ふるさとの手帖

市町村一周の旅

山から海へ下りていく。阿品台のおじいさんとの出会い。【旧市町村一周の旅(広島県|5月21日―411日目)】

山から海へ下りていく。阿品台のおじいさんとの出会い。【旧市町村一周の旅(広島県|5月21日―411日目)】

今日は昨日と同じく山間部を進みつつ、最後には海へ下りていきました。そこではおじいさんとの出会いもあり。それでは振り返っていきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1084/2,094】
1084/2094
51.77%
総計【1171/2,264】
1171/2264
51.72%

スーパーカブの総走行距離
28939km

旧湯来町→旧吉和村→旧佐伯町→旧大野町→廿日市市
佐伯区(旧湯来町)

今日の旅先のこと
  • 旧湯来町へ。
    旧湯来町へ。
  • 五日市でもあるのか。
    五日市でもあるのか。
  • 合併記念碑。
    合併記念碑。
  • いろんな看板。
    いろんな看板。
  • 川が綺麗。
    川が綺麗。
  • 支所の前にて。
    支所の前にて。
  • ガソリンスタンド。
    ガソリンスタンド。
  • 石ケ谷峡へ。
    石ケ谷峡へ。
  • 緑が反射する。
    緑が反射する。
  • 小さな滝壺と。
    小さな滝壺と。
湯来町ゆきちょう(広島市佐伯区さえきく(1/5)
朝8時過ぎに安芸太田町を出発しました。ひんやりした空気が清々しい。山越えのときの気温表示は10度とあって、流石にもう少し高い気温だと思いますが、さむっ!と。そして、最初にやってきたのは旧湯来町です。現在は広島市であり、佐伯区に属しているまち。雰囲気はまだまだ深い山に覆われていて、広島市街地とはまるで違います。「石ケ谷峡」という渓谷も訪れてみました。目を閉じて川の流れを聞くと、ああ、この音は、都会では味わえない音だなあとつくづく。

  • 旧吉和村へ。
    旧吉和村へ。
  • 住宅が並ぶ。
    住宅が並ぶ。
  • いい景色だなあ。
    いい景色だなあ。
  • 山も印象的だった。
    山も印象的だった。
  • 何の栽培だろう。
    何の栽培だろう。
  • nakazawaさんで買い物。
    nakazawaさんで買い物。
  • つぼみ堂のおやつが有名とのこと。
    つぼみ堂のおやつが有名とのこと。
  • メロンパンと豆大福を食べた。
    メロンパンと豆大福を食べた。
  • いい風景だなあ。
    いい風景だなあ。
  • 沿道にて。
    沿道にて。
吉和村よしわむら廿日市市はつかいちし(2/5)
今度は廿日市市へ移っていきます。旧湯来町から西へ進み、しばらく山道を進んだあと、一気に広い里山の風景が現れました。空がとても広く、北の山が印象的で、こんなに美しい景色があったのかと、すぐに思わせるような。日本ではないような雰囲気だとも感じられるし、日本の原風景だとも思えるし、とても大好きになる風景で。
支所周辺にヤマザキショップと物産店が一緒になった新しい建物のお店があって、店内を覗いてみると、特産品や服も売っています。ここで豆大福を買ってみました。ほんのり甘い味。

  • 旧佐伯町へ。
    旧佐伯町へ。
  • しまっとるよ。
    しまっとるよ。
  • 商店街を歩く。
    商店街を歩く。
  • 印象的な看板。
    印象的な看板。
  • コンビニに自転車がいっぱい。
    コンビニに自転車がいっぱい。
  • 少し離れると水田も綺麗で。
    少し離れると水田も綺麗で。
佐伯町さいきちょう(廿日市市)(3/5)
旧吉和村から南下し、徐々に標高は低くなっているはずですが、旧佐伯町の市街地もまだ県北の雰囲気で、山間部の穏やかな風景が広がっていました。山を抜けたあとの道中は水田が広がり、商店街は昔ながらの気配が残っています。支所近くのコンビニで、放課後の高校生たちがアイスを買っていました。そして、田んぼの畦道を高校生のカップルが歩いているのをチラッと見えたときは、鼻血が出るかと思いました。こんな青春、東京にはないぜ。

