ふるさとの手帖

市町村一周の旅

巣鴨から駒込までを、ぐるっと回って。【23区駅一周|2022年5月】

巣鴨から駒込までを、ぐるっと回って。【23区駅一周|2022年5月】

今日までの旅メーター

訪れた23区内の駅の数 【245/490】

245/490
50.00%
歩いた距離(目標2,000km)【699.00/2000】
699.00/2000
34.95%

巣鴨→千石→白山→本駒込→東大前→千駄木→西日暮里→日暮里→三河島→新三河島→赤土小学校前→田端→駒込の13駅。

巣鴨から駒込までを、ぐるっと回って。

こんにちは。「今日までの旅メーター」見てくださった方は、いますでしょうか…。 50%です! ようやく折り返し地点。半分歩くと、700kmぐらい歩くのだなあと。実感としては、累計なので、よく分からないのではありますが。しかし、言えることがあるとすれば、23区はものすごく広いなあ、ということです。

今日は巣鴨から駒込までの、近い隣駅に至るまでに、ぐるっとまちを回りました。文京区や台東区、荒川区、北区、豊島区と、文化の香りがする土地を、かっこいいなあと思いながら進んでいきます。それでは、行ってみましょう。

巣鴨駅

最初にやって来たのは巣鴨駅。巣鴨はお年寄りの…という固定イメージがあるけれど、何度か訪れていていると、あまりそういうことを感じない。イメージがまちをつくっていくこともあるのかな、とも、思ったりする。

巣鴨駅。
ふう。

巣鴨地蔵通商店街へ。

高岩寺。またの名を、とげぬき地蔵尊。

高岩寺は病気のご利益があると言われていて、商店街の中にもあるので、シンボル的な存在になっている。参拝できたので、体は大丈夫だ。

巣鴨っぽくないところも歩いてみる。

中山道野メイン道路を越えたら、住所は駒込に変わる。

朝の散歩。
はじまるなあ。
千石駅

 次は千石駅へ。中山道沿いにあるけれど、住宅地の中をうねうねと進みながら。

日々。
千石本町通り。

素晴らしい建物もあった。

なかなか、ここまで立派な建物は、ないぞ…と。

千石駅。

白山駅

次は白山駅を目指す。先日、「白山が地元です」というおじさんに会って、すごく雰囲気がかっこよかったのを鮮明に覚えている。

車がいない。

東洋大学だ。

白山駅近く。

白山駅。
白山といえば、白山神社。

創開は古く、天暦年間(947957)に加賀一宮白山神社を現在の本郷一丁目の地に勧請したと伝えられる。
(引用|文京区 白山神社

名前の通り白山は石川県がイメージとしても強いけれど、文京区の白山は、それはそれで見事な場所だなあと思う。白山神社、素晴らしかった。参拝。

本駒込

次は本駒込。最後、駒込に帰ってくるときにも近くを歩いた。今回は先にちょっとだけ歩いて、それから、小石川植物園へ向かう。

ドキッとするんだよなあ。

雰囲気があるぞ…、と感じる具体的な根拠は何なのだろうと思いながら、まちの気配と一緒に歩く。

本駒込駅。

ここで、開館時間に合わせて、小石川植物園へ。小石川植物園は東大附属の研究植物園でもある。最寄駅は本駒込よりも、白山が近い。

開館と同時に、ぞくぞく。
入っていきなり、大迫力。

別世界に来たのかと思った。

こんにちは。

小石川植物園、よかったなあ。園内は広く、しっかりと観察テーマを持って巡っていけば、時間が足りないと思う。これだけの植物園が、身近にあるという驚きがあった。

それでは、次に行きましょう。

東大前駅

本郷の東大には取材で一度だけ入ったことがある。赤門がある場所は、東大前駅よりも本郷三丁目駅の方が近い。今回は本郷までは行かず、東大前駅を歩こう。

びゅうという風。

東大の生い茂る木々。
東大前駅。

大学前は、懐かしさも残る。

先日、駒場東大前も訪れたけれど、雰囲気はまるで違っている。しかし、どちらも泰然自若で、どっしりとした構えを感じた。

千駄木駅

次は東大前から根津を通りながら、千駄木へ。

遠くから、根津神社。賑わってた。

文京区のバス、かわいい。

先に、森鴎外記念館へ。

館内はほぼ撮影禁止だけど、森鴎外記念館に入った。やっぱり、気になるもの。

永井荷風先生だ。

入る前から、森鴎外と、永井荷風という名前だけで、ワクワクしちゃう。そして、館内は素晴らしかった。とにかく自分に必要なのは「森鴎外全集」を読むことだなあと。積読が溜まっているけど、急がなきゃ。

