ふるさとの手帖

市町村一周の旅

絶海の孤島その二は「北大東島」。鉱山遺跡と貴重な船の入港風景。【市町村一周の旅】

暖冬の影響もあって、まだ暖かい日々が続いているようです。きっと年を越したら何度か猛烈な寒気がやってきて「今年は寒い」「異常気象だ」と僕らは騒ぐのでしょう。

さて、絶海の孤島、南大東島へ訪れて次に向かう先は同じく”絶海の孤島”「北大東島」。

訪れた市町村の数は南大東島(南大東村)が1,730番目、そして北大東島(北大東村)が1,731番目となり、1,741の市町村一周まであと「10」となりました。

今日までの旅メーター

旅で訪れた都道府県の数 【47/47】

47/47
100.00%
全ての市町村を訪れた都道府県の数【45/47】
45/47
95.74%
実際に訪れた市町村の数 【1,731/1,741】
1731/1741
99.43%

 

”沖縄の離島旅、大計画” (赤色=クリア)
①沖縄本島付近

那覇「泊港」から:粟国、渡名喜、久米島渡嘉敷座間味
本部港から:伊江島
今帰仁「運天港」から:伊是名伊平屋
その他:南大東北大東
②宮古諸島
宮古、多良間
③八重山諸島
石垣、竹富、与那国

 

沖縄本島からは「渡名喜島」、そして宮古諸島から「宮古島」、「多良間島」、さらに八重山諸島から「石垣島」、「竹富島(or西表島or波照間島)」、「与那国島」、最後に鹿児島県から「種子島(西之表市・中種子町・南種子町)」と「屋久島」。

以上が残りの目指す島々です。書き並べても煩雑に感じない程度になりました。ここに1,741の市町村を書き並べても訳わかりませんもんね。なんとか、無事に全ての市町村へ行ってみたいものです。


「北大東島」は南大東島と並ぶ絶海の孤島。沖縄本島からはすんごい遠い、遠い場所。しかし2つの島は近くて、それぞれ船だと1時間ほど。移動手段は「船」と「飛行機」ですが、飛行機だと南大東島から5分、早いときは3分ほどで着いちゃうという日本最短の航路です。

南大東島から北大東島へ。
ありがとう、南大東島。

 

海が綺麗ですよね。

ちらっとですが、掘り込み式の漁港。
南大東島をぐるっと旋回して、北大東島へ向かいました。一面のさとうきび畑。

皆さん、「沖縄といえばさとうきび」程度に思っていませんか?離島でのサトウキビ栽培、ここで暮らしを行うということは、島民の方だけの問題ではありません。

「さとうきびが島を守り、島が国土を守る」

離島を守ることは、国境を守るということなんです。沖縄、そして沖縄離島での主幹産業でもあるさとうきび栽培は「国を守っている」ということを僕らは知っておかなければなりません。

夏雲。
MINAMIDAITO

 


そして機内誌に手を触れる暇もなく、あっという間に北大東島へ。

北大東島。

 

見ての通り、絶海の孤島。珊瑚礁隆起による島ですが、海抜はとても高い。

到着しました。

 

この飛行機は北大東島の後、那覇空港へ向かいます。

空港にて送迎車に乗り、宿へ移動します。

夏のよう。
お世話になる「はまゆう荘」

 

北大東島へやってきたのは15時ごろ。日没まであまり時間はありませんが、自転車を借りて軽く島を巡ってみましょう。

のどかな風景。
道路の両脇は基本的にさとうきび。

海の方へ行ってみましょう。
燐(りん)鉱山遺跡へ。

 

北大東島にある「燐(りん)鉱山遺跡」では1919年から50年まで、化学肥料や火薬として使われた燐を掘り出していました。採掘や乾燥、運搬、貯蔵など一連の生産施設が国内で唯一残っていてその貴重性は大変高いと言われています。太平洋戦争中の42年には最大7万トンを生産していました。

跡地には朽ちた建造物の名残がそのまま。

実際に行ったことはないですが長崎の「軍艦島」のような、そんな繁栄と衰退の息遣いが聞こえてくる。

現在は国の史跡に指定されています。観光地化されているわけではありませんが、直接見ることで感じるインパクトは大変大きかったです。

再び島の散策へ。
西日差す公園。

 

ここは「上陸公園」と呼ばれていて、名前の通り開拓者が「上陸した地」と言われている場所です。

開拓百周年事業で公園整備されました。
この岩場に上陸したのだそう。
はまゆう荘に戻って、展望台から。奥には長幕と呼ばれる壁。

 

