今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】
訪れた旧市町村の数【1215/2,094】 総計【1302/2,264】スーパーカブの総走行距離
31830km
今日の旅先のこと
朝、倉敷市の実家を再出発しました。数日間休ませてもらい、雨のピークも通り過ぎたので、これからは夏本番と過ごす旅になりそうです。
倉敷市から、最初に向かったのは井原市。それでは振り返っていきましょう。
倉敷市から、最初に向かったのは井原市。それでは振り返っていきましょう。
井原市(1/6)
矢掛町を通り抜けて、井原市を目指します。小田川沿いまでやってきたところで、井原鉄道の車両ともすれ違いました。一車両で可愛らしい。
最初に井原駅へ。動物のツノのような形をした駅舎で、面白い形だと思うと同時に、思い当たる駅があるなあと。
それは、福岡県みやこ町にある犀川駅です。犀川駅の駅舎も、サイのツノのようなとんがり帽子なんですよね。もちろん片方がもう片方の駅舎を意識してつくったとは思いませんが、ちょっと似ているなあと思ったのでした。
今度は井原市役所周辺へ移動して散策します。市役所のそばに聳える建物は。平櫛田中美術館。平櫛田中は近代日本木彫界の最高峰とたたえられる、井原市出身の彫刻家です。
代表作である鏡獅子の展示が、今年から始まったと。会期を見てみると、5年半ほど続くそうなので驚きました。今日は時間がないので入りませんが、早いうちに訪れようと思います。ちなみに作品の撮影者は石元泰博さんでした。さらっと超一流だ。
矢掛町を通り抜けて、井原市を目指します。小田川沿いまでやってきたところで、井原鉄道の車両ともすれ違いました。一車両で可愛らしい。
最初に井原駅へ。動物のツノのような形をした駅舎で、面白い形だと思うと同時に、思い当たる駅があるなあと。
それは、福岡県みやこ町にある犀川駅です。犀川駅の駅舎も、サイのツノのようなとんがり帽子なんですよね。もちろん片方がもう片方の駅舎を意識してつくったとは思いませんが、ちょっと似ているなあと思ったのでした。
今度は井原市役所周辺へ移動して散策します。市役所のそばに聳える建物は。平櫛田中美術館。平櫛田中は近代日本木彫界の最高峰とたたえられる、井原市出身の彫刻家です。
代表作である鏡獅子の展示が、今年から始まったと。会期を見てみると、5年半ほど続くそうなので驚きました。今日は時間がないので入りませんが、早いうちに訪れようと思います。ちなみに作品の撮影者は石元泰博さんでした。さらっと超一流だ。
旧芳井町(井原市)(2/6)
小田川沿いを北上し、トンネルを抜けたところで芳井町に入りました。井原市街地とはさほど遠くない距離感。景色は少しだけ山が近づいたように感じます。
芳井支所の周辺を散策したのち、天神峡に立ち寄ってみました。ここも小田川沿いに広がる景勝地。川はくるぶしくらいを流れる浅瀬で、小さな娘さんと川遊びする家族の姿も見えました。羨ましいなあと感じるばかり。
天神峡のそばに神社があって、雅楽が聞こえてくるので、いま演奏しているのかなと思ったら、スピーカーが置いてあってそういうことかと。でも、だからと言って参拝しないのは違うと境内に上がると、可愛らしい豆柴がいて、「ワンっ!」と厳しく吠えてもらい。
参拝し終わった後、宮司さんの姿も見えて、「普段はそんなに吠えないんですがね〜」と言われてしまいました。でも、旅をしている間は、確かによく犬に吠えられるという自覚があります。怪しいからかなあ。
小田川沿いを北上し、トンネルを抜けたところで芳井町に入りました。井原市街地とはさほど遠くない距離感。景色は少しだけ山が近づいたように感じます。
芳井支所の周辺を散策したのち、天神峡に立ち寄ってみました。ここも小田川沿いに広がる景勝地。川はくるぶしくらいを流れる浅瀬で、小さな娘さんと川遊びする家族の姿も見えました。羨ましいなあと感じるばかり。
天神峡のそばに神社があって、雅楽が聞こえてくるので、いま演奏しているのかなと思ったら、スピーカーが置いてあってそういうことかと。でも、だからと言って参拝しないのは違うと境内に上がると、可愛らしい豆柴がいて、「ワンっ!」と厳しく吠えてもらい。