千駄木の雰囲気も、いいんです。

歩くだけで、すごく気持ちがいい。

クレーンと雲。
須藤公園。

千駄木駅。
西日暮里駅

千駄木と日暮里の間といえば、谷中銀座。訪れたことはなかったから、初めて通りを歩いた。駅だけ先に、西日暮里へ向かう。

素敵なお店がいっぱいある。

よみせ通り。


空が広い。
このまま、田端へ行きたくなっちゃう道。

 

西日暮里駅。

日暮里駅

もう一度同じ道を戻って、谷中銀座へ。それからまもなく、日暮里駅がある。

谷中銀座。

谷中銀座といえば。

あまのじゃく。正面からの写真ではなく、こちらで…。

通りの横は、穏やかな暮らし。

日暮里駅。
今度は駅の向こう側へ。

旅のときぶりに、繊維商店街へ。

2018年の秋に来て以来だから、もう、4年経つのか…。でも、この辺りの建物を覚えていて、すごく懐かしかった。


三葉堂(みつばどう)寫眞機店さん。

日暮里には気になっていたフィルムのカメラ屋さんへ。お店の方がカメラにすごく詳しくて、カメラのアドバイスをたくさんしてもらって、楽しかった。フィルムカメラ、いいなあ。

三河島駅

ここからは、通りを直角に北へ曲がって、三河島駅を目指していく。

変わらず、いい雰囲気だ。

三河島駅。

のびのびとした時間。

新三河島駅

三河島から、少し歩くと新三河島駅がある。

太い道路を進みながら。

新三河島駅。
地元のお店でお昼休憩。

店内の、地元の方々の場所。って感じが、いいですよねえ。

こどもタマヒメデン。

いろんな施設があるんだなあ。

赤土小学校前駅

赤土小学校前駅は、日暮里・舎人ライナーの駅。以北の駅はすべて訪れていて、ちょっとだけコンプリートした気持ちになる。

赤土小学校前駅。
すぐ近くに、小学校。

静かな、穏やかな時間。

田端駅

田端は「文士村」という名前があるほどで、芥川龍之介や室生犀星、数々の文豪が愛した土地。歩くだけで、やはりドキドキする。

雰囲気が徐々に変わってきた。

田端駅近く。
田端駅。
田端文士村記念館。

楽しみにしていた文士村記念館に入った。文豪たちが暮らしていた、ということに、どうしてわくわくするのか…。多分だけど、落語でいう談志師匠の「業の肯定」というか、文学によって溢れる人間らしさが、土地にも溢れていたのではないだろうかと、それを想像しながら、自分に身を重ねてしまっている気がするのだよなあ。

土地の標高が、グッと高くなった。

田端、すごく好きな場所だったな。

駒込駅

最後は駒込駅。本駒込の方にも寄りながら、最後に駒込駅を目指す。

ピッチング練習。

神明公園。

文京区はほんとうに、いい緑が多いなあ。

駒込富士神社の裏手。
駒込駅に近づいてきた。

坂は写真以上に急勾配だ。

駒込は染井吉野発祥の地。

今まで知らなかった。

駒込駅。

 

染井通り。

そして、最後のおたのしみ、六義園に入った。

特別名勝、六義園。

素晴らしい、というひと言。

小石川植物園も、六義園も、妥協なく自然がある。こうした土地が残されていることは、ほんとうに素晴らしいなあと思うばかりだ。最初に訪れた巣鴨駅と、最後の駒込駅はすごく近いけれど、ぐるっといろいろな場所を回ってみて、土地に根付く文化の香りを、たくさん感じた。いやあ、暮らしてみたいなあ。

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