ふるさとの手帖

市町村一周の旅

須佐や田万川から阿東、徳地まで。広い萩市と山口市を巡る。【旧市町村一周の旅(山口県|5月15日―405日目)】

須佐や田万川から阿東、徳地まで。広い萩市と山口市を巡る。【旧市町村一周の旅(山口県|5月15日―405日目)】

秋の日のような鱗雲が広がる朝、萩ゲストハウスrucoを出発し、萩市から山口市へと進んでいきました。途中は仮眠を取って、体力を回復させながらの散策でした。それでは振り返っていきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】

86/171
50.29%
訪れた旧市町村の数【1049/2,094】
1049/2094
50.01%
総計【1135/2,264】
1135/2264
50.13%

スーパーカブの総走行距離
28157km

旧福栄村→旧むつみ村→旧須佐町→旧田万川町→旧阿東町→旧徳地町、の6つ。

今日の旅先のこと
  • 旧福栄村へ。水田に心癒される。
    旧福栄村へ。水田に心癒される。
  • 道の駅にて。ふるさと福栄だ。
    道の駅にて。ふるさと福栄だ。
  • 可愛いし整えられている。
    可愛いし整えられている。
  • 福栄総合事務所。
    福栄総合事務所。
  • 大板山たたら製鉄遺跡へ。
    大板山たたら製鉄遺跡へ。
  • 国指定史跡です。
    国指定史跡です。
  • 石垣も残っている。
    石垣も残っている。
  • 製鉄の場があったのだなあと。
    製鉄の場があったのだなあと。
  • 遺跡を出て、畑もあった。
    遺跡を出て、畑もあった。
福栄村ふくえそん(萩市)(1/6)
萩市街地から東へ進むには主に海側と山側があり、今回は山側の道を進んでいく。そして、内陸を進んだ先にある、旧福栄村へ向かいました。道がY字に分かれたところが中心地になっており、庁舎と道の駅が並んでいます。水田を見ると里山らしさも感じられてホッとする。
その後、市街地からはかなり離れた「
大板山たたら製鉄遺跡」を目指しました。遠いので訪れるのをちょっと迷ったぐらい。隣の阿武町との境界線近くにあり、なおかつ不安になるような細い山道を進んだ先にありました。遺跡は石垣が積まれており、城跡のようにも錯覚してしまったけれど、たたら製鉄の遺跡。展示室で映像も見て、たくさんの木炭を使うからこそ、山林が豊富なこの地が選ばれたのではないかということでした。なるほど、山奥なのにも意味がある。そして、操業時はここに仕事や生活の場があったということで、今では静かな山林だからこそ、より不思議に感じられたのでした。

  • 旧むつみ村へ。
    旧むつみ村へ。
  • むつみ総合事務所。
    むつみ総合事務所。
  • 周辺を散策。
    周辺を散策。
  • 色が良いです。
    色が良いです。
  • 雲林寺へ。
    雲林寺へ。
  • 猫の彫刻がいっぱい。
    猫の彫刻がいっぱい。
  • ネコへの愛が伝わってくる。
    ネコへの愛が伝わってくる。
  • 風鈴の音も綺麗だった。
    風鈴の音も綺麗だった。
  • 本堂。すごい。
    本堂。すごい。
  • 役所の方かなあ。
    役所の方かなあ。
  • 移動中に、食事処も発見。
    移動中に、食事処も発見。
むつみ村むつみそん(萩市)(2/6)
次は旧むつみ村を目指しました。先ほどの旧福栄村の市街地もそうでしたが、川の流れがあるところが土地がひらけて住みやすく、そこに集落が広がると。旧むつみ村の市街地も、蔵目喜川沿いに広がっていました。
その後、雲林寺という寺が「ネコ寺」とのことで、気になって向かってみると、大小さまざまな猫の彫刻が入口にもお堂にもいっぱいで。ネコがたくさん住んでいるのかと最初は思ったのですが、一匹だけ出会いました、ひとまず。ちなみにお参りし終わった直後、スーツ姿の若い人たちがたくさんやってきた。坐禅したのかな…?

