今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】
訪れた旧市町村の数【884/2,094】 総計【970/2,265】スーパーカブの総走行距離
23957km
8時半に伊佐市を出発する。グッと冷え込んだ朝だったので、座席シートもメーターも荷台も、本格的に凍っていた。手で氷を払って、エンジンをしっかりあたためてから出発だ。
ほとんど車通りのない山道を越えて、旧吉松町へやってきた。吉松駅前の周辺を散策する。川内川を渡ったところで、ウグイスが一匹どころか、何匹も大合唱していた。ぼくはひとり、ぼけーっと聞くだけだが、それが良かった、とても。
丸池湧水と、霧島アートの森へ。ー旧栗野町。(湧水町)
次にやってきたのは、旧栗野町。最初に丸池湧水を見に行った。すでに、観光地として広く知られているし、前回の旅でも訪れた。今回再訪してみて、湧水の美しさはもとより、周辺の雰囲気そのものが良いなあと思った。そして、湧水も実際に飲んでみる。「おお、うまい!」となるわけだが、このうまさは、どこからやってくるのだろう。多少は先入観かもなあ、と思ったり。でも、最初から美味しいと信じられるって、すごいことだよなあ。
その後、霧島アートの森にも訪れた。途中の道にもアート作品があって、今回は常設展を見て、なるほどなと。旅を通して美術館にも、できるだけたくさん訪れられたらいいですよね。
永野地区と、薩摩地区と。ー旧薩摩町。(さつま町)
今度はさつま町の旧市町村を進んでいく。最初に向かった旧薩摩町まで、長い山道が続いたけれど、やっと永野地区に入って景色がひらけた。いつの間にか雲も深くなって肌寒い。永野金山跡や永野鉄道記念館に立ち寄った。金山と鉄道が、かつてまちを支えていたのだなあと。
その後、薩摩支所の周辺も散策した。穏やかで静かな気配だったと言える。
川内川沿いに広がるまち。ー旧鶴田町。(さつま町)
旧薩摩町から北西へ進み、旧鶴田町へ向かった。川内川を渡ったときに、川の看板を見て、「川内川って、超難読だな」と。一文字目と三文字目の「川」が違う読み方って、面白いよなあ。
その後、市街地を散策しているときに見つけた地元のスーパーに立ち寄って、おにぎりを買った。地元のスーパーは楽しいし、レジのときにかなり緊張する。
北薩広域公園と市街地へ。ー旧宮之城町。(さつま町)
次にやってきたのは、旧宮之城町。訪れてみて、さつま町の中ではいちばん大きなまちだと感じた。北薩広域公園に立ち寄ると、家族連れが多く、子どもたちの明るい声が響いている。
その後、さつま町役場の近くを歩いていると、「盈進小学校」という小学校があった。なんて読むのだろうか……とわからず、「えいしん」と読むのだとあとで知った。次に訪れるまちが「旧祁答院町」ということもあって、鹿児島県は難読漢字が多いのかもしれないと思ったりもした。
藺牟田池の明るいお母さんたち。ー旧祁答院町。(薩摩川内市)
最後にやってきたのは、薩摩川内市の旧祁答院町。「祁答院」も、事前に調べていたときからまったく読めなかった。正解は「けどういん」である。ひたすらかっこいいな。
そして、祁答院支所のそばには「大軣小学校」と書かれた小学校があった。「だいごう」と読むらしい。やっぱり、地名がむずかしいなあと。でも、大軣小学校は今年の3月で閉校してしまうそうだ。長年、お疲れさまでした。
その後、藺牟田池県立自然公園へ向かった。駐車場に停まっている車も多くて、ハイキングの格好の人や家族連れ、海外の人も来ていた。フラフラと歩いていたところ、自転車屋さんで座って雑談しているお母さんたちとお話しした。最初から明るくて、言葉も訛ってて、話すだけで元気をもらえるようなお母さんたちだった。ここには自転車の練習をしにくる子どもたちが多いんだとか。それにお金もかからないし、空気も美味しいし。あっはー!!!と。最後に写真も撮らせてもらった。
というわけで、今日の散策はここまで。旧祁答院町は今日訪れるか、別の日に訪れるか迷っていたので、やっぱり、迷ったら、納得できる方を選ぶことだ、とつくづく思ったのでした。
本日のひとこと
雨と仕事につき、3日間休む予定です。その間にやるべきことを、しっかりやります。
雨と仕事につき、3日間休む予定です。その間にやるべきことを、しっかりやります。
(終わり。次回へ続きます)
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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