ふるさとの手帖

市町村一周の旅

鹿児島市から姶良市を抜けて、鹿児島空港へ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|3月20日―349日目)】

鹿児島市から姶良市を抜けて、鹿児島空港へ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|3月20日―349日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】

86/171
50.29%
訪れた旧市町村の数【921/2,094】
921/2094
43.98%
総計【1007/2,264】
1007/2264
44.48%

スーパーカブの総走行距離
24750km

旧郡山町→旧吉田町→旧蒲生町→旧姶良町→旧加治木町→旧溝辺町、の6つ。

屋久島から鹿児島市に戻ってからは、『イルカゲストハウス』に宿泊させてもらった。旅人には有名な宿で、ぼくも4年前の旅のときから知っていたけれど、4年前は友だちの家に居候させてもらっていて、泊まる機会がなかった。

そして、屋久島へ向かう前のこと。鹿児島市内を散策していたときに、イルカゲストハウスの女将が声をかけてくださって、その場で屋久島から戻ってきた日の宿泊を予約させてもらったのだった。どうして声をかけてくださったのかというと、見た目が旅人っぽかったからだと。さすが女将、鋭い!

女将さん、初めまして!
翌日も雨だったので、2泊させてもらった。ありがとうございました。
7時半にイルカゲストハウスを出発し、旅の再開だ。鹿児島市街地から住宅団地を抜けて西へ進み、旧郡山町へ向かった。
 
最初に「轟滝」に向かった。桜が部分的に散っている森の中に滝が流れており、しっとりおしとやかに落ちていく滝だった。
 
その後、市街地を歩いたけれど、とにかく風が強くてとても肌寒かった。
轟滝。
桜もこんにちは。
郡山支所へ。
穏やかなまち。
風が強かったです。

庭が丁寧な、吉田麓を歩く。ー旧吉田町。(鹿児島市)

次にやってきたのは、旧吉田町。内陸に広がるまちで、ゆるやかな山に囲まれた小盆地だった。
 
吉田麓という地名があったので、訪れてみる。「麓」というのは、薩摩藩における武士の居住地だ。観光地にはなっておらず、今も静かな暮らしが残っており、整えられた庭が印象的だった。黄色やピンクの花、生垣も美しかった。
旧吉田町へ。
吉田支所。
そばの小川が綺麗。
吉田麓の方へ。
麓の雰囲気がある。

蒲生の大楠もまちなみも好きだ。ー旧蒲生町。(姶良市)

旧吉田町から北へ10kmほど進み、旧蒲生町へ向かった。蒲生八幡神社境内に聳える「蒲生の大クス」は、日本一の巨樹の名を持つ楠だ。前回の旅でも訪れたけれど、やはりとても立派だったし、ほかの木々も十分に大きいと感じられた。
 
さらに、周辺の蒲生麓も散策した。綺麗な町割りが残っていて、春分の日だったので、表玄関には日の丸も掲げられていた。強い風でパタパタパタ……と。
旧蒲生町へ。
日本一の巨樹へ。
蒲生八幡神社の境内。
大クスだ。大きいなあ。
日の丸が風に揺れる。

山田の凱旋門から市街地へ。ー旧姶良町。(姶良市)

次にやってきたのは、旧姶良町。現在は「姶良市」だけれど、姶良町もあったのだなあと。
 
まず、「山田の凱旋門」という場所へ向かってみた。凱旋門って、どういうものだろうと思っていたけれど、到着すると確かに凱旋門で驚いた。日露戦争のときに出征された方々の帰還を記念して、明治39年(1906年)に作られたと。
 
今度は姶良市街地へ向かった。帖佐駅の駐輪場の自転車は風でほとんど倒れていて、あららー!と思ったりもしつつ。
旧姶良町へ。
山田の凱旋門のところに、カカシがいた。
山田の凱旋門。確かに凱旋門だ。
階段の先に招魂社があった。
帖佐駅前。今日はほんと冷たい風で。
姶良も大きなまちだなあ。
イオンのところ。
別府川。

展望台から桜島を眺めて。ー旧加治木町。(姶良市)

次にやってきたのは、旧加治木町。加治木総合支所へ訪れて、周辺も散策してみると、やや古いまちなみが広がっていた。「加治木まんじゅう」の暖簾もいくつか掲げられており、地元の名物みたいだ。行列のお店もあった。
 
その後、高倉展望台まで上がってみると、加治木のまちなみと桜島が見事に広がっていた。これ以上ない最高の景色だ。
旧加治木町へ。
加治木総合支所。
ちょっと昔のまちなみ。
高倉展望台へ。
龍門司坂という坂にも出会った。
渋い。

茶畑を通って、鹿児島空港へ。ー旧溝辺町。(霧島市)

そして、最後に霧島市の旧溝辺町へ入った。まずは市街地へ向かってみる。静かな暮らしが広がっており、近くに空港があるとは全く感じられない。今日の行程では最後に訪れたまちなので、溝辺ふれあい温泉センターで温泉にも入った。
 
その後、鹿児島空港へ向かう。道中に茶畑が広がっていて、一面の緑と青空の風景がとても気持ちよかった。
旧溝辺町へ。
溝辺総合支所周辺。
溝辺ふれあい温泉センターで入浴した。生き返った。
茶畑と飛行機。
鹿児島空港へ。
夜のフライトで東京へ。

というわけで、今日の散策はここまで。鹿児島空港にはバイク用の駐輪スペースもあって、駐車料金も確認済みだったので、この日、鹿児島空港にバイクを停めて、諸用で東京へ向かいました。飛行機用のキャリーバッグも当然持っていないので、荷造りがすごく難しかった。それに風の強い日だったので、飛行機も地域によっては欠航して、ぼくが乗った便も1時間ぐらい遅れたのでした。でも、無事に移動できて何より。
 
本日のひとこと
スマホスタンドを動かせば、バイクに乗りながら動画を撮れることに、今になって気づきました。
(終わり。次回へ続きます)

<旅を応援してくださる方々へ&関連ページ>

「どこで暮らしても」の商品ページに飛びます。

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら

二見書房編集部noteにて連載中です。

二見書房編集部noteのページはこちら
旅についての心境を、週に一度日記形式で書いています。ブログにまとめきれなかったことも残せたらと思います。

日本加除出版noteにて連載中です。

日本加除出版noteのページはこちら
旧市町村で気になったまちのことについて、月に一度まとめています。本文は『戸籍時報』でも連載中です。

ストレートプレスにて連載中です。

ストレートプレスのページはこちら
トレンドニュースサイトのSTRAIGHT PRESS(ストレートプレス )にて、旧市町村をひとつずつまとめた記事を連載中です。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

RECENT ARTICLES

いったん、鹿児島県も最後の旅。志布志市、曽於市へ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|4月2日―362日目)】

いったん、鹿児島県も最後の旅。志布志市、曽於市へ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|4月2日―362日目)】

いったん、鹿児島県の旅も今日で最後になります。いったんというのは奄美大島が残っているからで、屋久島には訪れることができたものの、奄美大島はタイミングを逃してしまいました。ただ、沖縄県もまだ残っているので、どこかのタイミン...
佐多岬、雄川滝、内之浦……本州最南端の壮大さ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|4月1日―361日目)】

佐多岬、雄川滝、内之浦……本州最南端の壮大さ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|4月1日―361日目)】

さて、4月1日。鹿児島県最南端のまちを進んでいきます。佐多岬まで行くか迷いましたが(遠いので)、行かなきゃ後悔しそうだなあと思って、行ってきました。それでは振り返りましょう。今日までの旅メーター訪れた政令指定都市の区の数...

Follow me