参拝し終わった後、宮司さんの姿も見えて、「普段はそんなに吠えないんですがね〜」と言われてしまいました。でも、旅をしている間は、確かによく犬に吠えられるという自覚があります。怪しいからかなあ。
旧美星町(井原市)(3/6)
全国各地で、星を推すまちは多い。そんな中で美星町は、他の追随を許さないような地名ですよね。美しい星の町、なんて素敵な名前でしょう。
高校の頃、天文部の部長をしていた頃に、みんなでバスに乗って美星天文台へ来て、ふたご座流星群を見た記憶があります。ただ、夜に訪れたので市街地の様子は記憶になくて。なので、今回は初めての昼の美星町です。
とにかく感じたことは、山ではなく高原地帯にいるという感じで、空が広い場所がとても多いこと。
市街地は広々としたすり鉢状のような地形で、棚田も広がっていました。すり鉢状の中央が支所や消防署で、消防士の方々が訓練している声も、とてもよく響いていて。
全国各地で、星を推すまちは多い。そんな中で美星町は、他の追随を許さないような地名ですよね。美しい星の町、なんて素敵な名前でしょう。
高校の頃、天文部の部長をしていた頃に、みんなでバスに乗って美星天文台へ来て、ふたご座流星群を見た記憶があります。ただ、夜に訪れたので市街地の様子は記憶になくて。なので、今回は初めての昼の美星町です。
とにかく感じたことは、山ではなく高原地帯にいるという感じで、空が広い場所がとても多いこと。
市街地は広々としたすり鉢状のような地形で、棚田も広がっていました。すり鉢状の中央が支所や消防署で、消防士の方々が訓練している声も、とてもよく響いていて。
旧川上町(高梁市)(4/6)
次にやってきたのは、高梁市の川上町。「吉備川上ふれあい漫画美術館」を目的地として進んでいきます。
市街地に入っていくと、古くから漫画の里であることが、看板などから感じられます。
漫画美術館では、川上町と縁が深く、高梁市名誉市民である富永一朗さんや、ほかの方々の作品に触れることができました。富永さんは漫画美術館や漫画のまちとしての発展に大きく寄与されたと。「愛すべき川上町に」という富永さんの言葉も添えられていました。
展示以外は漫画中心の図書館のような形で、静かに読書できるスペースがたくさんありました。最近では、横手市の増田まんが美術館もあるし、まんがから始まる町の姿もあるのだなあとあらためて思います。
旧備中町(高梁市)(5/6)
川上町も山に囲まれた地形でしたが、さらに山奥の谷へ入っていくような印象で、備中町を目指しました。
成羽川沿いを西にしばらく進むと備中町に入り、備中地域局へ。地域局の自動販売機が町のオリジナルデザインで、「ウエスタンロマンの町 備中町」と書かれてありました。
ウエスタンロマンの町、ってなんだろう。調べてもあまり出てこなくて、シンプルに推測をすれば、岡山県の西部にある、ロマンある町、ということ。ビスターくんというマスコットキャラクターもいました。
中心部のそばには懐かしい通りがあり、小学校もあります。ここにも昔から続く暮らしがあると。ただ、備中町も山深い地域で、小さな集落が点在しているのかなあということも同時に思いました。
旧成羽町(井原市)(6/6)
最後にやってきたのは、成羽町。岡山県民として、成羽という言葉を聞く機会は、小さな頃からかなり多かったように思います。たぶん、ニュースでたくさん流れていたから。
でも、恥ずかしながら成羽町がどこにあるのかは、今まであまり深く考えずに育ってきたわけです。なので、新しい発見がいくつかありました。
ひとつは成羽町が南北に細長い地形をしていること。多くのまちは台形とか、ある程度まとまりのいい形をしているのですが、成羽町はとても細長い地形でした。
また、「吹屋ふるさと村」も成羽町に含まれていたことも、新しい発見でした。吹屋ふるさと村はベンガラの町並みで知られています。今回訪れてみましたが、ラストスパートはかなり山奥を登りました。どうしてこんな立地なのだろうと思ったけれど、ベンガラを採掘できたのが山奥だからと言われたら納得です。
吹屋の特徴は、石州瓦の屋根だけではなく、壁も赤いこと。ここに、ベンガラも使用されているとのことで、いやあ、唯一無二だよなあと、素直に思った次第です。
吹屋ふるさと村を訪れたあと、山をひたすら下り、成羽町の市街地にも向かいました。目的地は成羽美術館。つい先日から始まった、岩合光昭さんの写真展を見るためです。
