ふるさとの手帖

市町村一周の旅

小城市の町並みと、佐賀市の中心部のこと。【旧市町村一周の旅(佐賀県|12月25日―263日目)】

小城市の町並みと、佐賀市の中心部のこと。【旧市町村一周の旅(佐賀県|12月25日―263日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【81/175】

81/175
46.29%
訪れた旧市町村の数【736/2,094】
736/2094
35.15%
総計【817/2,269】
817/2269
36.01%

スーパーカブの総走行距離
20100km

旧小城町(小城市)→旧三日月町(小城市)→旧牛津町(小城市)→旧芦刈町(小城市)→旧久保田町(佐賀市)→佐賀市、の6つ。

小城市の町並みと、佐賀市の中心部のこと。(2023年12月25日(月)―263日目)

自転車を漕いでいる中高生は寒そうだ。
朝に必死で通学している中高生を見ると、がんばんなきゃって思います。

さて、今日は小城市と佐賀市を進むルートで旅を進めました。順に振り返っていきましょう。

今朝。

小城公園や須賀神社。ー旧小城町(小城市)

小城市は旧小城町、旧三日月町、旧牛津町、旧芦刈町と、4つの町が2005年に合併している。
今日それらをすべて訪れる予定だ。
最初にやって来たのは旧小城町。
町へ近づくにつれて天山山地の姿が大きくなって、その山頂部には雪が残っていて迫力がある。
 
小城公園を訪れた。初代小城藩主の鍋島元茂が造った庭園だ。
池もあればグラウンドもある。
池は山脈や木々を映し込んでいて、グラウンドではゲートボールやテニスの準備が進んでいた。
天山山地が見える。
四角い形の、イヌマキという木だった。
小城公園内の、烏森稲荷神社へ。昔の文字かな。
小城公園からは、小城羊羹の老舗『村岡総本舗』を目指した。
小城羊羹は小城を代表する銘菓で、今も20店舗以上の銘柄がある。
味をすべて食べ比べたことがないのでわからないけれど、小城羊羹の中でも知名度を持つお店のひとつが、村岡総本舗さんといったところ。
嘉瀬川の支流である祇園川のそばには村岡総本舗の建物が二つ並んでいて、左手が日本家屋、右手が洋館の姿でどちらも趣深かった。
 
ただ、村岡総本舗に向かう前に、小高い山と階段が見える神社が目に入った。須賀神社だ。
牛頭山の一角にあり、長い石段が小高い山を突っ切っている。
 
「あんなに高い石段は、登らないかなあ」
 
最初はそう思っていたのに、「あの石段を登れば高いところから小城の町を見渡せるかもしれない」といつの間にかよぎってしまって、その直感がいつも選択の軸みたいなものなので、「だったら登らなきゃね」と、二重人格みたいな会話をして。
 
登り切って参拝するまで、後ろは振り向かない。
がんばったご褒美に取っておく。
いざ、てっぺんまで登り切り、参拝も終えて後ろを振り向くと、瓦屋根の町並みがすうっと奥まで広がっていて、曇り空も小城の落ち着いた景色のためのようで、さっきまでの疲れが飛んでいった。
 
それにしても、石段を降りた後、村岡総本舗さんで羊羹を買わなかったことが悔やまれます。
石段を登って満足しすぎてしまいました。
市街地を進む。
村岡総本舗さん。右手の建物は洋館資料館でもある。
須賀神社。この石段を一気に登ろう。
神社の頂上からの見晴らし。

小城市役所のあるまち。ー旧三日月町(小城市)

最初に佐賀市から旧小城町へ向かう途中に、旧三日月町も通過していた。
そのときに佐賀市方面で気球が飛んでいた。

確かにバルーンフェスタの時期でなくても、練習だったり観光だったり、いろいろな理由で飛ぶことがあるのだろう。
 
気球は2つ飛んでいて、1つはぷかぷかとあまり動かなかったものの、もう1つが激しく移動していて驚いた。
気球がぐにゃってへこんでるのが遠目でもわかるぐらい、ハイスピードな横移動で。たぶん、そういう練習かなあ。
上の気球、さっきまでかなり左側を飛んでたんですよね。
旧三日月町には小城市役所がある。
国道203号線沿いはドラッグストアやスーパー、ほかにも何かしらの建物が並んでいて、小城市役所もそのひとつだった。
それに、ファミリーマートと積文館書店が合体している建物も見つけた。
店内に入ってみても片方がコンビニ、片方が書店という感じで、面白いアイデアだなあと。
 
