今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【59/175】
訪れた旧市町村の数【522/2,093】 総計【581/2,268】スーパーカブの総走行距離
15860km
由利本荘をゆっくり走ろう。(2023年9月26日(火)―173日目)
肌寒い曇りの朝だ。出発時に見えてみた鳥海山にも、雲がかかりはじめる。
横手市を離れて、由利本荘市に向かった。名前は「由利」と「本荘」が組み合わさっているものだけれど、2005年の平成の大合併までは、合わせて8つの市町が存在していた。今日はそのうちの5つへ。
旧東由利町(由利本荘市)
最初にやって来たのは、旧東由利町。横手市と由利本荘市の市街地の、中間あたりに位置している。まちの中心に着く直前、「湯出野遺跡」の看板があって立ち寄ってみた。3000~2500年前、縄文後期の遺跡であると。お墓の穴や装飾品も出土したそうだ。
旧大内町(由利本荘市)
次にやってきたのは、旧大内町。一度由利本荘市の市街地を通って、旧大内町に入ったので、結構遠かった。道の駅に併設されている出羽伝承館を訪れたあと、レストランのある建物へ。11時15分からオープンと書かれてあって、今は11時17分だ。メニューに名物の「大内とろろ飯」を見つけて、地元のものは食べてみたいと寄ってみることにした。
「大内とろろ飯」が届いたとき、量の多さにビックリした。2膳分のご飯に、2杯分のとろろ。加えてマグロ、とんぶり、モロヘイヤとオクラのお浸し、しょうゆの実、梅干し、ししゃもきくらげと、6種類のトッピングがセットになっている。食べ方は、トッピングをお好みでとろろに入れて、しょうゆと味噌で味を整える。それをご飯にかけると…最高のとろろご飯の完成だ。
大内では毎年10月に「秋田大内 元祖!とろろ大喰い大会」なるものがあるらしく、それにちなんだメニューとのことだった。しかも、お値段は980円。これで1000円を切るのか…と大満足だ。
今日はお昼ご飯抜きでも仕方ないかな、と思って旅をしていたぐらいだけど、人生が豊かになった。ありがとう大内!
旧岩城町(由利本荘市)
次にやってきたのは、旧岩城町。道中、小さな峠でリスが駆け抜けたと思ったら、カモシカが堂々と道の真ん中に立っていた。野生のポケモンに出会ったようだった。そして、最初はなんて読むのかわからなかったけれど、「天鷺(あまさぎ)村」を訪れた。
かつてこの辺りは「亀田藩」が治めていた。天鷺村では、亀田藩の暮らしに触れることができる。
旧本荘市(由利本荘市)
由利本荘市の中心部とも言える、旧本荘市へ。旧岩城町の道の駅に着いた頃から雨が強くなってきて、合羽を着ての出発だ。さらに本荘公園に着いたときには、本降りに。公園内で東屋を見つけたので30分ぐらい休ませてもらった。
羽後本荘駅辺りも歩いたけれど、道も広いしさすが中心街だと感じながら。
旧西目町(由利本荘市)
最後にやって来たのは、旧西目町。今日は西目駅近くの宿に泊まるので、そこに合わせて向かった感じだ。雨の西目海水浴場へ。波の音以外は何も聞こえない中で、ちょっとだけぼーっとしてみる。西目駅近くに移動すると小学生や高校生が下校している時間だった。誰かの日常の中に、自分がいる。
というわけで、今日の散策はここまで。いよいよ秋田県の旅も最後に差し掛かってきた。夜は長い雨のようだけれど、朝には止んでいるだろうか。
雨の中、傘をささずに合羽で歩くのも、案外気持ちいいですよね。服が濡れさえしなければ。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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