ふるさとの手帖

市町村一周の旅

築地や新木場、最後は月島へ。海がそばにある暮らし。【23区駅一周|2022年6月】

築地や新木場、最後は月島へ。海がそばにある暮らし。【23区駅一周|2022年6月】

今日までの旅メーター

訪れた23区内の駅の数 【293/490】

293/490
59.8%
歩いた距離(目標2,000km)【827.7/2000】
827.7/2000
41.39%

新富町→築地→築地市場→勝どき→市場前→新豊洲→豊洲→東雲→辰巳→新木場→潮見→越中島→月島の13駅

築地や新木場、最後は月島へ。海がそばにある暮らし。

こんにちは、かつおです。23区駅一周の旅も後半戦になりました。今回は中央区や江東区の、海が近いまちを進みます。以前、この辺りを歩いたことがあったのですが、そのときには「広いな…」ということを感じまして、というのも、勝どきから東京ビッグサイトまで、歩いたわけです。それがまあ、遠かった。日本橋から飯田橋までぐらいの距離がありますから、当然です。ですから、今日も合計30kmほど歩きました。最後に辿りついた月島では、お知り合いの方にまちを案内していただきました。素敵な1日、それでは、行ってみましょう!

新富町

行程はぐるっと一周するような形なので、先に月島駅でロッカーに荷物を入れて、それから新富町へ。

新富町駅。

月島駅の隣が、有楽町線の新富町駅。銀座と築地が近いエリア。朝はまだ、曇り空。

昔からの建物もある。
道路と屋根。

中央区役所。存在感がある。

次の築地に向かって歩いているとき、女性が歩きながら転倒してしまって、それをぼくよりも前にいた男性が大丈夫ですかとすぐに駆け寄って手を差し伸べた。ぼくは何も出来なかったけれど、もしぼくが前方を歩いていたら、そうありたいと思った。

築地駅

次は築地駅へ向かう。

築地本願寺のことを、知らなかった。

最初は何の建物かも分からず、お寺だと知って、圧倒された。

築地駅。
築地本願寺。
参拝もした。

中では朝の勤行の時間で、お坊さんが5、6人一緒に、お経をあげていた。声が重なり、地響きのような迫力があって、ざあっと鳥肌が流れた。手前には椅子があって、一緒に参拝している方も20人足らずいた。ぼくはこういう日常が築地にあることをまるで知らなかった。ほんとうに驚いた。

築地市場駅

築地駅と築地市場駅の間に、観光客にも開かれた場外市場がある。訪れるのは初めてだった。

波除神社。参拝しよう。
迫力ある。

もう少し、市場を歩いてみる。

築地市場駅。
駅前は広く工事をしていた。

では、勝鬨橋を渡って、次の駅へ。
勝どき駅

勝鬨(かちどき)駅を目指す。勝鬨とは、戦いに勝利した際にあげる歓喜の雄叫びであって、日露戦争に勝利した後に出来た船の渡し場が「勝鬨の渡し」と名付けられたことに始まる。戦争は、なくなってほしいけどね。

