ふるさとの手帖

市町村一周の旅

雨と霧と晴れ間と。八代市と芦北町へ。【旧市町村一周の旅(熊本県|1月31日―300日目)】

雨と霧と晴れ間と。八代市と芦北町へ。【旧市町村一周の旅(熊本県|1月31日―300日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【82/175】

82/175
46.86%
訪れた旧市町村の数【841/2,094】
841/2094
40.16%
総計【923/2,269】
923/2269
40.68%

スーパーカブの総走行距離
23040km

旧鏡町→旧千丁町→八代市→旧田浦町→芦北町、の5つ。
今日は八代市と芦北町を巡るのが目標だ。出発地の八代市街地から、まずは旧鏡町へ向かっていく。外に出たときは雨が降っていなかったけれど、地面はしっかりと濡れていた。そして、旧鏡町へ着く頃には、またしっかりと雨が降ってきたのだった。
 
旧鏡町では、鏡支所と鏡ヶ池公園に向かった。支所周辺ではまちなみに強い印象を感じなかったけれど、鏡ヶ池公園に向かう途中、昔ながらのまちなみの気配を感じて足を止めた。住所も「鏡町鏡」だったので、ここがかつての中心街だったんじゃないかと。
 
鏡ヶ池公園から次の旧千丁町へ向かう最中には、雨が上がって山並みが浮かび上がった。山の麓は深い霧に覆われている。ああ、見事な風景だなあと。
八代市街地を出発。
八代市鏡支所。

鏡町鏡。
昔ながらのまちなみだ。

鏡ヶ池公園へ。

東の山並みと霧。

「い草の里」のいぐさくん。ー旧千丁町(八代市)

次にやってきたのは、旧千丁町。最初に千丁駅に訪れると、ちょうど放送が鳴って電車が通過していった。

さらに、千丁支所の周辺を歩いていると公園があり、滑り台の上には「いぐさくん」とかかれたキャラクターがいた。おそらく八代市というよりも旧千丁町のキャラクターなんじゃないかな。

住宅と山並みと。
千丁駅。

小学校の前に、太鼓の絵だ。

いぐさの里公園。
いぐさくんがいた。

妙見宮から八代城跡へ。ー八代市

次にやってきたのは、八代市の市街地。まずは妙見宮(八代神社)へ向かった。山の麓に位置しており、雰囲気も静かだ。妙見宮を参拝する前に、山の上にあった霊符神社にも登った。そこから市街地の景色が見えるかもしれないと思ったのだ。そして、工場群や球磨川をはじめ、八代市のまちなみを見渡すことができた。
霊符神社へ。
新幹線と。
参拝。
八代市街地だ。
妙見宮へ。
県外ナンバーの車も来ていた。
その後、球磨川沿いを通って、八代城跡を散策した。八代城跡の看板には、一国一城令で八代城が特例で廃城にならなかったと書かれていた。もちろん一国とは熊本城があるわけだが、八代という土地も重要だったと。
球磨川だ。

八代市街地から見る球磨川上流は山並みが霧に包まれ美しかったが、この先の国道は、令和2年7月豪雨から3年半経つ今も、一般車両の通行はできない。

八代城跡。
八代宮も参拝した。

御立岬から天草の島影。ー旧田浦町(芦北町)

次にやってきたのは、旧田浦町だ。『道の駅 たのうら』を訪れると、米米CLUBをはじめ懐かしい曲が流れている。そして、御立岬公園へ向かっていった。

御立岬公園で海を見ながら下っていくところで、バイクを停めた。天草の山並みが雲海のように浮かび上がっていたのだ。こうした海の様子を旅で見たことがなかったので、とても優美だと感じられた。

道の駅 たのうら。

薩摩は近いけど、江戸は遠いなあ。
田浦支所周辺。

御立岬公園。海と山が仄かに溶け合っていた。

佐敷城跡からまちを見渡そう。ー芦北町

そして、最後にやってきたのは芦北町だ。前回の旅では佐敷城跡へ訪れている。今回も行こうと思ったが、その前に芦北町役場の周辺を散策した。

芦北町を走っていて、国道3号線がまちなみの基準になっているなあと感じたし、佐敷川と湯浦川、ふたつの川が海に通じていて、その間に市街地が広がっているのだなあと。

芦北町役場。

佐敷城跡へ。
石垣もしっかりと。

入江のようなイメージかな。


というわけで、今日の散策はここまで。その後、芦北町から人吉市まで移動した。県道27号線を進み、国道219号線に合流するルートだ。
 
球磨川沿いの国道に入ってから、令和2年7月豪雨の爪痕がまだ数多く残っていた。想像以上だった。そして、人吉市街地では、「がんばろう人吉」の旗が掲げられている一方で、「令和6年能登半島地震災害に伴う支援金募金」もあった。心のやさしさとつよさを感じた。
 
本日のひとこと
旧坂本村(八代市)は後日、遠巻きにはなりますが訪問できたらと思います。
(終わり。次回へ続きます)

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