こんにちは、かつおです。今日はいよいよラスト北海道。十勝と日高地方がメインです。
今日巡る場所は有名な「日高山脈」をまたぐエリア。日高山脈は北海道唯一の山脈です。北海道の半分を真っ二つにして、 細く鋭く続くこの大山脈には、他の山々とは違う魅力がありますよね。
清水町
最初は清水町。
外に出たら寒すぎて長袖重ね着しました。
十勝地方は長らく青空を見ることがなかったようです。(次の日久しぶりに晴れたって)
神田日勝記念美術館ー鹿追町ー
次にやってきたのは鹿追町。ここでは神田日勝さんという画家の美術館に行ってきました。
なつぞら「山田天陽」のモデル?
神田日勝さんはいま放送されている朝ドラ「なつぞら」にて「山田天陽」のモデルになったと言われている画家です。東京都出身ですが戦争の疎開として十勝へ移住し、農家の傍ら画家を続け、32歳の若さで亡くなった方。その中で最も有名な作品はベニヤ板に描かれた「馬(絶筆)」で、まだ半分しか描かれていないものの馬の力強さが伝わる絶筆です。馬という点でも天陽さんと共通点があるのですね。
神田日勝さんの詳しくはホームページにて。
館内の絵が並ぶギャラリーは撮影禁止でしたが、絵の迫力は素晴らしかったです。一つ一つ、力強くかつ丁寧に、思いが込められている印象を受けました。馬(絶筆)も圧倒されるものがありました。
お客さんもなつぞらの影響か、たくさんいらっしゃいました。
共働学舎新得農場ー新得町ー
次に向かった先は新得町。共働学舎新得農場さんです。
共働学舎さんを知っていますか?
今回とても強く感じたのですが、皆さんは共働学舎という存在を知っていますか?東京、長野県小谷村、北海道寧楽、新得の全国4カ所にあります。世の中にはいろいろな理由から社会での居場所を見つけられない人がいて、心身に重い妨げを抱えている人がいます。そうした人々と共に、そしてそうした人々が共に働く場がこの共働学舎です。
ここに来ているお客さんのほとんどは、そのバックグラウンドを知りません。「おしゃれな北海道の食べ物が楽しめる場所」といった感じでしょうか。知らなくて当然かもしれませんが、僕は旅の中で共働学舎さんのことを聞いていました。
例えば長野県小谷村にある共働学舎には、車で入ることができません。山道を1時間半歩いたところで暮らしている人々が、いまもこの同じ日本にいます。山道を1時間半、歩いた先に家があります。
共働学舎さんの存在を知ったとき、見識の狭さといいますか、不思議な気持ちになりました。世の中には僕らの知らないところで、同じ日本ですら、電波が届こうが届かまいが、目の前の日々を一生懸命に生きている人がいます。
「あなたという人は地球始まって以来、絶対いなかったはずなんです。
あなたという人は地球が滅びるまで出てこないはずなんです。
わたくしはそう思っています。」
映画監督の言葉。僕らは僕らの人生を、どうやって生きるべきだろうか。
幾寅駅ー南富良野町ー
次にやって来たのは南富良野町。濃霧の狩勝峠を越えてやって来ました。
高倉健さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台となった場所で、「幌舞・ほろまい」と言う地名で登場しています。実際は幾寅駅です。
当時のセットがいくつか残されていました。ただ今でも幾寅駅には根室本線が通っています。
また高倉健さんってほんとすごい俳優だったんだなと、にわかですが感じさせられざるを得ません。
最後の179番目、占冠村。
いよいよ北海道の旅もラスト。最後の179番目となったのは占冠(しむかっぷ)村でした。
占冠村には「トマム」という地域に有名な「星野リゾート」があります。ホテルはもちろん、雲海テラスもとっても有名です。いつかまた、行ってみたいと思います。
こんなかんだで、北海道179市町村の旅が終わりました。
最初に北海道のまちを巡ることを考えたときはゾッとしたものですが、頑張ればできるんですね。
東日本で残っている場所はあと新潟、福島、東京の3つとなりました。いよいよ大詰めといったところでしょうか。
これからまた残りの地域へ徐々に進んでいきますので、不束者ですが応援していただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
大自然の試される大地、本当にありがとうございました!
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