かっこいい橋だ。
反対側。
橋を渡って。通勤時間。

駅近くの公園。

勝どき駅。
たくさんの人が、働いているのだなあ。
勝鬨と月島の間から。船もたくさんある。

では、また橋を渡って。
市場前駅

次に向かったのは市場前駅。豊洲市場のことである。

この辺は近そうで遠い。

豊洲市場だ。
市場前駅。
仲卸売場の見学。

市場の場所そのものには降りられないけれど、見学はできるようになっている。魚の卸と、野菜の卸を見学した。

この乗り物、ターレっていうんだ。
観光客向けの飲食・買い物エリアもある。
隙間からひょこっと、市場が見えた。

野菜の市場は、広々と見学することができる。
広いなあ。市場は広い。
うぃーん。

需要と供給、こうやって社会が成り立っているのは、あたりまえだけれど、ほんとうにすごいなと思う。

新豊洲駅

すぐ隣は、新豊洲駅。どちらも路線はゆりかもめ。

新豊洲駅。
逆から読んだらしばりやき。

豊洲駅

そして、次はそのまま豊洲駅。

豊洲駅。
暮らしも感じる。

少し時代が前のアパートもある。

万里の長城の絵があるお店で、お昼ご飯休憩。
東雲駅

お昼を食べて、後半戦。次は東雲駅を目指す。路線はりんかい線。

今日はたくさん橋を歩く。

イオンもあった。

たくさん建っている。

まもなく東雲駅。
東雲駅。

ポーラータング号だ。
辰巳駅

今度は辰巳駅へ。

マンションと工事。

パンダがいっぱいいた。
ゴリラもおった。
巨大軟体動物もおった。

WOWOWの大きなアンテナ。

水門だ。

辰巳桜橋。
辰巳駅。

マンションと診療所。

新木場駅

次は新木場駅へ。名前のとおり「木場」というのは貯木場のこと。今回は夢の島公園の方へ歩いた。

夢の島公園。木の茂みから。
お昼寝。

夢の島熱帯植物園。一度は行ったことがある。滝とかもあって、楽しい。

今回は中に入らず。でも、おすすめ。

新木場駅。
木のまち新木場。
潮見駅

次は潮見駅。今度はJR京葉線の路線で、いろんな路線が走っているなあとあらためて思う。

辰巳の住宅街を抜けて、潮見を目指す。

今度はちょっと最近に近い住宅街。
いいなあ。

潮見駅。

越中島駅

あと2つ。次は越中島駅を目指す。江戸初期、播州姫路の領主である榊原越中守(えっちゅうのかみ)の別邸があったことから、俗に越中島と呼ばれたという。好きな名前だけど、23区のJRの中では最も利用客の少ない駅らしい。

越中島小学校だ。
今度は深川だ。

雰囲気あるなあ。

まっすぐ行くと駅に着く。左手は東京海洋大学。

越中島駅。

こぢんまりと佇んでいた。知らなかったなあ。

明治丸。美しい。

それでは、最後の月島を目指そう。


月島駅

名前は諸説あるみたいだけれど、「月の岬」という綺麗な月が見える名所に由来して「月島」となったという説を見て、いいなあと思う。

青と青。

月島駅。

そして、月島では、ぼくがいつもとてもお世話になっているBさんが住んでいらっしゃっていて、日程を調整していただき、月島を案内していただいた。何度でも書きたいぐらい、ぼくはこの方にほんとうに日々お世話になっていて、すごく大好きな方なので、ものすごく嬉しかった。

「先に“佃”へ行きましょう」

佃というのは元々漁師の島。江戸時代、大阪の佃村の漁民を招いたことから、佃という名前が残っている。そして、「佃煮」とはまさにこの言葉が語源だ。

朱色の佃小橋。後ろのマンションと、混沌。

本家、かっこいいなあ。

石川島公園あたり。

近くにはパリ広場があって、この柵もセーヌ川を意識しているらしい。

子どもが水風船で遊んでいた。
住吉神社。

神社が住吉なのも、大阪を感じる。

最後は、もんじゃストリート。

この辺りには大きなあたらしいタワーマンションが建っていて、再開発も進んでいて、景色がどんどん変わっている。ぼくからはそのことを何も言えないけれど、東京は、スクラップアンドビルドが絶えず現在進行形のまちだ、とあらためて思った。

一帯が再開発されると知った。
最後に、もんじゃをいただいた。
たまらん…。

Bさんと、もんじゃをいただきながら、ゆっくりお話をした。ゆっくりお話しするのは初めてだった。Bさんの今までのお話が、ほんっとうに面白くて、つくづく、幸せだなあという気持ちと、がんばりたいなあという気持ちでお腹いっぱいだった。

気づけば日も落ちて。

でも、ちょっと話し足りなくて、あと20分後に閉店するコーヒーショップに入って注文して、20分お話しして、解散した。流石に今度の外は真っ暗で、眩しかった。長くて、とってもいい1日だった。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 美しい生活のかけらをありがとうございます。
    かけらのおおもとには、色々なことがあるのかもしれませんが、生活はみんな美しいですね。
    美しいものばかりではないかもしれない日常でも
    、続いている穏やかな空気や時間の流れは必ずあると
    かつおさんの記事を見るたびに思います。
    あえて暑苦しく希望を持っています。
    これからも楽しみます!

    以前コメントを寄せた所にかつおさんのお返事があったのに気づきました!
    読んでいただけたこと、お返事に気づけてとても嬉しかったです。ありがとうございます😊
    「旅をする木」も読みました。
    いい本を教えていただきました。
    一人で読んでいる気がしなかった。
    歩き旅もそう。並んで一緒に見ているような感覚になれてとてもいい気分なのです。

    アパートに住んでいたことがあるからか、
    団地の洗濯物や布団をみると
    ひときわきゅんとなります。
    様々な経験も時間が経つと懐かしく振り返れる
    のかもしれませんね。
    ふんわりとみんなに幸あれとおもいます。

  2. まんまさん
    コメントいただきありがとうございます!そうですね、生活は美しいと思うばかりです。「旅をする木」もありがとうございます。どこかで誰かが生きている、その広さを感じて生きていくということを、大切にしていきたいですよね。

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