気づけば4月は流れ去りました。雲ひとつなかった4月のあの日は、凪いだ海辺のように穏やかな昼下がり。窓ガラス越しに眺めたあの日は、地球がいつもより笑っているようでした。
1日の長さは24時間。去年の24時間も、江戸時代の24時間も、縄文時代の24時間も、どれも同じ長さなのでしょうか。もし一緒なら、どのような日々であれ、1日を、ほんの少し立ち止まりながら、1日を、積み重ねるように、生きるほかありません。
きっとそれは私たちが後から呼ぶ、歴史なのでしょう。
とかく、日々を生きている。ただ、耳を澄ませば聖徳太子でも聞き分けれないほどに、この世には音が鳴っている。されど、二畳の茶室で千利休が抹茶を点てたように、小さな空間でも、置かれた場所で花は咲くらしい。はたまた雪舟は柱に縛り付けられながら、足の指と涙でネズミを描いたという。私は昨日を、今日を、明日を、信じなければなりません。
みなさんとって、ほんの少しでも、実りある5月となりますように。
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