ふるさとの手帖

市町村一周の旅

出発は雨上がりの午後に。【旧市町村一周の旅(茨城県・66日目)】

出発は雨上がりの午後に。【旧市町村一周の旅(茨城県・66日目)】
旧麻生町→旧玉造町→旧北浦町→旧大洋村→旧鉾田町→旧旭村、の6つ。
2023.06.11
  • L1001512
  • L1001519
  • L1001515
  • L1001522
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  • L1001608
  • L1001628

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【44/175】

44/175
25.14%
訪れた旧市町村の数【211/2,091】
211/2091
10.09%
総計【255/2,266】
255/2266
11.25%

スーパーカブの総走行距離
5200km

2023年6月11日(日)(日本一周66日目)

天気予報はいつも、同時に3つ見ている。

バランスを見て、うーん、どんな天気だろうかと考えるわけで、まあまあ当たる。

検討の結果、今日は一日中雨なのだろうと思っていた。

ところが、朝になって。

えっ、午後から止むの?

予報が変わっていた。急に変わるのはやめてくれよぉ、と思わないことはないけれど、まあ、変わりやすい天気だもんなあ。

そうなると、もともと停滞する予定だったのを、予定通り停滞するか、変更して進むか、二択を迫られる。

そして、明日以降のスケジュールをもう一度見直して、午後からできる限り進むことにした。

昨日。

麻生公民館と天王崎公園―旧麻生町(行方市)

行方郡麻生町
2005.09.02玉造町、北浦町と合併。
昼食後に鹿嶋市から出発して約1時間。最初に行方市の旧麻生町にやって来た。
 
まず、やっぱり最初に言いたいのは、「行方」を「なめがた」と読むこと。海外の人に、「どうして行方をなめがたって読むの?」と聞かれても、そうだから、としか答えられる気がしない。
 
富山県の滑川市を、「なめりかわし」と読むのも、埼玉県の滑川町を「なめがわまち」と読むのも、まだギリギリかろうじて読める気がする。
 
しかし、行方(なめがた)の行方(ゆくえ)は其処とも知らず、である。

というわけで、旧麻生町にやって来た。行方に気を取られて、麻生という地名も珍しいことを忘れてはならない。
麻生公民館辺り。
起こしてしまいました。

食事処から4人組のマダムが出てきて、「どうも〜、たのしかったです」とランチの感想を投げかけ合っていた。良いことや。

路面ヨシ!!

安全運転しよう、ってやつ。

よみがえります。
ポニー。良いな。
いつの間にか、稲も成長しているなあ。
天王崎公園に行くと、何やら賑わっていた。

車のプレートナンバーも、大宮、名古屋、豊田、足立…みたいな感じで、遠方から遥々だ。

ボート関連の、趣味の集まりかな?
大会ではなさそうで、おじさん方が談笑しながら、戻ってくるボートを眺めたり、自分のボート? をいじったりしていた。
 
趣味があって、同じ仲間がいると、たのしいでものだ。
 
ガヤガヤ明るくやっているのを見ると、
 
公園で将棋を指してたおじさんとか、朝から太極拳やってたおばさんとか、パラグライダーで「人生変わります」って言ってたおじさんとか、バイクも、自転車も、釣りも、サーフィン好きの人とか、たのしそうにやっていた人たちの背中や表情が浮かぶ。

西蓮寺と道の駅たまつくり―旧玉造町(行方市)

行方郡玉造町
2005.09.02麻生町、北浦町と合併。
合併の2005年までは、「玉造出身です」と言って、
 
「わあ、素敵な温泉街ですね」
 
「いえ、島根の玉造温泉じゃありません」
 
という会話が、きっとあったに違いない。
 
さて、その旧玉造町では、西蓮寺というお寺と、道の駅たまつくりを訪れた。
西蓮寺の駐車場辺りに、いろいろあるようだ。
看板や魚や石焼き芋や、いろいろあった。
「チベットの仏像です」名札をぶらさげいらっしゃる。
お寺は静けさ。
西蓮寺は、イチョウが有名だ。二本あって、どちらも大変立派だった。秋は絶対に素晴らしいと思う。
そして、道の駅へ移動中。玉ねぎが干してあった。

