今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【49/175】
訪れた旧市町村の数【398/2,093】 総計【447/2,268】スーパーカブの総走行距離
10400km
白神山地の青池と、青森と秋田の県境まで。(2023年8月12日(土)―128日目)
今日は深浦町と旧岩崎村(深浦町)の二つのまちを巡りました。数は少ないですが、元々遠いことはわかっていましたし、弘前市から実際に行って帰ってくるまで8時間ほど掛かったのでした。
深浦町
最初にやって来たのは深浦町。前回の旅では千畳敷と呼ばれる奇岩の海岸を訪れていた。ただ、千畳敷も深浦町だけれど、中心部はもっと日本海寄りの西側に位置していて、行ったことがなかった。だから今回は、そこまで絶対に行きたいと思っていた。
深浦の中心部に風待ち館という施設があった。気仙沼でもあった地名だ。風を待つのは帆船のことで、すなわち北前船を指す。深浦は北前船で栄えたまちなのだなあと、あらためて気付かされたのだった。
現代の地理的な見方だと、深浦町は青森市や弘前市からも遠くて、ちょっと不便に見えるけれど、江戸時代でいえば、北前船が何より貿易の要だったわけで、まちの賑わいも頷けるなあと。
旧岩崎村(深浦町)
次にやって来たのは旧岩崎村。最初に「青池」と呼ばれる観光名所を訪れた。白神山地の十二湖のひとつで、まだ行ったことがなかったのだ。
お盆なので、観光客もすごく多かった。そして、曇り空ながらも青池は、確かに青かった。深みのあるコバルトブルー。肉眼でもそう認識できた。北海道の“青い池”とも、山形県遊佐町の“丸池様”とも、違っていた。映像や写真では一緒に見えても、直接見て感じる印象は少しずつ違う。面白いものだ。
そのあと、青森県と秋田県の県境をギリギリ越えるところまで行った。もう、誰から聞いたのかも覚えていないけれど、「秋田と青森の、何もない県境を走るのが良いんだ」と誰かに言われて、それが長く耳に残っていたのだ。一瞬だけ秋田県に入って、まもなくUターンした。際立ったもののない景色、ひたすらに日本海が広がっている景色は、確かにぼくも好きだった。
というわけで、今日の散策はここまで。青森県の日本海側は、個人的にずっと気になっていた。だから今日走ることができただけでも、とても嬉しい1日だった。もちろん景色も唯一無二だ。
今日の気温は30度にも届いていなかったみたいで、確かに涼しかったです。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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