ふるさとの手帖

市町村一周の旅

札幌市の10区を巡ろう。カブ号が止まりつつ。【旧市町村一周の旅(北海道|9月10日〜11日―157〜158日目)】

札幌市の10区を巡ろう。カブ号が止まりつつ。【旧市町村一周の旅(北海道|9月10日〜11日―157〜158日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【55/175】

55/175
32.00%
訪れた旧市町村の数【469/2,093】
469/2093
22.12%
総計【524/2,268】
524/2268
23.15%

スーパーカブの総走行距離
14450km

(9.10)東区→白石区、(9.11)厚別区→清田区→豊平区→南区、の6つ。

札幌市の10区を巡ろう。カブ号が止まりつつ。(2023年9月10日(日)〜11日(月)―157〜158日目))

北海道をぐるっと回って、いよいよ残すは札幌市のみ。札幌市には10の区があって、2日か3日かけて、回れたらと想定していた。

でも、カブ号が途中でエンジンストップしてしまったり、ドタバタしてしまった。ペースは遅いけれど、巡ってきたまちを振り返ろう。

東区(札幌市)

札幌市は見事に「東西南北」の区がそれぞれある。その順序なら、最初に行くのは「東区」だろう。というのはたまたまだが、東区へやってきた。

最初に有名なモエレ沼公園へ。2年前の冬に訪れたことがある。公園内には「モエレ山」があって、それを登るのも大変だけれど気持ちいい。朝から子供連れがたくさんいて、元気だなあと思っていると、マラソン大会があるとのことだった。確かに結構、メラメラした雰囲気を子どもから感じる。暑かったけれど、良い時間になっていたらいいな。

丘珠空港緑地にも行ってみた。丘珠空港を使ったことはないけれど、市街地にあるわけだ。滑走路が短い分、離着陸できる機体も限られているが、稚内や奥尻、道内で重宝している人もいらっしゃるんじゃないかな。ちょうど機体が着陸してきて、距離がすごく近かった。

モエレ沼公園へ。
ちびっ子健康マラソン大会。

モエレ山は、しっかり登る山だ。
傾斜もある。
着いた!汗だく…。

札幌だなあ。

住宅街だ。
丘珠空港緑地。広々している。

近い!

白石区(札幌市)

一条大橋を渡って、白石区へ。最初に有名なパン屋さん「どんぐり」に行ってみた。駐車場は広いけれど、車でいっぱいだ。どんどん人がやってくる。お店の有名なパンといえば「ちくわパン」。食べてみるとパンの中にちくわ、さらにちくわの中にツナが入っていた。ツナパンじゃなくて、ちくわパンだと名付けられてるところに、センスを感じる。

白石神社に行ってみると、なんと昼間からお祭りをやっているじゃないか。神社前の道がすべて屋台に変わっていて大賑わいだ。「すごいなあ、今日。楽しいなあ!」とお母さんにつぶやく少年。お祭りはどこであっても、いいもんだ。

白石区へ。

白石駅の近く。
人気のパン屋「どんぐり」さん。
美味しそうだ…。
ちくわパン、さくさくカレーパン、焼鳥つくねパンを食べた。

白石神社に行くと、お祭りだ!

最後には参拝した。

厚別区(札幌市)

厚別区に向かう途中、信号待ちでカブがそのまま止まってしまった。右折レーンにいたので、急いで退避。何度セルを押してもエンジンがかからない。バイクならではの「走りがけ」をやってみると、かかったぞ!しかし、停止するとまたエンジンが止まってしまう…。弱ったなあ。まずいぞ。

ただ、オイル交換もしたいと思っていたので、近くにチェックしていたバイク屋さんがあった。症状を聞いてくれて、別のバイク屋さんの工場長に繋いでくれた。その工場長のおじさんの手で、直ったのだった。

ちなみに翌日は、オイル交換とタイヤ交換を、最初に対応してくださったバイク屋さんと、さらに違うバイク屋さんでお願いした。気づけばもう、カブ号がお疲れモードだった。北海道一周も大変だったけれど、走行距離はもう、日本一周分走っているからなあ。カブ号にはほんとうに、いつもがんばってくれて感謝の気持ちでいっぱいだ。

