最後の旅の始まり。三島村は驚きの自然と温かな暮らし残る世界最小のジオパーク。ー鹿児島県三島村ー【市町村一周の旅】

最後の旅の始まり。三島村は驚きの自然と温かな暮らし残る世界最小のジオパーク。ー鹿児島県三島村ー【市町村一周の旅】

ご無沙汰しています、かつおです。

激動の東京島旅、福島県の旅を終えあと目指すは鹿児島県と沖縄県の島々。見通しが立っているのかといえば、みのもんたのクイズ$ミリオネアと同じく「フィフティ・フィフティ」。昨日ご飯を一緒に食べた友達と「今の中学生はクイズ$ミリオネアが通じない」という話をしました。時代の流れは怖いものです。

さて、往路と同様に福島県から東京都へバスで戻り、そこからさらに夜行バス&夜行船移動で鹿児島県までやってきました。飛行機のセールを除けば一番安い移動の仕方だという判断です。

福島で混ぜてもらった「Perfumeを語る会」

鹿児島県でまだ残っている島(自治体)は大きく分けて7つ。三島村、十島村、奄美大島、徳之島、与論島、そして種子島と屋久島。基本的に船移動で巡って行きますので、かなりの時間がかかる見込み。そして船移動だからこそ「見通しが立たない」難しさがあります。「欠航」です。やはり東京の離島同様、この辺りも海が荒れて船の欠航が多くなる時期なのですね。

悩みもありますが、ここは前向きに進んで行きましょう。考えてもラチがあきません。

 

目指すは三島村。

 

今日これから向かう先は「三島村」。名前の通り、3つの島「竹島」「硫黄島」「黒島」からなる村です。船は週に数便、鹿児島港から日帰りで戻ってくる日と、一番遠い場所に位置する「黒島」に停泊して、翌日鹿児島港へ戻ってくる日があります。今日は11月30日、土曜日ですが船は1泊2日の行程。「黒島」で宿を取っています。


1泊2日の予定から日帰りに。

9:30の出航に合わせて待合所に向かったのですが、ここで早速問題が。「翌日の海況は荒れるかもしれないから、1泊2日の航路を変更して日帰りで鹿児島港まで戻ることになりました」と。

フェリーみしま

 

直前まで何も気にせず行く気満々だったものですから焦って「ちょっと考えさせてもらっていいですか」

後ろには桜島。

どうしたらいいかなと5分ほど考えたのですが、「今日は出港する」ということなので答えは

「乗せてください」

船内の2等室。

 

レストルーム。

 

宿の方に宿泊の断りを入れて、竹島、硫黄島、黒島と巡って日帰りで鹿児島港に戻ります。

一応基本的には島の場合は「上陸」して「写真を撮る」ことを市町村の訪問数に含める基準としていて、通過(経由)で別の目的地へ向かっているケースは現状含めていないのですが、三島村はフェリーが三島村にしか行かないこと、3つの島それぞれが見れること、あと入港から出港まで15分ほどあるみたいなので、「上陸もできるはず」と思いまして、「行っちゃえ!」という判断です。結果として上陸もできましたし、いつもの数倍写真を撮ってしまいました。

それでは振り返っていきましょう。

船上から。薩摩富士「開聞岳」がよく見えます。

 

最初に目指す島は、竹島。

島っ子が迎えてくれた竹島。

なだらかな丘陵地に放牧牛遊ぶ、竹の島。その名のとおり島全体をリュウキュウチク(大名竹)に覆われた、起伏の少ない平坦な島です。

人口はおよそ70人ほど。小さくも温かな暮らしが広がっています。

 

竹島が見えて来た。緑が綺麗。
波。
島っ子たちが演奏で迎えてくれました。

 