「あっ玉ねぎ干してあるな」と思いながら通り過ぎて、

「あの玉ねぎ、良かったな…でも、玉ねぎを撮る…?」

という葛藤を経て、Uターンして原付を停めて、ただ玉ねぎの写真を撮って、再出発している。

たまね…あ、道の駅たまつくりに着いた。
なかよく、人と自然。
霞ヶ浦大橋。

土浦方面につながる霞ヶ浦大橋。おおきな霞ヶ浦の中でも、地形的にちょっと狭い部分に橋がうまく架かっていて、よく出来ている。

鹿行大橋と北浦体育館―旧北浦町(行方市)

行方郡北浦町
2005.09.02麻生町、玉造町と合併。
次にやってきたのは旧北浦町。行方市の中では唯一、霞ヶ浦に面していない。けれど、一方で名前の通り、「北浦」という湖に大きく接している。
 
ちなみに霞ヶ浦と北浦は、お互いに少し離れているけれど、北浦は霞ヶ浦を構成する一部らしい。「チーム霞ヶ浦」って感じかな。
北浦へ。
向こう側は鉾田市だ。
温泉あるんだ、いいな。今回は我慢。
鹿行大橋。「ろっこう」と読む。
遠くから鹿行大橋。
北浦体育館辺り。
体育館が、格好よかった。
中に入ってみたくなった。

波崎海水浴場―旧大洋村(鉾田市)

鹿島郡大洋村
2005.10.01鉾田町、旭村と合併。
ここから、鹿行大橋を渡って鉾田市にやって来た。
 
ぼくの鉾田市のイメージは、完全にメロンだ。茨城の人も、「メロンと言えば鉾田だよね」と仰っていた。
 
実際、今日いくつか巡ってみて、いろんなところでメロン推しであった。
 
そして、鉾田市は野菜の生産量が日本一になるほどの、野菜王国であることも同時に知った。
 
さて、最初は旧大洋村へ。とっても明るい名前だ。
畑を見ていても美しい。
武道館だ。
中学校。車の位置が良い。
大洋駅へ。
ひらがな表記、キラキラ。

県立鹿島灘海浜公園―旧鉾田町(鉾田市)

鹿島郡大洋村
2005.10.01大洋村、旭村と合併。
次に訪れたのは旧鉾田町。県立鹿島灘海浜公園は、おおきな公園でもあり、道の駅のようでもあり、海も近いといういろんな要素が組み合わさった場所であった。
看板に書かれた「海と森の郷」は、確かにこの一帯をうまく表現している。
バス乗り場にメロンマーク発見。
今日、メロン祭りがあったらしい。間に合わなかった、残念。
鉾田の誇り。カミナリさんだ。
美味しそうだなあーー。

一人で買っても、どうしようもないので、買っていない。

でも実は、龍ケ崎のおうちに滞在しているとき、一回鉾田のメロンをいただいた。

ふふふ、「鉾田のメロンを食べた」という美味しさだけで、十分なだも。

海が見える展望台もある。
ツバメがいっぱい飛んでた。
展望台から。
野菜生産額No.1だ。

サングリーン旭と旭総合支所。―旧旭村(鉾田市)

鹿島郡旭村
2005.10.01鉾田町、大洋村と合併。
そして、最後に訪れたのは、旧旭村。
 
千葉県にも旭市があるし、海の近い場所では「旭」という地名も生まれやすいのかもしれない。
 
直売所と、総合支所辺りを巡ることにしよう。
サングリーン旭。
お手洗いもメロンだ。
おおきなスイカだ。
喋るメロン。
旭総合支所。
 
よく見たら手塗り…?
ヤマト運輸ののぼりにも、メロンだ!

興奮した。だって、初めて見たから。

あさひサンサン音頭。

二番の歌詞にも「メロンの甘さ」ってある。いいなー。

というわけで、今日の散策はここまで。

曇り空も相まって、絶景という絶景に出会ったり、キラキラと映えるような場面には遭遇しなかったかもしれない。

でも、そもそも、旧市町村すべてに、絶景らしい絶景は存在しない。

外から訪れるときは、観光の視点を持ちがちだけれど、観光産業がなくても、成り立っているまちはごまんとある。

だから、外に知られる機会が少なくとも、同じように暮らしがあるというわけである。

たとえ「なにもない」と言っても、そこには、暮らしが「ある」。

本日のひとこと
どこかで、蛍と出会えるといいな。むつかしいかもしれないけれど、今ごろ飛んでいることを想像している。

(次回へ続きます)


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旅についての心境を、日記形式で書いています。ブログにまとめきれなかったことも残せたらと思います。

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