福江島の朝、見事に晴れた。2泊3日お世話になった、ネドコロノラのマナミさんたちにご挨拶をし、鬼岳に寄って福江市街地を目指す。ノラさんで過ごした時間、思い出深い時間になりました。ほんとうにありがとうございました!
今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【81/175】
訪れた旧市町村の数【782/2,094】 総計【863/2,269】スーパーカブの総走行距離
21930km
冬の鬼岳を訪れて、船に乗る。ー旧福江市(五島市)
鬼岳から港へ。今回乗るフェリーは、奈留島と上五島の奈良尾へ向かう。ざっと見て30人ぐらい乗船した。地元の人も「今日は乗っとるなあ」と呟いていた。
福江港から奈留島まで、40分の船旅だ。デッキへ上がると、ベンチで昼食を食べている人もいれば、海風を浴びながら、新聞を読んでいる人もいる。その光景は、とても美しい。
船は久賀(ひさか)島の近くを通り過ぎていく。断崖絶壁の景色を見て、ただ圧倒される。久賀島には旧五輪教会堂という教会が、山道の険しい先にある。そこに教会をつくることは、どれだけ大変だったのだろう。ぼくにはわからない。そういうことをふと考える。船は走っていく。
自転車を借りて、奈留島を巡ろう。ー旧奈留町(五島市)
さあ、ここから島を巡ろう。最初に目指したのは、やっぱり奈留高校だ。ユーミンの「瞳を閉じて」の歌碑を見に行くために。
奈留島とユーミンのエピソードは、ぼくが説明するよりも、ネットで調べた方が詳しく載っているだろう。奈留島の高校生がラジオ番組へ送った「校歌を作ってほしい」という投稿から、「瞳を閉じて」は生まれた。この名曲は、奈留島の愛唱歌になっている。
江上天主堂からは、宮の浜海水浴場へ向かっていく。相ノ浦湾へ出ると、海鳥がゆったりと海に浮かんで気持ち良さそう。そして、相ノ浦湾の地形に驚いた。ローマ字の「W」を描くように、深く切り込んだ入江になっていたからだ。海辺を走っていたら、休んでいた漁師さんたちと目が合い、会釈した。
この後、スーパーで晩御飯を買って、自転車を返却し、奥居旅館さんに戻った。ゆっくり作業したかったけれど、明日の船便も、朝7時35分発だ。乗り遅れちゃいけない。早めに寝よう。寝る前にもう一度、ユーミンの曲を聴いた。
明日は移動日。船を乗り継ぎ、本土に戻って、諫早方面を目指します。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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