岩合さんが日本各地で出会ったネコの写真。それらを四季に沿って見ていくと、岩合さんはネコを通して、日本そのものとも触れ合っているのだなあとも感じました。
もちろん、ネコとの出会いが始まりなのですが、ネコとの関わりは、生活との関わりでもあり、土地との関わりでもあります。きっと、ものすごくいろんな町と出会っていらっしゃる。すごい経験だなあと。良いタイミングで、展示を見ることができました。
次にやってきたのは、高梁市の川上町。「吉備川上ふれあい漫画美術館」を目的地として進んでいきます。
市街地に入っていくと、古くから漫画の里であることが、看板などから感じられます。
漫画美術館では、川上町と縁が深く、高梁市名誉市民である富永一朗さんや、ほかの方々の作品に触れることができました。富永さんは漫画美術館や漫画のまちとしての発展に大きく寄与されたと。「愛すべき川上町に」という富永さんの言葉も添えられていました。
展示以外は漫画中心の図書館のような形で、静かに読書できるスペースがたくさんありました。最近では、横手市の増田まんが美術館もあるし、まんがから始まる町の姿もあるのだなあとあらためて思います。
旧備中町(高梁市)(5/6)
川上町も山に囲まれた地形でしたが、さらに山奥の谷へ入っていくような印象で、備中町を目指しました。
成羽川沿いを西にしばらく進むと備中町に入り、備中地域局へ。地域局の自動販売機が町のオリジナルデザインで、「ウエスタンロマンの町 備中町」と書かれてありました。
ウエスタンロマンの町、ってなんだろう。調べてもあまり出てこなくて、シンプルに推測をすれば、岡山県の西部にある、ロマンある町、ということ。ビスターくんというマスコットキャラクターもいました。
中心部のそばには懐かしい通りがあり、小学校もあります。ここにも昔から続く暮らしがあると。ただ、備中町も山深い地域で、小さな集落が点在しているのかなあということも同時に思いました。
旧成羽町(井原市)(6/6)
最後にやってきたのは、成羽町。岡山県民として、成羽という言葉を聞く機会は、小さな頃からかなり多かったように思います。たぶん、ニュースでたくさん流れていたから。
でも、恥ずかしながら成羽町がどこにあるのかは、今まであまり深く考えずに育ってきたわけです。なので、新しい発見がいくつかありました。
ひとつは成羽町が南北に細長い地形をしていること。多くのまちは台形とか、ある程度まとまりのいい形をしているのですが、成羽町はとても細長い地形でした。
また、「吹屋ふるさと村」も成羽町に含まれていたことも、新しい発見でした。吹屋ふるさと村はベンガラの町並みで知られています。今回訪れてみましたが、ラストスパートはかなり山奥を登りました。どうしてこんな立地なのだろうと思ったけれど、ベンガラを採掘できたのが山奥だからと言われたら納得です。
吹屋の特徴は、石州瓦の屋根だけではなく、壁も赤いこと。ここに、ベンガラも使用されているとのことで、いやあ、唯一無二だよなあと、素直に思った次第です。
吹屋ふるさと村を訪れたあと、山をひたすら下り、成羽町の市街地にも向かいました。目的地は成羽美術館。つい先日から始まった、岩合光昭さんの写真展を見るためです。
岩合さんが日本各地で出会ったネコの写真。それらを四季に沿って見ていくと、岩合さんはネコを通して、日本そのものとも触れ合っているのだなあとも感じました。
もちろん、ネコとの出会いが始まりなのですが、ネコとの関わりは、生活との関わりでもあり、土地との関わりでもあります。きっと、ものすごくいろんな町と出会っていらっしゃる。すごい経験だなあと。良いタイミングで、展示を見ることができました。
というわけで、今日の散策はここまで。旅を再開した初日、地元からはまだ近い地域でしたが、知らない景色に出会うばかりでした。
本日のひとこと
今日は移動中に、野うさぎとキツネを見かけました。
今日は移動中に、野うさぎとキツネを見かけました。
旅を応援してくださる方へ
今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら
(終わり。次回へ続きます)
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