今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【67/175】
訪れた旧市町村の数【586/2,093】 総計【653/2,268】スーパーカブの総走行距離
17380km
西蒲区を巡ろう。(2023年10月26日(木)―203日目)
旧西川町(新潟市西蒲区)
と、朝の船旅を終えて、ここからもう一度仕切り直し。今日は新潟市西蒲区の旧市町村を巡ります。最初にやってきたのは、旧西川町です。
越後曽根駅や、西川ふれあい公園の周辺を散策しました。すると北の空、遠い飛行機ぐらいの小ささで、白鳥が飛んでいるのを発見。隊列を組んで飛んでいる姿に「すごい!飛んでる!」と声が漏れます。
さらに原付で進んでいると、さらに何羽も何羽も、田んぼに白鳥がいるではありませんか。すごいな新潟! 住んできた岡山や広島、東京では出会えない風景だ。
旧潟東村(新潟市西蒲区)
次にやって来たのは、旧潟東村です。出張所の近くにある民俗資料館を訪れました。受付のおじいさんが館内まで一緒に来てくださって、「1分で説明しますね」と、10分間の説明をしていただきました。
もともとこの辺りには「鎧潟」と呼ばれる潟が存在していて、干拓によって無くなってしまったと。その東に位置していた村が、「潟東村」でした。干拓される前には漁師がいて、違う暮らしがあったことを、写真や資料から感じられた時間です。
旧中之口村(新潟市西蒲区)
旧中之口村へやって来ました。景色は角田山も弥彦山もどちらもバランスよく望むことができます。「中之口先人館」の近くに新幹線が通っているので、10分ぐらい待っていたのですが、さすがに来ないなと思って離れた1分後に、新幹線が通過していった。あるある。
先人館では大きく、第36代横綱の羽黒山が紹介されていました。横綱が育った村って、誇りですよね。
さらに、「澤将監(さわしょうげん)の館」も訪れます。復元された立派な庄屋を見学することができ、受付で「館長もいますので、ご案内できます」と聞かれて「お忙しくないですかね‥‥」とやんわり答えると、「館長、案内をご希望です〜!」と、1時間じっくり館内を案内していただいたのでした。
面白かった点はいくつかありますが、特に澤家の世代が進むにつれての転換が印象的でした。新潟県にはかつて大地主が多く存在しています。澤家も豪農の道を選べたはずですが、ゆくゆくはその道を選ばず、医学の道を進んだそうです。やり方はあるのだなあと。
旧巻町(新潟市西蒲区)
西蒲区の中心部は、旧巻町です。区役所近くで昼食をいただいたあと、上堰潟公園へ向かいます。公園の駐車場の車もいっぱいなので、何かあるのかなと進んでいくと、広々としたコスモス畑がありました。なるほど、なるほど。
角田浜まで行くと、日本海の奥に佐渡島が存在感のある姿を見せています。この辺りが、直線距離では佐渡島にいちばん近いんですよね。また行きたいなあ、なんて思いながら。
旧岩室村(新潟市西蒲区)
というわけで、今日の散策はここまで。これで新潟市のすべての旧市町村をめぐることができました。合わせて15のまちがひとつの市になったわけで、今まで新潟市のイメージとだいぶ変わったなあ。ビル群のイメージから、もっと自然の姿、といったところでしょうか。
西蒲区を巡ったあと、弥彦神社にも訪れました。清々しい場所ですよね。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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