ふるさとの手帖

市町村一周の旅

前橋を巡り、ザスパクサツ群馬を応援しよう。【旧市町村一周の旅(群馬県)】

前橋を巡り、ザスパクサツ群馬を応援しよう。【旧市町村一周の旅(群馬県)】
赤い丸で囲んでみました。旧粕川村→旧大胡町→旧宮城村→旧富士見村→前橋市の5つ。
2023.04.23

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【10/175】

10/175
5.71%
訪れた旧市町村の数【90/2,091】
90/2091
4.30%
総計【100/2,266】
95/2266
4.41%


2023年4月23日(日)

朝、お世話になっている方の前橋のおうちを出発すると、「今日の赤城山は…」と、赤城山を見るのが習慣になった。日によって、山の形は変わらずとも、見え方が違うのだ。今日の赤城山は、完璧だ。背後の深い青空、それに緑を足した濃い山並みが、朝日に照らされ輝いている。

旧粕川村

勢多郡粕川村
2004.12.05前橋市へ編入。

今日は前橋市を巡っていく。前橋市は、かつて5つの市町村にわかれていた。まずは旧粕川(かすかわ)村へ。赤城山を源流とする粕川は、旧粕川村を通り、伊勢崎市で広瀬川と合流したあと、最後は利根川と合流する。

前橋市粕川支所。

緑に包まれた粕川。北上すると、名瀑と言われる不動滝もある。

粕川駅。空が抜けて気持ち良い。

駅舎にやって来た一台の車から、野球部の子が出てきた。今日は日曜日。車のどんっ、という音が、行ってきますの合図。

旧大胡町

勢多郡大胡町
2004.12.05前橋市へ編入。

次にやって来たのは旧大胡(おおご)町。街の中心部を歩いた。

上毛電鉄だ。
大胡駅前と風車。

大胡駅。
前橋市大胡支所の近く。

オトメ、ダンシ。

7月には大胡祇園祭りがある。約170年続く伝統ある夜まつり。中学校の美術部の生徒さんが、シャッターをデザインしたと書かれていた。

大胡城跡へ。台地になっている。
まちなみ。

旧宮城村

勢多郡宮城村
2004.12.05前橋市へ編入。

徐々に、真正面から赤城山が近づいてくる。実際は、自分が近づいているのだが、山が近づいてくるように見える。旧宮城村から、前橋市のまちなみも眺めた。珍しい鼻毛石(はなげいし)の町名も、信号に堂々と書かれていてかっこよかった。

旧宮城村へ。
前橋市宮城支所。
みやぎ。

赤城神社(三夜沢)へ。

群馬には赤城神社がいくつかある。その中でも旧宮城村には、三夜沢(みよさわ)に赤城神社が鎮座している。赤城山の裾野、静かで木々が高く、冷んやりした風が流れていた。

静寂が凛々しい。

柏手を打つと境内に音が響いた。
鳥居の木は新しく立派。
ここから、赤城山へ登っていく。
景色は抜群だ。

旧富士見村

勢多郡富士見村
2009.05.05前橋市へ編入。

三夜沢の赤城神社から、今度は赤城山へぐんぐん登っていく。途中から風の冷たさが増し、痛い。カーブを進むごとに看板の数字がどんどん増えていき、99まであった。ネットには「酷道」「恐るべき道」などといった記載があったが、同じ気持ちだ(別ルートもある)。そして、今度は赤城山の大沼に佇む、赤城神社へ訪れた。

大沼へ。とにかく、ここまで寒かった。
岩もごつごつしている。
巫女さんがベンチコートを着ていた。納得の寒さ。

大沼に佇む赤城神社。朱色が鮮やかだ。
雪国を感じる。

みんな、ここまですごいなあ。

やはり、神社までバイクで来ている人も多かった。もう、寒かろうに。「ほんと、ご苦労なこった」と自分も原付だけれど、思った。

旧富士見村の集落まで下っていく。だいぶ下りてきたが、まだまだ小高いところにいる。富士山が見えることが、富士見村の由来でもある。
景色は抜群だ。すごいな、景色。と何度も思った。
前橋市富士見支所。
村長さんの像。

前橋市

そして、最後は前橋市である。先に朝一番、旧粕川村へ訪れる前に、大室古墳群にも寄った。

前橋市にて。
大室古墳群の公園と、赤城山。
いくつかの古墳が密集していた。

埴輪さん。

そして、前橋の中心街へ。
岡本太郎の鐘。

ぼくはこの鐘を撞いたことがある。ふっふっふ。

スズランさん。
懐かしいなあ。

前橋の中心街は、4、5回ぐらい来ている。直近で訪れたのは、去年の10月だったけれど、地元の方と夜にスタジオを借りて、カラオケに連れて行ってもらったりした。そういうことを、まちを歩くと思い出す。

「ほんこん」さんへ。

前橋のおうちでお世話になっている方が、「ほんこんでしょ」と仰っていて、訪れた。

む…。来たことあるぞ。

誰かに、連れて来てもらったことがある…。誰かは思い出せない…。自分の意思で行かないと、お店の名前も忘れてしまっているものだなあと。タクシーの道中が覚えられないのと一緒で。

中華そば細麺。焼きあごの出汁と、コクのある細麺。何より、やさしい大将の味。美味しい。
前橋文学館も訪れた。

萩原朔太郎さんが気になって、入ってみることにした。詩だけではなくて、音楽や写真も好きだった方だと知った。萩原朔太郎賞を受賞された、詩人・川口晴美さんの展示も一緒に拝見しながら。

広瀬川の、ここのポイントが好き。
ザザザザーっ。

さて。もう少し回りたいところもあったけれど、時間だ。今日は14時から、J2第11節、ザスパクサツ群馬vs徳島ヴォルティスの試合がある。現地観戦へ。ガンバレ、ザスパクサツ群馬!

道中の河川敷。

試合会場の、正田醤油スタジアムへ。

ぼくは、スポーツなら何でもチェックするのが好きなスポーツのミーハーである。最近のサッカーはプレミアリーグ、アーセナルとマンチェスターシティの直接対決が、どうなるのだろうかと気になっている。ミーハーっぽいでしょう。

試合前の熱気がいいなあ。

大人も子どももワクワクしている様子が、やっぱりいいなあ。

いざ、会場へ。
ク!サ!ツ!とサポーターの熱い掛け声が響く。垂れ幕は左の「源泉の如く」が好き。
さあ。
決定機があると、思わず声が出る。
結果は惜しくも、スコアレスドロー。
選手のみなさん、お疲れ様です。

Jリーグ観戦は初めてだった。やっぱり、スポーツはいいなあ。そして、地元で応援したいチームがある、ということが、また素晴らしいなあ。サッカーはチーム数が多い。より一層、地域に根ざしたチームの姿があるよなあと思った。ザスパクサツ群馬は現在、J2で7位。ここからだ! もちろん、ぼくの地元ファジアーノ岡山も応援している。一緒に行きましょう。J1へ!


と、今日はここまで。前橋市のみの散策ではあったけれど、赤城山まで訪れたり、午後からJリーグの観戦ができたり、目まぐるしく新鮮な1日だった。熱い戦いはまだまだ、はじまったばかりだ。

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