カレンダーの3月分をめくる。
たった紙1枚に、さぞ色んなことがあったでしょう。
4月がはじまる。
4月をはじめる。
季節は巡り、ぼくらは巡らない。
桜は散り、新芽が顔を出し、
雷が轟き、葉は赤黄に染まり、
年を越したと思えば、桜が咲く。
その間にめくられたカレンダーは、
なくなっちゃいない。
季節は巡り、ぼくらは歳を重ねる。
めくったカレンダー分、重なっている。
この先の人生がどうなるか、
この先の世界がどうなるか、
すべてが謎の彼方だろうが、
新たな元号はもう365日、
この国で、育っている。
そうやってぼくらは、
季節という名のらせん階段を、
上へ上へ、のぼっている。
疲れたら、昼寝をしたっていいでしょう。
小鳥のさえずりが聴こえてきました。
大変な時代、
ぼくは歩兵のように小さくて、
桂馬や香車にはなれないけれど、
その代わり、歩兵らしく進むぐらいは、
認めてもらうことにしよう。
玉をいつか詰ませる駒は、
歩兵だったりするのかもね。
100年後の歴史の教科書に、
そんな時代もあったんだ、と、
鼻で笑われるぐらいに、
脳天気な日々がやってくることを、
切に願いながら、
ぼくは2020年の4月を、
はじめることにする。
こんにちは、はじめまして。
少し前に山陽新聞にかつおサンの記事を拝見し、すごく興味を持ちここにたどり着きました。
日本市町村一周を成し遂げる事はなかなか出来る事ではないので
ただただ、すごい…と感心してます。
まだ全部を見れたわけではないですが、
温かさを感じる、かつおさんの写真や言葉、すごく好きです。
これからも少しずつ読ませてもらいますね。
ありがとうございます。
冬の寒さを乗り越え、暖かな春を迎えましたね。
日々を生きることの難しさを感じる今日この頃ですが
笑顔で過ごせる日が来る事を心から願いたいと思います。
さくら様
初めまして、コメントいただきありがとうございます。
いえいえ、人として足りないことが多く、日々勉強させられております。
そうですね、穏やかな季節が来る日まで、しっかり過ごせたらと思っております。