昨日は結局曇り空多めでしたが、今朝は爽やかな青空が広がっていました。まだひんやりした空気が残る朝8時に出発しましょう。
今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】
訪れた旧市町村の数【1079/2,094】 総計【1165/2,264】スーパーカブの総走行距離
28819km
今日の旅先のこと
旧匹見町(益田市)(1/5)
益田市街地を出発し、最初に目指すのは旧匹見町です。旧匹見町へ訪れる前までは、結構ソワソワしていました。事前のリサーチで立地を確認できるわけですが、かなり山奥にあるのではないかと予想できて、遠そうだなあと。益田市街地からは40km弱の移動でした。同じ益田市なのに。しかも山をのぼっていくのでより遠く感じられます。それでも旧匹見町に入る頃には、ひんやりと晴れた青空と、山奥の新緑が美しく、これほど気持ちいいものはないなあと。いざ市街地にやってくると、匹見川を中心とした穏やかな暮らしが広がっていました。何度でも思うことですが、ここにも当たり前の暮らしがあるのだなあと思うばかりです。そして何より、暮らしている方々にとっては、そこにある土地が中心です。
益田市街地を出発し、最初に目指すのは旧匹見町です。旧匹見町へ訪れる前までは、結構ソワソワしていました。事前のリサーチで立地を確認できるわけですが、かなり山奥にあるのではないかと予想できて、遠そうだなあと。益田市街地からは40km弱の移動でした。同じ益田市なのに。しかも山をのぼっていくのでより遠く感じられます。それでも旧匹見町に入る頃には、ひんやりと晴れた青空と、山奥の新緑が美しく、これほど気持ちいいものはないなあと。いざ市街地にやってくると、匹見川を中心とした穏やかな暮らしが広がっていました。何度でも思うことですが、ここにも当たり前の暮らしがあるのだなあと思うばかりです。そして何より、暮らしている方々にとっては、そこにある土地が中心です。
旧美都町(益田市)(2/5)
旧匹見町の冬のように寒いトンネルをくぐって東へ移動し、それからずっと山を下りて旧美都町へ向かいました。益田市街地方面へ逆戻りしていったわけですが、かなり急な坂をぐんぐん下っていったので、旧匹見町の標高が高かったことも感じられました。
旧美都町でも市街地を散策します。ギュッと家並みが集まっていて、美しい景観が広がっていました。「美都」と名付けられているまちを訪れている、というイメージも少しはあると思います。そして、そのことを自然に表現したような穏やかな雰囲気に、自分自身でも「美都」というイメージが新しく加わっていくのでした。
旧匹見町の冬のように寒いトンネルをくぐって東へ移動し、それからずっと山を下りて旧美都町へ向かいました。益田市街地方面へ逆戻りしていったわけですが、かなり急な坂をぐんぐん下っていったので、旧匹見町の標高が高かったことも感じられました。
旧美都町でも市街地を散策します。ギュッと家並みが集まっていて、美しい景観が広がっていました。「美都」と名付けられているまちを訪れている、というイメージも少しはあると思います。そして、そのことを自然に表現したような穏やかな雰囲気に、自分自身でも「美都」というイメージが新しく加わっていくのでした。
旧戸河内町(安芸太田町)(3/5)
旧美都町から旧戸河内町までは、約50kmの大移動。再び山をのぼりなおし、いよいよ県境を跨いだ先は、安芸太田町だと思っていたところ、北広島町でした。北広島町はまた訪れる予定なので、今回はまっすぐ進みます。高原の風景は北海道を走っているようでした。
旧戸河内町も山に囲まれた市街地で、島根県とは何が違うだろうとも考えてみました。広島県の山の方が少し小さくて急で、でこぼこしている感じかなあと。島根県は山がゆったりしているイメージだったから。でも、石州瓦や川の美しさは共に変わりません。
旧美都町から旧戸河内町までは、約50kmの大移動。再び山をのぼりなおし、いよいよ県境を跨いだ先は、安芸太田町だと思っていたところ、北広島町でした。北広島町はまた訪れる予定なので、今回はまっすぐ進みます。高原の風景は北海道を走っているようでした。
旧戸河内町も山に囲まれた市街地で、島根県とは何が違うだろうとも考えてみました。広島県の山の方が少し小さくて急で、でこぼこしている感じかなあと。島根県は山がゆったりしているイメージだったから。でも、石州瓦や川の美しさは共に変わりません。
旧加計町(安芸太田町)(4/5)
