”最後の秘境”と呼ばれる「トカラ列島」へ行けるのか、諦めるのか。【市町村一周の旅】

”最後の秘境”と呼ばれる「トカラ列島」へ行けるのか、諦めるのか。【市町村一周の旅】

こんにちは、かつおです。気づけば12月、いや気づかずとも12月。そんなことを考えられるほど、鹿児島はまだ暖かいようです。

さて、少し更新が滞っていましたが、更新をサボっているわけでなく、現にどこへも行っていませんでした。

次の目的地行きの船が翌日へ延期になってしまったからです。船が出るまで、鹿児島市にいました。

噴火してた。
急に雨が降ってきた。

次の目的地はトカラ列島。

「船が延期になった」と言っても大したことないように聞こえますが、その影響というものは時に大ピンチへと導きます。今回も細かい変更があって、まだ上手くいくかは明日以降になって見ないとはっきりしませんが、応急処置はすることができました。次に目指す島は「日本最後の秘境」なんて呼ばれたりもする「トカラ列島」。

屋久島の南西、「十島村」がトカラ列島。
色んな島で構成されています。

 

鹿児島本土と奄美大島の真ん中に位置するトカラ列島。名前の通り有人島(7つ)と無人島からなる湿潤亜熱帯埴生に属する島々です。そしてトカラ列島の島々はすべて霧島火山帯に属する火山島。壮大な自然と隣り合わせの秘境がそこには広がっています。


船の延期、どうするか問題。

トカラ列島へ鹿児島から出る船は「週2回」。鹿児島ートカラ列島ー奄美大島を結んでおり、鹿児島本土から出た船はトカラ列島を経由し奄美大島へ。翌日、その船がトカラ列島へ戻ってきて最後鹿児島本土まで向かいます。通過ではなく1泊する場合、最低でも3日間の行程が必要で、飛行機も飛んでいませんので鹿児島で一番難しい島々と言って間違いありません。

今回は海況がよくないということで「出航を1日遅らせる」というお知らせが入りました。

1日遅れの場合、予定していた次の予定に間に合わなくなる。でも今回のフェリーとしまは欠航ではない。ここでトカラ列島に行かなきゃ、市町村一周達成へのダメージはまさに「効果はバツグン」。

考えましたけど、やっぱり、

「行くしかないんですよね」

それぐらい秘境の中でも秘境なので、トカラ列島を優先させます。次の予定は代替案が思いついたので、多分なんとか行けるはず、ということで。

23時、フェリーとしま2が出航。

 

フェリーとしま2。

 

名前が「2」となっているように去年から活躍する新造船。なかなか立派なフェリーです。

2等船室も綺麗。

 

フェリーさんふらわあ、フェリーきかい、おがさわら丸、橘丸のような席割り当てで寝れるタイプ。

三島村と十島村の紹介マップ。
飲みましょう。

 

お客さんは地元の人と仕事の人がほとんど。平日の火曜日発ですが、結構多くのお客さんがいて驚きました。十島村(トカラ列島)へは船しか交通手段がありませんから、生活の基盤となっているわけですね。

十島村で一番大きな島「中之島」

今回お邪魔するのは、7つの有人島の中でも一番人口の多い「中之島」。もっと南の方へ行けば「宝島」なんて夢のような島もありますが、島を巡っていくには「一週間」どころではありません、一番大きな島へ向かいます。

中之島の一つ手前「口之島」

 

朝5時、まだ真っ暗な時間に入港。

雨が。

そして口之島の次は目的地「中之島」。朝6時ごろ、こちらもまだ暗い時間帯に到着。船から降りるとタラップのところでフェリーとしまの人だと思ってたヘルメットのおじさんから「お客さんだよね?」と声を掛けられてそのまま宿へ送っていただきました。そういうパターンもあるのか。

お世話になる、大喜旅館さん。
お邪魔します。
食堂。九州の焼酎がずらり。
朝食をいただきました。

 

朝食をいただき、今日は夕食まで「フリー」です。基本的には中之島にレンタカーはないみたいなので、ひたすら歩いて島を散策します。

行ってみよ〜!