長幕は島の内陸部を環状に取り囲む、隆起珊瑚礁地帯のこと。北大東島特有の地形で、国の天然記念物指定も受けています。

村役場。
集落辺り。

気づけば日も暮れちゃいそうな時間です。今日はここまでとしましょう。

夕食。

 

美味しくいただきました。

wi-fiも飛んでいませんでしたので、パソコン作業はせずそのままお休みなさい。久しぶりに浴場があって、それは本当に幸せでした。思い返せばトカラ列島の激アツ天然温泉が最後にゆっくり浸かった湯船だったかなと。


おはようございます。

 

翌朝になりました。北大東島から那覇行きの飛行機は15時35分発。宿からの送迎までも時間がありますので、改めて自転車を借りて散策しましょう。

ホントいい天気。

 

那覇市内はどんよりしているみたいだったので、まるで天気は違うなぁと。

止まらない。

 

さとうきびの高さ、僕は178cmなのですが、ゆうに2mを超えているでしょうか。

昨日飛行機の上から撮った海岸線。
ここにいます。
なぜかサボテンがいた。

調べて見ると「センニンサボテン」。侵略的外来種で日本では沖縄本島、宮古島、北大東島に分布しているそうです。あらら。

一緒のタイミングで来られているご夫婦。

 

北大東島では一緒のタイミングで来られていたご夫婦とお話をさせていただきました。東京から、僕よりも細かく、郵便局の風景印を集めていらっしゃいます。とにかくすごい規模の日本巡りをされていらっしゃるのですが、とても優しい方々で、お会いできて良かったです。素敵なお時間を本当にありがとうございました。

沖縄最東端。

 

沖縄では北大東島が最東端。ちなみに沖縄最西端の与那国島までは「850km」もあるみたいで、およそ東京から福岡までの距離。同じ沖縄県で、こんなにも離れているんです。ホントすごい話ですよね。

そしてここで、今日偶然にも「船が入港する」ということでその現場を見ることができました。最近は数週間、船が入港できていなかったり、そもそも運航スケジュール上、やってくるのは週に1,2便程度ですからこのタイミングで出会えるのは「超ラッキー」と言ってもおかしくない話です。「どうせ見れない」と思っていてスケジュール確認をしていませんでしたが、なんとなんと。

超貴重なクレーン入港。

 

南大東島編で説明しましたが、港に接岸して下船することができないため、「クレーンで人を運ぶ」という大変珍しい光景が大東諸島では残されています。クレーンで上陸するために、船に乗る人も多いです。

左側にポツンと見える船が「だいとう」

 

そして船が見えて来たところで、港が動きはじまます。

まず、小型船が海へ運ばれる。

 

見ての通り、珊瑚礁隆起で海抜が高いため、船から降りれませんよね。10mは軽くあるのではないでしょうか。

小型船が出発。

 

小型船がクレーンで運ばれ、海上へ。そのまま船に向かって行く。

鳥かごみたい

 

このゴンドラの中に人が入って、乗り降りします。

小型船がフェリー「だいとう」からロープを受け取る。

 

小型船は沖合に浮かぶブイとフェリーを繋ぎ、固定します。

戻って来た。
接岸するのではなく、海上と陸とでロープを貼り、固定していく。
ロープが合わせて5本張られました。

 

そしてここでいよいよゴンドラによる上陸。

大東名物です。
どんな気持ちなんだろ。
直接見ることができて良かったです。

 

本当に貴重な、そして伝統的な島の光景を見ることができました。

島がこれからも守られますように。

 

ゴンドラ上陸を拝見して宿へ戻り、那覇空港へ送っていただきます。宿の方にも大変親切にしていただき、島での温かさを感じる1泊2日でした。

南大東島から飛行機がやって来た。

 

昨日乗って来た便です。

では、ここで北大東島ともお別れ。

貴重な体験をありがとう!
上空から見るとこんなに平野なのに、海は断崖絶壁。

 

南大東島も見えました。

 

1時間後、無事に那覇空港へ到着です。これで旅の中でも難関に感じていた「南北大東島」へ行くことが出来ました。飛行機があるので、お金があれば、まだ行きやすい島かと思いますが、結構高いですよ〜。でも、刺激ある場所へ行きたいあなたには、ピッタリですよ。


改めてここで、残りの市町村は10となりました。もう、12月19日なんだと。曜日感覚も、日数の感覚もあまりないです、毎日精一杯で。今年ももうすぐ終わりますが、大事なのはやっぱり、変わらず日々を大切に過ごすことではないでしょうか。

明日も良い1日となりますように。

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