旧加計町に訪れる前、安芸太田町役場(旧戸河内町)に停まっていた移動販売車でパンを買って、近くのベンチで食べていたんですね。すると、バイク乗りのおじさん二人が役場から歩いてきて、声をかけてくれました。広島市街地から来られた二人で、ぼくがパンを食べている様子を見て、「このまま降りていったら加計っちゅうまちがあるんじゃけど、その『鯛焼屋 よしお』は絶対寄った方がええでえ!!」と教えてくれたのです。「鯛焼の外の生地は羽付きなんよ。それでパリパリに焼いてくれて、中にはあんこがたっぷり入っとるけえ。週末は大行列になるんよ。」と。教えてもらわなければ気づかずに通り過ぎていたかもしれません。鯛焼屋 よしおに着くと、平日ですが流石の名店、並んでいました。前の人は「鯛焼20個で〜」と大口の注文。これは焦る。ぼくはさっきパンを食べていたので、たくさんは買えない……。「一個からでも頼めますか?」と恐る恐る尋ねたところ、サクッとした声で「いいですよー!」と言ってもらえてひと安心。待ち時間中いろいろ様子を見ていると、たこ焼きも人気みたいだし、店員さんの中には日焼けした優しいお母さんがいて、普段は畑仕事されてるんじゃないかなあと思ったり。色紙のサインもたくさん壁に飾られていて、たくさんの人に愛されているお店はいいなあとしみじみしました。味はもう、最高だったわけです。熱々の粒あんがたっぷりだし、羽付きの生地がパリッパリのあつあつで。移動する頃には取材っぽいカメラが来ていたけれど、それも納得だと思うばかりでした。
旧加計町に訪れる前、安芸太田町役場(旧戸河内町)に停まっていた移動販売車でパンを買って、近くのベンチで食べていたんですね。すると、バイク乗りのおじさん二人が役場から歩いてきて、声をかけてくれました。広島市街地から来られた二人で、ぼくがパンを食べている様子を見て、「このまま降りていったら加計っちゅうまちがあるんじゃけど、その『鯛焼屋 よしお』は絶対寄った方がええでえ!!」と教えてくれたのです。「鯛焼の外の生地は羽付きなんよ。それでパリパリに焼いてくれて、中にはあんこがたっぷり入っとるけえ。週末は大行列になるんよ。」と。教えてもらわなければ気づかずに通り過ぎていたかもしれません。鯛焼屋 よしおに着くと、平日ですが流石の名店、並んでいました。前の人は「鯛焼20個で〜」と大口の注文。これは焦る。ぼくはさっきパンを食べていたので、たくさんは買えない……。「一個からでも頼めますか?」と恐る恐る尋ねたところ、サクッとした声で「いいですよー!」と言ってもらえてひと安心。待ち時間中いろいろ様子を見ていると、たこ焼きも人気みたいだし、店員さんの中には日焼けした優しいお母さんがいて、普段は畑仕事されてるんじゃないかなあと思ったり。色紙のサインもたくさん壁に飾られていて、たくさんの人に愛されているお店はいいなあとしみじみしました。味はもう、最高だったわけです。熱々の粒あんがたっぷりだし、羽付きの生地がパリッパリのあつあつで。移動する頃には取材っぽいカメラが来ていたけれど、それも納得だと思うばかりでした。
旧筒賀村(安芸太田町)(5/5)
最後にやってきたのは、旧筒賀村です。まずは「井仁の棚田」を目指してみました。ずっと名前を聞いたことはあったけれど、訪れるのは初めてで。すり鉢状の地形に石垣がびっしりと綺麗に積み重ねられ、そこに見事な棚田が広がっていました。まさに棚田の中の棚田。でも、そうやって簡単に言えるのは外の人間だからで、この大規模な棚田を作ることがどれだけ大変かと。そして、この棚田を守り続けている方々が今もいるということを忘れてはいけない。
その後、「筒賀のイチョウ」と呼ばれる大イチョウを見にいきました。筒賀大歳神社の境内にそびえる御神木。今までで見たイチョウの中で一番かもと思うぐらい大きかったです。土に近い幹は大人が何人でも隠れられそうで、枝は太いところから迷路みたいに何本もわかれていて。葉が地上には届かないぐらいまで、シャワーのように垂れて降り注いでいました。
最後にやってきたのは、旧筒賀村です。まずは「井仁の棚田」を目指してみました。ずっと名前を聞いたことはあったけれど、訪れるのは初めてで。すり鉢状の地形に石垣がびっしりと綺麗に積み重ねられ、そこに見事な棚田が広がっていました。まさに棚田の中の棚田。でも、そうやって簡単に言えるのは外の人間だからで、この大規模な棚田を作ることがどれだけ大変かと。そして、この棚田を守り続けている方々が今もいるということを忘れてはいけない。
その後、「筒賀のイチョウ」と呼ばれる大イチョウを見にいきました。筒賀大歳神社の境内にそびえる御神木。今までで見たイチョウの中で一番かもと思うぐらい大きかったです。土に近い幹は大人が何人でも隠れられそうで、枝は太いところから迷路みたいに何本もわかれていて。葉が地上には届かないぐらいまで、シャワーのように垂れて降り注いでいました。
というわけで、今日の散策はここまで。一日を通して山間部を巡る旅でした。晴れた日の山の景色ほど美しいものはありません。
本日のひとこと
ちょっと前までゲジゲジを見る機会が多かったですが、最近はカエルを見かける機会が多いです。
ちょっと前までゲジゲジを見る機会が多かったですが、最近はカエルを見かける機会が多いです。
旅を応援してくださる方へ
今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら
(終わり。次回へ続きます)
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