注意。
おはよう。

 

ちなみに中之島は主に集落が「3つ」。十島村では一番多いんですって。

中之島小学校と中学校。

 

道中の茂みを刈ってくれてた。
晴れ間が。

 

上陸してからは曇ってるな〜という感じでしたが、途中晴れ間が覗いてくれました。

急に夏がやってきたよう。

 

晴れた時の空の青さ、雲の形がまるで夏のようで、12月だとは信じられなかったです。

美しい。

御池(底なし沼)
底は4m程だけど沼だから抜け出せなくなるって。
あらこんにちは。
色んなところで牛さんがモーモー鳴いてました。

 

後ろの「御岳」は中之島最高峰。標高979mもあります。見上げてみても相当ある。

トカラ馬牧場。

 

トカラ馬は十島村で飼育されてきた日本在来種の馬。鹿児島の天然記念物に指定されています。体高は100~120cm と小型で、在来馬の中でも最小クラス、分類はポニー。

いた、トカラ馬。でも遠い。

 

柵があって中には入れないので、「いや〜!トカラ馬いるけど流石に遠いよ。」と思ったのですが、

ダッダッダッダ。
こっちまで走ってきました。

 

愛おしいやつめ。どうやら人馴れしていて、人懐っこいようです。

さっきまで雨だったので濡れてる。

いい眼してる。
邪魔すんなっ

 

何頭か寄ってきてくれたんですけどトカラ馬の中でもどうやらカースト制度が適応されているようで、一頭が他の馬を追い払っていました。

みんなで仲良く。

 

みんなで仲良くしろよ、と例の一頭に喝を入れてお別れ。

道路挟んで反対側の男子寮はクリスマス仕様。
中之島小中学校と奥には諏訪之瀬島。
夏なのか冬なのか。
与助岩。与助は悪者みたいです、ここに封じ込められた的な。

御岳あたりも青空が。
中之島の港。
素敵な島だなぁ。

 

晴れると雰囲気が一新して、楽園のような気さえしてきます。

ガジュマル。
十島村ナンバー。レアです。
良い、ただ良い。

へき地って自分で言っちゃうんだ。

お昼はお弁当。

 

ご飯は見た目以上に盛り盛りでお腹いっぱい。

お昼を食べた後、島の温泉にお邪魔しました。

西区温泉。

 

島には西区と東区の集落にそれぞれ天然温泉が一つずつあり、無料(お気持ち)で入ることができます。そのため島の民家にはどこもお風呂がないそうで、皆さん温泉に浸かりに来るんだとか。宿でもお風呂がないので温泉に行ってねと言われましたが、島全体がそうだなんて。

西区の温泉。
ちょっと白濁してる。
入ってみましょう。

 

「いやあっつ!!」

別に僕一人しか入っていないんでそんなリアクション取らなくて良いのですが、本気で熱くてですね。

入り口の温度表記は48度。水の蛇口がどれか分からなくてそのままいったろ、と。しかし肩まで1秒間、本気で浸かれませんでした。全身やけどするでしょ、って感じで一人で激しくリアクション取ってしまいました。ダチョウ倶楽部の熱湯風呂本当に熱いんだなって思いましたもんね。

草津温泉とか長野の温泉とか43〜44度ぐらいの温泉であっつ〜って思ってましたけど、48度って本当に異次元でした。


もう一つ、東区の温泉へ。
見つけた。

 

道路より低いところにあるので最初は気づきませんでした。

東区温泉。

 

見た目は西区温泉と似ています。

これも48度だったら無理やで。

 

半分覚悟して入りましたが、

「…ぬ、ぬるい!」

 

こっちは最初から水が混ざってて、無事に浸かることができました。それはそれはもう至福です。

夕方、島民の方が続々やって来る。

 

温泉が一つの生活習慣。熱い温泉にサッと浸かってサッと上がる。

日が沈む頃。

 

左が諏訪之瀬島、右は平島。

1日もあっという間。

 

夕食をいただきました。
お刺身、美味しい…。

 

美味しいお食事、本当にありがとうございます。これでもかとお腹いっぱいで、就寝です。


翌日、あとはフェリーとしま2が無事やって来るのを待つのみ。

朝の港。
防波堤と若葉。
コンテナの休憩所。

入港に合わせて集まってきました。
やって来た。
引け〜!
乗船。ありがとう中之島。
船内の友人に最後まで手を振る人が印象的だった。
トカラ列島ともお別れ。


十島村としては一つの島しか行くことができませんでしたが、本当に大自然と穏やかな暮らし広がる島でした。色々とインパクト強かったなぁ。「最後の秘境」へ行った気がします。

これで鹿児島の中では行くのが難しい「三島村」と「十島村」へ無事行くことができました。知らない世界と立ち会うばかりですが、まだ島旅は序盤の中の序盤。これからまた一つずつ進めたらと思います。

明日も良い1日となりますように。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 夕方のお写真、諏訪之瀬島の横に見えているのは平島ですよ♪

  2. 匿名様

    コメントいただきありがとうございます。平島ですね、訂正させていただきました!ご指摘ありがとうございます^^

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