今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【44/175】
訪れた旧市町村の数【160/2,091】 総計【204/2,266】スーパーカブの総走行距離
4121km
目次
2023年5月19日(金)(日本一周43日目)
元々、今日雨が降ることを想定していなくて、しまったなあと思った。すでに明日まで宿を予約しているし、できればそのまま進みたい。だが、予報では10時には雨が降るらしく、合羽を着ての移動になることを覚悟した。しかし、結果的に、雨に濡れずに済んだ。カブも民宿の屋根付き駐車場に入れてもらえた。良かった。今は民宿の部屋で一人、雨の音を聞いている。
旧山武町(山武市)
2006.03.27成東町、蓮沼村、松尾町と合併。
今日は山武市、横芝光町、匝瑳市の3つの市町にあった旧市町村を巡っていく。最初に訪れたのは旧山武町。「町」のときは、「さんぶまち」と読んだが、現在は「さんむし」と読む。
公園を離れると、戸建の集合団地もあった。とはいえ、やはりまだ朝5時台だったので、少し早かったかな。
旧成東町(山武市)
2006.03.27山武町、蓮沼村、松尾町と合併。
次に訪れたのは、旧成東町。「なるとう」と読む。浪切不動院と、本須賀海水浴場へ。
下から見上げるだけでも立派だ。
同じタイミングで、ものすごく特殊そうな車がやって来て、どうやら撮影っぽかった。
以前見た、九十九里浜を思い出した。どんよりしていて、空と海と砂浜が似た色をしていて。
内心、すごくびっくりしたし、優雅に走る姿を遠目で見て、感動した。
旧蓮沼村(山武市)
2006.03.27成東町、山武町、松尾町と合併。
次は旧蓮沼村へ。蓮沼海浜公園と、道の駅オライ・はすぬまを訪れた。
蓮沼海浜公園はとっても横長で、おそらく数キロはある。さすが九十九里浜だ。
「ヤックスドラッグ」って今まで見たことがなかった。調べてみたら、千葉県を中心とするドラッグストアで、茨城県にもお店があるらしい。でも、2県だけなら、ローカルなお店だ。
海が近いけれど、道中は田んぼも広がっていた。多くの人の手で開墾されたのだなあ。
道の駅を訪れたとき、「前回の旅でも来たな」と思い出した。あの日は雨が降っていた気がする。みたいなことを、同じ場所に立つと思い出すのだ。
旧松尾町(山武市)
2006.03.27成東町、蓮沼村、山武町と合併。
山武市では最後になるのが、旧松尾町。松尾駅周辺と、金刀比羅神社へ訪れた。
金刀比羅神社は日本に結構あるはずだと思って調べてみたら、やっぱり色々ある。総本宮は香川の金刀比羅宮だ。
旧横芝町(横芝光町)
2006.03.27光町と合併。
そして、ここからは横芝光町へ。名前の通り、旧横芝町と、旧光町に分かれている。どちらの旧町も海側と内陸側を含んでいて、長細い地形だ。まずは旧横芝町へ。
蓮沼海浜公園ととても近かったので、そのときに寄ればよかったと思いながらやってきた。
旧光町(横芝光町)
2006.03.27横芝町と合併。
次に訪れたのは、旧光町。役場近くと、気になったまちなみの散策へ。
ここで写真を撮ったこと、覚えている。むしろ、撮った写真を見返していて、それが徐々に記憶になっていったような感覚だ。だから、懐かしかった。
シワと表情の柔らかいおじさんだった。
「俺の出身は香川だよ。ここ? 流れ着いて22年。旅は今のうちのやった方がいいさ。だって大変だろう?」
旅をやりな、と言われることは多い。でも、旅は大変だろう、と言われることは少ない。それを言えるのは、長い旅をしたことがある人だ。ここに来るまでに、おじさんはいろんな経験をしてるんじゃないかな。そう思えた。
旧八日市場市(匝瑳市)
2006.01.23野栄町と合併。
今度は匝瑳市にやって来た。実家のテレビで匝瑳市のニュースが流れたとき、父が「そうさしって読むんか」と驚いていた。ぼくもすごい読み方だなあ、と思う。ただ、元々は八日市場市(ようかいちばし)が存在していたってこともすごい。市場が市の名前だもんなあ。
今度は市街地から離れた、松山庭園美術館へ訪れた。芸術家・此木三紅大(コノキ・ミクオ)のアトリエを公開したもので、自然に包まれた穏やかな場所に佇んでいる。
本館に入ってすぐの部屋。心地よい曲がゆったり流れていて、椅子も机も飾られた絵も美しく、瀟洒な空間だった。
館内ではコーヒーを飲むこともできて、「ゆっくりお休みくださいね」と仰ってくださった。ここでコーヒーを飲んだら、もう立てなくなると思った。居心地が良くて。開館日は金土日が主なので、週末にゆっくりしたい方はぜひ。いい空間だったなあ。
旧野栄町(匝瑳市)
2006.01.23八日市場市と合併。
そして、旧野栄町で今日の散策は最後。野栄ふれあい公園と、野手浜海岸を訪れた。
友だちと一緒なら、滑りたいんだけどね。一人だから。
というわけで、数キロ離れた野手浜海岸へ移動した。
海岸線一帯はずっと九十九里浜なのだけれど、少しずつ景色は違うのであった。
今日の散策はここまで。このあと昼食を取って、そのまま民宿へ移動した。宿に着いた1時間後から、雨は本降りになったので、ぎりぎりセーフだ。ちょっと、民宿の魅力にも引き込まれつつある。高いところには泊まれないかもしれないけれど、宿の方と話せるのはとても楽しい。
個人経営のガソリンスタジオに入ったら、店員さんが寝ていたので、そのまま行くことにした。
(次回へ続く)
<旅を応援してくださる方々へ&関連ページ>
今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
旅についての心境を、日記形式で書いています。ブログにまとめきれなかったことも残せたらと思います。
旅お疲れ様です!
横芝光町出身の者なのですが、地元でもあまり行かない場所から、通い慣れた道まで、ボリュームたっぷりのレポートで楽しませていただきました!
まだまだゴールは先かと思いますが、お体や怪我に気をつけつつ、頑張って下さい!
みの様
ご返信が遅くなりました!!横芝光町のご出身なのですね。通い慣れた道もあるとのこと、嬉しいです。ありがとうございます!