厚別区では新さっぽろや開拓の村を訪れた。

厚別区へ。

新さっぽろも歩いてみた。
新宿や埼玉に比べると、落ち着いた副都心だった。

翌日。北海道博物館(休館日だったけれど)。
開拓の村にも行ってみた。大学生ぐらいの人たちも多かったなあ。
北海道の歴史的な建造物が詰まっている。

北海道開拓の村は、小学校の遠足でみんな行くよ〜!って地元の人に教えてもらった。実際、小学生たちも来ていたので、思い出になる場所なのだなと思う。

清田区(札幌市)

清田区は新しい区だと教えてもらった。調べてみると、1997年に豊平区から分区して誕生している。住宅地がどんどん増えていったわけで、豊平区だけではおさまらなくなったと。平岡公園の横に並ぶ住宅街や、清田南公園周辺の住宅団地が目に入った。やはり暮らしの場所であることが印象的だ。

住宅がずらり。

清田区総合庁舎。

清田南公園へ。住宅街の中にある。

明日は我が身だ…。

豊平区(札幌市)

とても有名な場所として、「羊ヶ丘展望台」がある。定番だとしても、行くしかないでしょう。ほかにも旅をしているであろうバイクの人たちが複数いたし、カップルも、おじいちゃんもおばあちゃんも、みんなクラーク博士の前で、「ボーイズ・ビー・アンビシャス」していた。近くには羊さんたちもいて、鼻息荒くのんびり過ごしている。

もう一箇所、月寒(つきさむ)公園に行ってみると、おじさんたちが野球の試合をしていた。若い頃に腕を鳴らしていた人たちの、レベルの高い野球で。

羊ヶ丘展望台。ぼくもポーズの写真を撮ってもらった。

BOYS, BE AMBITIOUS
鼻息荒い羊さん。
シルエット羊さん。

月寒公園にて。
野球場が二つもあった。

南区(札幌市)

地図で見ると一目瞭然、南区はとっても広い区だ。中山峠の方角は広い山間部になっている。ちょっと怖いのでカブで中山峠を越えたことはなかったけれど、今回はその方角にある豊平峡温泉やアイヌ文化交流センターに行きたいな、と思っていた。

しかし、カブの調子が不安だし、無理せずに回りましょうか。また、車で行ける機会があるよ、と南区役所もある真駒内を中心に巡ることにした。

南区へ。
真駒内駅。
地下鉄だけれど、この辺りはシェルターに囲まれた地上を走っている。

南区役所。

真駒内公園へ。

真駒内セキスイハイムスタジアム。

前回の旅の5年ぶりに、こうちゃんとはなさんと。

長崎で出会って北海道で再会する。【日本一周84日目2018.06.18北海道編】

日曜日の午後、5年前に長崎と札幌でお世話になったこうちゃん、はなさんと、5年ぶりに再会することができたのだった。二人とも変わらずお元気で、「敬語が鬱陶しいなあ〜〜!かつお!」と、豪快なこうちゃんにはタジタジだ。当時今よりも世間知らずだったぼくに、お二人はほんとうに親切にしてくださったのだなあ。損得のない親切って温かいなあとしみじみ思った。

お二人に出会えて、少しだけ自分も歳を重ねたような気がした。こうちゃんのボケを、ボケで返せたとき。はなさんとゆっくり結婚についての話をしたとき。人は数年ぶりに同じ人と会うと、歳を重ねていると、知るのかもしれないなあ。

こうちゃん、ご無沙汰しています。5年ぶり!
はなさん!お会いできてうれしいです。
一緒にバーベキュー。
カニもご馳走になった…。


というわけで、今回の散策はここまで。カブ号がお疲れモードになってしまったけれど、そのトラブルが札幌で起きて良かった。何もない山道が、北海道にはいくらでもあるわけで。だから、エンジンが止まったのも、不幸中の幸いだったのかもしれないと、しみじみ思っている。

最初に修理の相談を受けてくださった、白石区のバイク屋「ロケットパンチ」さん。
スポットを教えてくださったり、
コーヒーとシュークリームをいただいたり、
ご主人、親切にしていただきありがとうございました!
とっても明るいお母さんもありがとうございました!
本日のひとこと
ガラケーが復活しました!そして、カブも明日には直りそうです。大変、良かった!
(終わり。次回へ続きます)

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