ふるさとの手帖

市町村一周の旅

会津の大自然と旅をしよう。【旧市町村一周の旅(福島県・80日目)】

会津の大自然と旅をしよう。【旧市町村一周の旅(福島県・80日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【44/175】

44/175
25.14%
訪れた旧市町村の数【257/2,091】
257/2091
12.29%
総計【301/2,266】
301/2266
13.28%

スーパーカブの総走行距離
6230km

(青色の)旧田島町→旧舘岩村→旧伊南村→旧南郷村→旧会津本郷町→旧会津高田町、の6つ。

2023年6月25日(日)会津の大自然と旅をしよう。(日本一周80日目)

昨夜のホタルまつりの余韻に浸りたいところだけれど、旅は続く。朝から50km移動して、南会津町へ向かった。いつの間にか峠に差し掛かり、左右は森林に囲まれ、さらに何キロあるのだろうというトンネルを抜けた(おそらく4.3キロの甲子トンネルで、福島県で一番長いトンネルらしい)。今自分がどこにいるのかわからなくなったが、ようやく下郷町に入って、赤と青の屋根をした家々が広がる景色を見ると、会津地方にやって来たことを感じた。

道中の下郷町にて。
美しいなあ。

旧田島町(南会津町)

そして、最初に訪れたのは南会津町の旧田島町。まずは鴫山城址へ行ってみたけれど、ちょっと熊が怖いので、早めに離れた。

鴫山(しぎやま)城址。

自然の地形を利用して、山城として築かれたお城だ。

30分ぐらい歩いたら、山頂にも行ける。

今日はここで、Uターン。

旧南会津郡役所。ハイカラだ。
こちらは今の南会津町役場。
TickTack、TikTokみたいだ。

会津田島駅。
屋根の色がいいなあ。
田島町では、7月下旬に開催される祇園祭が有名だ。

駅前にはメインの道路があって、片道一車線だけれど、道幅が広かった。そのあとに祇園祭のポスターや看板を見て、なるほど、道が広いのは祭りの行列のためなんじゃないかなと思った。

旧舘岩村(南会津町)

次にやって来たのは旧舘岩村。前沢曲家集落を目指した。ナビでは35kmと出て「(南会津は)広い!」とつっこんだ。道中の景色もとても良かったし、前沢曲家集落も素晴らしい時間が流れていた。

道中。

ぽつんと。
グラウンドだ。
舘岩総合支所。
4600日!? 12年7ヶ月!?

弔いの花輪だ。
そして、前沢曲家集落へ。

前沢曲家集落は、中世の会津武士が拓いた集落だ。ただ、1907年に全戸が焼失する火事が起きて、その後の再建築により、統一的景観が生まれた。

集落を歩こう。

資料館もある。
いろんな道具がびっしり。

「曲家」というのは、名前の通りで、多くの家の形はL字の形態をしている。

角だ。
かっこいい。

多くの玄関に飾られていた。
スケッチする方も。

最後に展望台へ。とても小さな、そして美しい集落だった。

ここでは現在も暮らしている方々がいる。今日まで知らなかったなあ。

旧伊南村(南会津町)

次にやって来たのは、旧伊南(いな)村。今度は「大桃の舞台」という昔ながらの舞台と、屏風岩を見に行った。

旧伊南村。
川がとにかく綺麗。
大桃地区へ。

大桃の舞台。国の重要有形民俗文化財。

明治28年に再建された舞台だ。今も現役なのがすごい。

そして、屏風岩へ。すごい岩だな。

想像を超えて、ものすごく不思議で壮大な地形だった。 ちなみにここから、隣の檜枝岐村まですごく近い。ぼくが内陸で一番遠い市町村だと思うのが、檜枝岐村だ。その手前まで来たのだなあとしみじみ思った。

雲と集落。
建物が等間隔で並んでいた。

旧南郷村(南会津町)

旧伊南村をUターンしてまもなく、旧南郷村に入った。高清水自然公園に行く選択肢もあったけれど、今回は断念。南郷総合支所辺りと、道の駅を訪れた。

南郷総合支所。

トンネルの先に道の駅がある。

斜め張り。
社会を明るくする運動。

道の駅きららへ。

昼食。トマトラーメンっていうのがあって、気になったので食べてみた。

トマトスープのラーメンだった。でも、イタリアンかといえば、違う。和食のラーメンなのである。そして、美味しい。ラーメンっていろんな可能性があるんだなあと。

旧会津本郷町(会津美里町)

さて、今度は旧南郷村から60キロほど移動した。会津地方といっても、広いと思わずにはいられない。気づかないうちに標高1000m付近を走っていたりもした。日差しはまあまあ暑いけれど、トンネルの中はとにかく寒いという具合である。

旧会津本郷町では、瀬戸町付近と向羽黒山城跡を訪れた。

旧会津本郷町へ。会津の開けた景色だ。
赤茶色の道路もあった。
洋風な本郷支所。

会津本郷は陶器と磁器が生産されている。

扉の先は。

向羽黒山城跡では主に展望景色を見た。

会津の景色、好きだなあって、その気持ちはどこからやって来ているのかわからないのだけれど、この景色好きだなあって、何度も思った。

旧会津高田町(会津美里町)

そして、最後に旧会津高田町へ。会津高田といえば、やっぱり伊佐須美神社だ。と思って訪れたら、思いがけず、「あやめ祭り」が開催されていた。

屋台だ!
あやめ祭り。
むむむ、第40回ってすごいな。

お祭りはみんなが主役。
おやすみ太鼓。
そして、伊佐須美神社も参拝した。

今日もありがとうございました。
会津高田駅への道。
椅子がかわいい。
会津高田駅。

というわけで、今日の散策はここまで。
会津若松市のゲストハウス、mooi guesthouse日新町さんへ。
お邪魔します。
夕方散歩。

(次回へ続きます)

本日のひとこと
走行中の脳内で、サンボマスター、いや、猪苗代湖ズが流れている。
「I love you bay ふくしま〜 I need you baby ふくしま〜♪」
「ふくしま! ふくしま!」って。

<旅を応援してくださる方々へ&関連ページ>

「どこで暮らしても」の商品ページに飛びます。

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。

写真集の商品ページはこちら


二見書房編集部noteにて、「旧市町村日誌」も更新中です。

旅についての心境を、日記形式で書いています。ブログにまとめきれなかったことも残せたらと思います。

noteのページはこちら

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

RECENT ARTICLES

いったん、鹿児島県も最後の旅。志布志市、曽於市へ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|4月2日―362日目)】

いったん、鹿児島県も最後の旅。志布志市、曽於市へ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|4月2日―362日目)】

いったん、鹿児島県の旅も今日で最後になります。いったんというのは奄美大島が残っているからで、屋久島には訪れることができたものの、奄美大島はタイミングを逃してしまいました。ただ、沖縄県もまだ残っているので、どこかのタイミン...
佐多岬、雄川滝、内之浦……本州最南端の壮大さ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|4月1日―361日目)】

佐多岬、雄川滝、内之浦……本州最南端の壮大さ。【旧市町村一周の旅(鹿児島県|4月1日―361日目)】

さて、4月1日。鹿児島県最南端のまちを進んでいきます。佐多岬まで行くか迷いましたが(遠いので)、行かなきゃ後悔しそうだなあと思って、行ってきました。それでは振り返りましょう。今日までの旅メーター訪れた政令指定都市の区の数...

Follow me