小刻みに揺れながら、息の合った愉快な音色が港に響き渡ります。その様子を見ているだけでもホントに幸せになれるような。島の温かさを感じます。

接岸。船は物資輸送の大切な役割も。
上陸させてもらいました。

船員さんに「降りても大丈夫ですか?」とお尋ねすると「全然降りていいよ」って感じでして、上陸させてもらいました。

島の人が総出で集まる。
影。

島っ子の素敵な演奏は胸に刻みました。ホントにありがとう。

またね。

 

竹島の全体像。一風変わった地形。

 

衝撃の濁った港はジオパークの真骨頂。ー硫黄島ー

竹島を出て向かった先は「硫黄島」。皆さんがイメージする硫黄島は小笠原諸島の南側にありますので違う島です。もちろん「竹島」も違う島。

すごい島が見えてきました。

 

三つの島の真ん中に位置し、白煙噴く硫黄岳を抱く硫黄島は、火山のエネルギーに満ち、自然の雄々しさを感じさせる島です。

なんだここは。

 

今日も噴煙が上がっていまして、噴火口以外からも煙が出ていて「ここに人が住んでいるのか」と衝撃。

霧島火山帯に沿って噴出した海底火山の一つである硫黄島は、「鬼界カルデラ」の中央火口丘に当たりますが、この鬼界カルデラのが噴火すると「破局噴火」という分類に。「破局噴火」という超巨大噴火は日本では過去12万年で10回発生しているそうで、この硫黄島の噴火が実際に起これば国内で死者が最悪約1億人と想定されています。

全滅ってやつですね。

でも実際にそういう噴火がかつて起きていますので、地球は「生きている」ということです。人間一人の100年間は、地球史の中ではほんの小さな1ページです。

硫黄岳を超えると美しい緑。

 

硫黄岳を超えると美しい丘陵地が。阿蘇みたいですよね。ホントここはどうなっているんだと。

流石に硫黄岳の方は人が住んでいないようで、この穏やかな地形の方で暮らしが広がっています。

港へ。

 

そしてまだまだ衝撃は続きます。硫黄島といえば、何と言っても港に特徴が。

濁っている…!?

 

テレビでかつて見たことがあって「ヘぇ〜」と思ったことはありましたが、実際に行ってみると衝撃でした。港一面が「真っ茶色」、海なのに。すぐ向こうはすんごい澄んだ青い海なのに。

急にアマゾンにでもやってきたのかと。

 

どうして港が茶色になっているのかというと、港の底から絶え間なく湧出する様々な温泉により、その化学反応でこのような色に染まっています。

いろんな場所があるんだなぁ。

港と向こう側の色の差異は一目瞭然。

硫黄島でも素敵な演奏で迎えていただきました。
島っ子の素敵な踊り。
牛もいます。
三島村ナンバーの原付。

元気な子供達。
牛が船へ運ばれていく。

 

出港。すごい場所でした。

 

島の人たちはこの暮らしがあたりまえなんだろうなと思うとホントびっくり。人口は120人ほど、単純計算で日本の人口の0.00012%のあたりまえ。

また一つ、大きな勉強になりました。

人口が一番多い黒島。

竹島、硫黄島と渡って最後に立ち寄るのは「黒島」。人口としては200人弱と3つの島の中では一番多く、主に「大里」と「片泊」という二つの地区に分かれます。そして船も2つの地区それぞれに入港。

黒島が見えてきました。

ちょっと通ります〜。
海の泡。

大里地区。

結構多くの方が乗船していきました。

 

明日は船がありませんからね。

荷物ポケット。

もう一つの港、片泊へ。

置くのはゴツゴツした岩が。
最後のお見送り。

 

元々はここで宿泊できたらと思っていたので、また来れたらいいなと。

黒島を見送りながら。
三島村ってすごいなぁ。

 

今日は日帰りクルージングみたいな感じになりましたが、ホントに面白かったです。一応あちこち全国の色々な場所へお邪魔させてもらっている立場ではありますが、また全然違う世界を突きつけられた感覚で、いったいなんなんだ、と。

知れば知るほど知らない世界ばかりですよね。世の中って不思議です。


次の航海も無事に進みますように。

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