  • 旧須佐町へ。スサノモノミトコ館。
    旧須佐町へ。スサノモノミトコ館。
  • 須佐総合事務所。
    須佐総合事務所。
  • 落ち着いた雰囲気。
    落ち着いた雰囲気。
  • 歩きながら。
    歩きながら。
  • 小さなかけら。
    小さなかけら。
  • 気さくに話しかけてくれたおじいちゃん。ありがとう!
    気さくに話しかけてくれたおじいちゃん。ありがとう!
  • 海も近い。
    海も近い。
  • 須佐ホルンフェルスへ向かう。途中の地層も変わっている。
    須佐ホルンフェルスへ向かう。途中の地層も変わっている。
  • 見下ろしたらゾゾっとした。
    見下ろしたらゾゾっとした。
  • 須佐ホルンフェルス。不思議な地形だなあ。
    須佐ホルンフェルス。不思議な地形だなあ。
  • ミルフィーユみたい。
    ミルフィーユみたい。
須佐町すさちょう(萩市)(3/6)
旧むつみ村から次へ向かったのは、旧須佐町です。およそ30kmの移動で、阿武町も通過しました。現在は萩市が阿武町をぐるっと取り囲んでいて、旧須佐町は阿武町よりも東側。萩市街地よりも阿武町の方が近いという立地で、島根県の益田市もすぐそこです。そして、ようやく旧須佐町市街地へ入ると、須佐駅横に物産館が建っている。その名も「スサノモノミトコ館」。ネーミングセンスが良い。
また、スーパーでおにぎりを買って、入口のベンチに座って食べていたところ、横にあった自販機でジュースを買ったおじいちゃんが話しかけてくれて、ぼくと同じベンチに座るのでした。これを、違和感なくさらっとやっちゃうもんだから、そのまま会話がはじまるわけで。おじいちゃんは旧須佐町の出身で、ケンサキイカが美味しいことや、まちのいいところをいくつか教えてくれました。気さくかつ、自然体のおじいちゃんだった。
そして、もともと行く予定だったし、おじいちゃんにも勧められた「須佐ホルンフェルス」へ。地層が縞模様になって見えるのが特徴で、スイーツみたいにも見えました。でも、相当大きな断崖で、上から降りていくときは足元がすくんで。日本にもいろんな地層があるんだなあと。

  • 道の駅 ゆとりパークたまがわ。
    道の駅 ゆとりパークたまがわ。
  • 田万川総合事務所。
    田万川総合事務所。
  • タイヤと。
    タイヤと。
  • 江崎駅。
    江崎駅。
  • 静かな暮らし。
    静かな暮らし。
  • お寺も石州瓦。
    お寺も石州瓦。
  • 山陰本線。
    山陰本線。
  • ×
    ×
  • おじゃましてすみません。
    おじゃましてすみません。
田万川町たまがわちょう(萩市)(4/6)
山口県で最も東に位置するまちである、旧田万川町。「道の駅ゆとりパークたまがわ」に着いたときには疲れがたまっていて、ちょっと休みたいぞと。で、道の駅内に椅子があったので、座ったら寝てしまいました。一瞬で一時間経ったかな。その後、再出発。
そして、総合事務所や江崎駅周辺も散策しました。事務所の裏手からは、セミみたいにカエルが合唱していて、ぼくはそれが心地よく聞こえるタイプなので、歓迎してくれてありがとうと。お寺の屋根が立派な石州瓦だったことも印象的でした。

  • 旧阿東町へ。
    旧阿東町へ。
  • 小盆地がひらけていた。
    小盆地がひらけていた。
  • 阿東総合支所。
    阿東総合支所。
  • 南側の山が好き。
    南側の山が好き。
  • こんな可愛いことある?
    こんな可愛いことある?
  • 昔ながらの気配。
    昔ながらの気配。
  • 徳佐八幡宮へ。
    徳佐八幡宮へ。
  • しだれ桜が新緑の並木になって。
    しだれ桜が新緑の並木になって。
  • 本殿だ。
    本殿だ。
  • 上の模様が新鮮だった。
    上の模様が新鮮だった。
阿東町あとうちょう(山口市)(5/6)
旧田万川町から旧阿東町まで、45kmありました。車ならまだ良いかもしれませんが、カブなので、けっこう体力を使うわけです。移動中、誰もいないトンネルの中で、「元気出していこおおーーー!!!」とか、思いっきり叫んだりして、元気を出していました。
そして、ようやく市街地に着くと、古き良きまちなみが見事に広がっています。南側の山並みも美しく、山とまちのバランスが心地良い。さらに、
徳佐八幡宮を訪れたとき、6年前に親戚のおばさんに連れてきてもらった神社だと気づきました。旅の初日に怪我をして傷心だったぼくを励ますために、津和野や阿東を案内してくださったんですね(とてもナチュラルに)。そのときは阿東という地名を強く意識していなかったので、今日こうしてやってくるまで、神社のことも気づかなかった。参道のしだれ桜の並木が有名で、今は新緑が風にたなびいていました。

  • 大原湖。
    大原湖。
  • 旧徳地町を進む。
    旧徳地町を進む。
  • 水田が綺麗で。
    水田が綺麗で。
  • 徳地町の特産品もあった。
    徳地町の特産品もあった。
  • 放課後。
    放課後。
  • いろんな事情があると。
    いろんな事情があると。
  • 交差点。
    交差点。
  • 西日の中で。
    西日の中で。
  • 日々は続く。
    日々は続く。
徳地町とくぢちょう(山口市)(6/6)
さらに、旧阿東町から30km移動します。細い谷間を移動していき、大原湖を通過し市街地へ。旧徳地町も山に囲まれたのどかな風景が広がっていました。山口市街地も山に囲まれてはいるけれど、のどかさの本気度が違うというか。山口市、という感じもあまりしないです。物産店に入ると、地元の猪肉も売っていました。庁舎の方では移動販売車の曲が大きく鳴り響いていて、こうした日常も程よいなあと感じながら。

というわけで、今日の散策はここまで。途中、仮眠も取りましたが、無事に当初の計画通り進み切れました。しんどいとき、先日の香月泰男美術館で出合った彼の座右の銘「一瞬一生」にも、かなり助けられています。
本日のひとこと
今日はかなりの疲れで、夜、やよい軒でごはんを700g食べました。
 

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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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