ふるさとの手帖

市町村一周の旅

青森県の旅へ。八戸を含む南部地方を巡ろう。【旧市町村一周の旅(青森県|116日目)】

青森県の旅へ。八戸を含む南部地方を巡ろう。【旧市町村一周の旅(青森県|116日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【49/175】

49/175
28.00%
訪れた旧市町村の数【377/2,093】
377/2093
18.01%
総計【426/2,268】
426/2268
18.78%

スーパーカブの総走行距離
9780km

八戸市→旧南郷村→南部町→旧名川町→旧福地村→旧下田町→旧百石町、の7つ。

2023年7月31日(月)青森県の旅へ。八戸を含む南部地方を巡ろう。(日本一周116日目)

岩手県の旅が無事に終わって、いよいよ青森県へやって来た。都道府県では11県目で、ちょっとずつ中盤が近づいているかもしれない。でも、全体の進捗率はまだ2割に満たないので、序盤だと思っておいた方が、気持ちのコントロールはしやすいかも。

今日は八戸市を起点に、南部町とおいらせ町を含む7つのまちを訪れた。海を見たのは最初の八戸市だけで、あとは緑豊かな地域も多かった。それでは振り返ってみよう。

八戸市

朝6時半に出発。朝は曇り空で、雨もぽつぽつ降り始めたけれど、レーダーを見て、これから向かう方向なら大丈夫だろうとそのまま行くことにした。「晴れていないこと」が久しぶりだったので、そこに新鮮さも感じられた。

八戸市では蕪島神社と葦毛崎展望台に向かった。市街地の東側に位置する太平洋沿いで、海と神社、展望台の景色もとても良かった。そして何より、道中の陸奥湊駅辺りですれ違った、朝の市場の風景に惹きつけられて、帰り道で立ち寄った。

細い道路沿いに魚屋や八百屋、花屋などが並んで、じいちゃんばあちゃんたちが元気よく会話している。

「懐かしい風景」に出会うことは、よくある。「昭和の頃、賑わっていたのだなあ」と感じられる建物などだ。ただ、ここは建物の雰囲気に加えて、地元の人たちがたくさんいた。人がいると、まちが生きている。まちが生きていると、過去のものではなく、地続きで繋がって見える。変わらない暮らしの中に自分がいるように感じられて、本気でタイムスリップしているような気持ちになった。

提灯が並んでいる。

蕪嶋神社。
まだ開いておらず階段の下にて。ウミネコがたくさん鳴いていた。
ストレーッチ。
葦毛崎展望台にて。

陸奥湊駅前にて。市場と通勤で賑やかだった。

海の薫りがたくさんした。
是川地区の田んぼにて。

旧南郷村(八戸市)

次にやって来たのは旧南郷村。峠を登り切ると、鷹の巣展望台があった。見下ろす先は島守盆地で、キャッチコピーは「屋根のない博物館」。まさにその通りで、この景色も抜群に良かった。

鷹の巣展望台と、島守盆地。
田んぼも綺麗だなあ。
道の駅にて。ヤッサイ。
南部ではずっとjazzがあるらしい。

屋外でもjazzが流れていて、スピーカーの下に立ちだけで心地良かった。ひとりミニジャズフェス。

南部町

次に訪れたのは、南部町。南部町、旧名川町、旧福地村が合併して、現在の南部町になっている。この辺りは南部藩の発祥の地だ。

新しい土地にやってくるとき、アメリカでは入植と言ったり、日本でも城があれば入城と表現したりするけれど、南部藩に関する記事を読んでいると、「入部」という表現があった。ちょっとだけ部活動みたいだね、って個人的に思った。

南部支所の役場。
もうすぐ6年。
南部藩や聖寿寺館に関する施設。

約500年ほど前、聖寿寺(しょうじゅじ)館は三戸南部氏が居城していた場所で、当時の北東北では、最大勢力として君臨していた。最近の発掘でも、豪華な装飾品などが出土しているという。

いろいろ出土している。

まだまだ発掘調査も続いている。
見えないけれど、聖寿寺館跡。

りんごだ!

旧名川町(南部町)

そして、次にやって来たのは旧名川町。「白華山法光寺」は、名久井岳東麓に鎮座する古刹だ。団体の観光バスが停まっていて、年配の方々が境内の中でご住職の説法を受けているようだった。

法光寺は県立公園内にある。
立派な風格。

へそのドクロみたいな彫りが気になる。
御本堂。
さらに、南部町役場辺りへ。

奥には名久井岳が聳えている。
南部町役場。

旧福地村(南部町)

次にやって来たのは、八戸市とも近い旧福地村。馬淵川沿いを下るとまもなく、ひらけた田園風景が目に入った。苫米地駅ではちょうど青い森鉄道もやって来て、この電車はまだ乗ったことがないなあと思いながら。

旧福地村へ。田園風景。
苫米地駅。

福地支所が、ジャックドオフィスというかっこいい名前だった。

旧下田町(おいらせ町)

そして、次にやって来たのは旧下田町。現在はおいらせ町である。「おいらせ」って十和田方面の渓流を想像するけれど、海に面しているおいらせ町もあるわけだ。もちろん、上流からずっと流れてきた「奥入瀬川」も、ここまで流れている。

下田駅周辺を歩く。

奥入瀬川だ。

役場に不思議なモニュメントがいた。
おいらせ町役場。

お店があったので入ってみたら、ラーメン屋さんだった。
地元の人たちしかいない感じが、好き。

旧百石町(おいらせ町)

そして、最後にやって来たのは旧百石町。「ももいし」と読む。調べていたときに、「日本一の自由の女神像」が目に入った。なんと、自由の女神がいるのか。行ってみると、賑やかな声がする。近づいていくと、それが英語だとわかった。やはりここはニューヨーク…! ではなかったが、アメリカ?の人たちが、大勢でダンシングしてた。真上には自由の女神だし、青森感は全然なくて、異国に来たようだった。

おいらせいちょう公園の池。

自由の女神だ。

ちなみにお台場の自由の女神よりも、8mぐらいこっちの方が大きいんだぜ。

ダンシングしてた。いいねー。

2026年、なるほど。
まちを歩いてみた。


というわけで、今日の散策はここまで。

岩手県から青森県にやって来て、印象が違うんだよなあと思う。山並み、まちなみ、家の雰囲気…。「青森にいる」という脳内モードだからというのも否めないけれど、それを除いても、「ああ、青森にいるなあ」と感じる何かが、ある、ような…。

本日のひとこと
14時過ぎから2時間ぐらい、えげつない台風みたいな風雨になった。かろうじてマクドナルドに間一髪、滑り込みました。
(終わり。次回へ続きます)

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