高速道路から町並みを。旧坂本村へ。【旧市町村一周の旅（熊本県｜2月26日―326日目）】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数【86／171】

86/171

50.29%

訪れた旧市町村の数【856／2,094】

856/2094

40.88%

総計【942/2,265】

942/2265

41.59%

スーパーカブの総走行距離
23328km

高速道路から町並みを。ー旧坂本村。（八代市）

カブの旅を再開する前に、八代市の旧坂本村をどうやって訪れるか、しばらく思案していた。というのも、八代市街地から球磨川沿いを上流へ進んだ先にある旧坂本村へ、カブでは訪れることができなかったのだ。令和２年７月豪雨で被害を受けた球磨川の復旧工事は現在も続いており、“地元車両”、“工事車両”を除く一般車両は通行が制限されている。そのことを恥ずかしながら知らなかった。

後日、知り合いの方が旧坂本村に住んでいる方と連絡を取ってくれて、「行けないこともないよ」と教えてくださったけれど、確実なのは高速道路に乗って、坂本パーキングエリアから写真を撮ること。だから、レンタカーを借りようとしていたところ、ありがたいことに熊本県在住の写真家・山本勇夢さんが、車を出してくださり、運転をしてくださったのだった。そのおかげで助手席からも写真を撮ることができた。

夜、熊本市現代美術館で、東儀一郎というカメラマンが撮影した、昭和の坂本の写真を見た。地元の人々の信頼を得て撮られた暮らしの写真。とても良かった。

地元の方々は住んでいるけれど、観光客は原則訪れることができない。という状態のはず。

高速道路を降りた帰り道で公園に立ち寄っていただき、山本さんに写真の質問をたくさんした。

旧坂本村については、高速道路の車窓やパーキングエリアから景色を見た。集落が見えると「今も住んでいる方がいるはずだ」と気持ちが渦巻く。高速道路からも旧坂本村には降りられない。だから想像しかできない。とにかく、球磨川の復旧工事は、豪雨災害から３年半以上経った今も続いているということを肌で感じた。３年半以上、国道が完全に開通していないのだ。それぐらい雨の被害が大きかったことを、想像できていなかった自分がいた。

そして、山本さんにお世話になって、ひたすら写真の話をしていた。聞きたいことが山ほどあったし、聞き忘れたなあということもある。何より、山本さんとの話はとてもワクワクするのだ。数年前に東京でお会いして、今回の熊本県の旅でも１月にお会いした。山本さんと話をしていると、もっともっと、写真が上手くなりたいと思うばかりだ。貴重な時間をほんとうにありがとうございました。

本日のひとこと
旅を再開し、ひきつづき進んでいきます。まだまだ、訪れるまちは1000以上あります。よろしくお願いします！

（終わり。次回へ続きます）

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