今日までの旅メーター
訪れた23区内の駅の数 【149/490】
歩いた距離(目標2,000km)【415.8/2000】舎人ライナーの暮らしを進む。
こんにちは。「今日までの旅メーター」見てくださりましたか? ついに、30%を越えました。まだ3割、されど3割。いや、本当は3月には全部巡れたらいいなって、当初の計画では考えていました。ですが、いろんなバランスを取るのは思いのほか難しかった。ならば、どうすればいいのか。と、その繰り返しで進んでいます。おかげで全体的な体力は徐々についてきました。これは、とても大きなことです。
と、今日は足立区をメインに巡っていきます。舎人ライナーに沿いながら、それだけではもったいないので、蛇行運転しながら。それでは行ってみましょう。
見沼代親水公園駅
見沼代親水公園は、地図で見ると埼玉県と隣接している。隣のまちは毛長川を越えた先、草加市だ。(旅では草加松原に行っていた。)それにしても、見沼代親水公園は穏やかで素晴らしかった。ここも同じ23区なんだなあ、と。
逆路線に乗る人が多いから、空いていた。
牧歌的な朝が流れている。
舎人駅
次にやってきたのは舎人駅。とねり、って読みづらい。由来を調べたけれど、いまいちパッとしなくて、舎人と読める喜びに満足しよう、というマインドである。でも、とてもかっこいい読み方だよなあ。
舎人公園駅
舎人公園はとても広い。敷地内を舎人ライナーや舎人公園通り、と縦横に道路や路線が走っているのだが、それに負けじと広さをキープしている、見事だ。
谷在家駅
次は谷在家(やざいけ)駅へ。「や・ざ・い」までは分かるけれど、「え」じゃなくて「け」である。日本語を勉強する海外の方がこの事実に直面したとき、切ないだろうなあ。
ラーメンで体力を回復して、いざ後半戦。
西新井大師西駅
また、なんと難しい地名であろう。地名は「何を基準にするか」によって変わる。地名度のある名前が好まれることも多い。西新井大師は「西新井」という場所にあるお寺だ。そしてここより東に位置している。よって、西新井大師西、ということだよなあ。
江北駅
さて、あともう少し。次は江北駅へ。この辺りから、徐々に雰囲気が変わってきた。上手く説明しづらいが、かつてこの辺りは江北村を形成していたことから、村のまちづくりが根っこにはあるような気がする。江(川)の北、ということであるが、名前の通り荒川と隅田川が近づいてきた。
高野駅
江北の小さな商店街から、次は高野駅へ。
扇大橋駅
扇大橋は、荒川に架かる橋のこと。地図を見ても、荒川と隅田川の近さには驚いた。多分、詳しい人がいるだろうからぼくには言えたものではないけれど、自然と暮らしとの変遷は実に不思議だ。
足立小台駅
荒川と隅田川に挟まれている場所に、足立小台駅はある。歩きながら、とにかく不思議であった。
熊野前駅
最後は熊野前駅だ。熊野前駅は舎人ライナーと、都電荒川線の2駅がある。尾久の原公園に寄って、駅に向かった。
雨水によって地形が変わるそうだ。なんと素晴らしい場所だろう。
貴重な散策だった。余談にはなるけれど、たとえば県境に近い見沼代親水公園駅の方では、駅前のコンビニで車が普通に駐車できて、ぼくはとても驚いた。そうか、この辺りは車社会なのだと。舎人ライナーが開業したのも2008年、最近の交通機関だ。つまり、駅の周りを中心とした街づくりではない。しかし、南へ歩きながら街の雰囲気は徐々に変わっていった。最後に到着した熊野前駅の都電は、まさに東京の1900年代前半の代表的な文化だ。街の雰囲気も明らかに違っていた。
私たちは目の前にある景色をあたりまえの姿として享受する。昔のまちの姿の話をされると「へえ〜」とおぼろげに頷くか「今とは関係ないよね」と心の内で思うか、その辺が落としどころだ。それでもいいけれど、ぼくはできるだけ「へえ〜」の中に、「すげぇ!」や「面白い!」の感情を持って、散策を続けたいと思う。
(最後まで読んでいただき、ありがとうございました。)
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