嵐渓荘というお宿の温泉、すごく行きたかった。一度行ったことがあって、すごくおすすめです。
(終わり。次回へ続きます)

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