ふるさとの手帖

市町村一周の旅

知床は感動の連続だった。【日本一周96日目2018.06.30北海道編】

待ちに待った知床、全ての条件が揃った。

1週間前ぐらいから日程を調整する中で、知床には晴れてるときに行けたらいいなと思って日程を調整してた。

この日に行こうと決めたのはいいものの、翌日にはすぐ予報が変わって一週間ほど全部雨マークになった。

「ダメか」という感じだったけど、ずっと雨が続く中で直前に1日だけ晴れマークが出た。

ちょうど元々狙ってた日だ。

そして知床といえば知床五湖が有名だけど、そこにはガイドツアーに申し込まないと入れない。

ヒグマの活動期で危険だからだ。

ずっと雨予報だったから申し込みもせずにいて、当日予約に賭けて向かった。

さがしてもらうとちょうどいい時間に1枠だけ空きがあって、滑り込んだ。

しばらく晴れ間の見えない北海道、ちょうどここ知床で条件が揃った。

ヒグマと出会える可能性は極めて低いけど。

クマの爪痕。

斜里のクリオネキャンプ場から、知床五湖フィールドハウスに向かう。

一緒に泊まっているメンバーの中ではずっと雨が続くからここで1週間ほど停滞するという人も多くて、僕もどうするか考えたけど、やっぱり進むことにする。

雨でも進むことが基本的なスタイルだったので。

快晴だ。

最高に気持ちいい。

道中だけで感動してしまう。

オシンコシンの滝。

水しぶきで光に筋が生まれる。

なんてすごい場所なんだろう。

そしてその後、「知床五湖フィールドワーク」という場所に向かったけど、駐車場の手前で

ヒグマに遭遇した。

一頭、道の脇から離れて行くところだったから安全だったけど、初めて野生のヒグマをみた。

ちなみに北海道を旅していて、実際にクマを見たことがある人はほとんどいない。

道民の人も何十年暮らしていても見たことある人はほぼいない。

それくらいレアだし、会わないことが本来ベスト。特に怪我もなく見れたことは、本当にラッキーだった。

もちろん写真を撮ってる余裕はなかった。

知床五湖フィールドワーク、ガイドツアーに参加。

ここからは、ガイドツアーに参加する。

今の時期、知床五湖の散策には3パターンあって、

・自由散策
①高架歩道→電気柵がついていて安全。一湖が見れる。無料。
・ガイドツアー
②地上遊歩道・小ループ→全周1.6km、一、二湖が見れる。90分ほど、2,500円。
③地上遊歩道・大ループ→全周3.0km、五湖すべてが見れる。3時間ほど、5,000円。

よって、ツアーに参加できなかったら高架歩道を歩こうと思っていたけど、幸運にも③の大ループに参加することができた。

まず、5分ほどのビデオを見てクマの対策法などを知る。

そしてガイドさんからの注意を聞いた後、出発。

ちなみに飲料は水、お茶のみ。糖分の含まれるものは一切持ち込み禁止。

ある程度の緊張感も持ちつつ、3kmの道をゆっくり散策だ。

ツアー1つの班は10人ほど。海外の方も半分いらっしゃった。

手付かずの自然、本当に神秘的。

水芭蕉。知床の水芭蕉はめちゃめちゃ大きい。そしてクマの餌でもある。

クマの糞。ルートの道にも落ちてる。

晴れてるから本当に気持ちいい。

これは冬に木が割れた後。

こっちはクマが木を登った後。

五湖。

ただただ感動しかできない。

湖も5つ全部見たけど、全部が美しかった。


反射も青い。


ガイドさんの帽子にトンボが3匹。

鹿さん。高架歩道から。

ちなみにツアーの中でクマとは遭遇しなかったけど、

ツアーは2回中断した。

理由は他の班がヒグマに遭遇したため。

複数の班がルートを歩いているけど、1つでもどこかの班がヒグマと遭遇すれば、全体が中断し、ツアーの継続か中止が決まる。

クマと遭遇しなくても、ツアーが中止になりうるということ。

それくらいクマと出会うことは危険だし、「会わないことがベストだ」ということ。

僕らが通ってきたルートで後ろの班が遭遇していたので、少しぞっとしました。

けど、こうして知床五湖をこんなに天気のいい時に見れたのは本当に幸せだった。

 

ここから向かう先は根室。知床で時間をたくさん使ってしまったため、少々急ぎ足で向かう。

知床峠は霧が多いことで有名。けど今日はいい天気だった。

峠から。最高の時間をありがとう。

峠を越えて、羅臼町へ降りていく。ここは「熊の湯」という温泉。無料で入れる。

時間がなかったから入れなかったけど、「熱い」らしい。

そしてここで不思議だったのが、完全に峠を降り切った瞬間のこと。

峠を降りたところで、一気に空気が冷たくなって、さっきまで快晴だったのに急に霧が立ち込める。

本当に一瞬。

体感温度も急に下がった。

やっぱり北海道の気候ってすごいなと痛感。

ここから本当は根室市までに標津町、中標津町、別海町と町があったんだけど、時間がなくて写真は撮れなかった。またこよう。

根室市に着くとまた霧が立ち込める。奥の塔が消えてるのが見える。

塔の上部が霧ということ。


そして今日お世話になるのが「鈴木食堂」さん。日本最東端、ノシャップ岬から数百メートルのところにある。名物は「サンマ丼」ライダーハウスもやってる。

優しいオーナーさんだった。

サンマ丼、ごちそうさまです。

日本の一番東にいる。

奥には北方領土。

霧が出ていたけど、うっすら肉眼では確認できた。写真だと厳しかったけど。

感動しっぱなしの1日だった。

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