  • 大頭神社へ。
    大頭神社へ。
  • 川の流れも綺麗。
    川の流れも綺麗。
  • 妹背の滝。
    妹背の滝。
  • 熊の出没情報も。
    熊の出没情報も。
  • まちの駅にて。
    まちの駅にて。
  • 大野は大野なんだなあ。
    大野は大野なんだなあ。
  • 海のそばへ。
    海のそばへ。
  • 宮島が近い。
    宮島が近い。
  • 団地からも赤い鳥居が小さく見える。
    団地からも赤い鳥居が小さく見える。
大野町おおのちょう(廿日市市)(4/5)
細い峠をひたすら下って、ようやく旧大野町の市街地が見えてきました。奥には険しい山があり、一瞬山に囲まれているように見えたけれど、よく見たら、その山は海を挟んだ宮島で。それぐらい近い距離感で、宮島があるのだなあと。
そして、山を下りきったところで、大頭神社にある妹背の滝へ。ルートを見ると、奥へ歩いた先に別の滝もあるようだったけれど、熊の出没情報が出ていたので、手前の滝まででストップ。
大野支所を訪れ、海岸線の公園にも向かってみます。公園からは宮島の景色がよく見えるけれど、住宅など建物がまったくないエリアでした。険しい山が海の直前まで迫っているので、道もなければ家もない。違う角度で島を見ると、また違った感じ方をするものだなあと。

  • 阿品台へ。
    阿品台へ。
  • 住宅団地が広がる。
    住宅団地が広がる。
  • 展望台へ上がっていこう。
    展望台へ上がっていこう。
  • フジグランが見える。
    フジグランが見える。
  • 娘さんのカバンが素敵で撮らせてもらった。絵はグランマ・モーゼスさん。
    娘さんのカバンが素敵で撮らせてもらった。絵はグランマ・モーゼスさん。
  • すてきなおじいさんとのご縁。
    すてきなおじいさんとのご縁。
  • ありがとうござました。
    ありがとうござました。
  • 無事に倉敷の旅ができますように。
    無事に倉敷の旅ができますように。
  • 再び海の近くへ。
    再び海の近くへ。
  • テニスコート。
    テニスコート。
  • 廿日市支所の裏手。
    廿日市支所の裏手。
廿日市市はつかいちし(5/5)
廿日市市は、まさに宮島へ向かう港があり、宮島の玄関口という印象ですが、今回はカブに乗っているので、違う場所にも行ってみようと、阿品台公園へ行ってみることにしました。小高い山の傾斜面も開発されて住宅街が多く、住宅はみんな南向きで、宮島が見えるようなつくりになっています。
阿品台公園の駐車場に着き、展望台まで合っているかと不安になりつつもかなりの階段を登った先に、素晴らしい展望の景色が待っていました。ここから見る宮島は、また見事だなあとぼんやり眺めます。
そして、このとき東屋のベンチにおじいさんと女性が座っていたのですが、おじいさんが「どこから来たの!」と声をかけてくれて。「倉敷からです!」と答えると、二人の表情がハッとしたんですね。
付き添いの女性が説明してくださいました。女性はおじいさんの娘さんです。「今、おじいちゃんはケガをしていて、リハビリをしているんです。それでたった今、倉敷へリハビリ旅行に行く計画を立てていたところだったんです」と。しかも、そのリハビリ旅行のメインは、倉敷の美観地区に行くというもので、美観地区はぼくが唯一地図を見ずに歩ける地元の観光地ですから、ここからここまでの距離はどれぐらいか。タクシーは呼べるか、と自分がわかる範囲のことをお伝えしました。ぼくにとっては身近だった美観地区のルートが、おじいちゃんにとっては非常に大きな一歩を踏み出す旅であったことも、考えさせられました。
「倉敷の子が、この公園に来るなんて、びっくりしたわ!」おじいちゃんが明るい表情になったのも感じられて、すごく嬉しかったです。6月に旅に出ると仰っていたので、無事に旅が終えられているといいな。

というわけで、今日の散策はここまで。広島県の山間部は初めて出会う景色ばかりでとても新鮮ですし、宮島が見え始めると、またそれも嬉しくなりました。
本日のひとこと
阿品あじな(廿日市市)と宇品うじな(広島市南区)って、話すときに少し混同してしまいそうになります。

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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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