あと、写真は撮らなかったけれど、小さな神社で地元のお年寄りたちがしめ縄を担いでいた。
新しいしめ縄ができて、交換していたんじゃないのかなと推測している。
そのお年寄りたちが楽しそうで、ほっこりしたのだった。
旧三日月町へ。
ファミマと積文館さんが合体していた。
小城市役所。
交通安全の看板が、子供ではなく白髪のおじいさんでびっくり。

長崎街道の風情。ー旧牛津町(小城市)

旧牛津町へ向かう移動中に小雨が舞いはじめた。
でも、雨が降り出したのに日差しも出てきた。天気というものは不思議だ。
 
旧牛津町は西境の太平山(271m)の山麓を除いて佐賀平野からなり、町域を北東と南西に二分して牛津川が流れている。
 
牛津出張所がある場所を目指そう、とナビに従ってたどり着いたのは、「スーパーモリナガ 牛津店」だった。
あれっと一瞬戸惑ったものの、複合型の施設だなと理解するまでも早かった。
これまでも似たようなケースが何度かあったから。
 
支所や庁舎だと思っていた建物が民間会社の建物になっていたときもあるし、郵便局が大きなパチンコ屋の中に組み込まれていたこともある(何食わぬ顔で郵便局を利用している人たちにも驚いた!)。そして、確かにスーパーの建物内には牛津出張所があった。
 
牛津の町並みも歩こう。やがて散策していくうちに、長崎街道だったという石碑を見つけた。
なるほど、牛津は水陸交通の要衝で卸問屋が集まっていたのだと。
今では佐賀市を中心にした生活地域になっているように思うけれど、長崎街道の風情はやっぱり好きだ。
旧牛津町へ。

牛津の出張所もここに。

大学の部活の後輩に、フチガミさんがいた。

かつての長崎街道だ。

町の碑を見て。ー旧芦刈町(小城市)

小城郡の南端に位置する旧芦刈町へやってきた。
低平な土地が広がる地形を進み、芦刈市域交流センターを訪れてみる。

すると、敷地内に「芦刈町 閉町の碑 2005.2.28」と刻まれた石碑が建っていた。
合併の記念碑にはいくつかのパターンがあるけれど、「閉町の碑」と文字が刻まれていると、ちょっと寂しさがある。
すなわち芦刈町が大切な町だと感じていた人が一定数いたってことでもある。
芦刈町 閉町の碑。
静かな午後でした。
グラウンドだ。

野球場と森林公園。ー旧久保田町(佐賀市)

小城市の町を巡ったあと、佐賀郡の南西端に位置する佐賀市の旧久保田町へやって来た。
 
町の北端にある久保田駅は、長崎本線と唐津線の分岐点になっていて、小城市へ進む国道と江北町へ進む国道もこの辺りで分岐している。
 
久保田ふれあいクリーク公園を訪れてみた。
小中一貫校のそばにあって、場所によって水路に校舎が反射していた。
 
もう一箇所、佐賀県立森林公園を目指した。
旧久保田町で嘉瀬川よりも東に位置するのはここだけだ。
近づくと野球場の照明に存在感があって惹かれる。
広々とした敷地にはアーチェリー場とかもあるみたいだけれど、今日は平日の午後、訪れている人の多くはジョギングや犬の散歩に精を出していた。
久保田ふれあいクリーク公園へ。
佐賀では田んぼに黒い旗をよく見かける。
野球場が見える。
遊具もバルーンだった。

いろいろ触れよう。ー佐賀市

最後にやって来た、いや、戻って来たのは佐賀市だ。
 
ここ一週間滞在していたのも、佐賀市だった。
でも、ほとんどはショッピングモールや大型チェーンのカフェで時間を過ごしていたので、もったいなかったといえばもったいなかったかもしれない。
 
映画を観て体調を崩したり、雪が降って散策したりもした。雪の写真もよかったら見てくださいね。
一週間のうちにいろいろあったわけです。
 
そして、今回ゆっくり訪れた場所を羅列するとこんな感じ。
 
・シャロームさん(喫茶店)
・佐賀城本丸歴史館
・03coffee(喫茶店)
・県庁の展望台
 
シャロームさんは知り合いの方に教えてもらった喫茶店で、「清涼麺という料理を是非食べてみてください」と教わっていた。
クラシックが流れる、猫もリラックスしている店内で食べた清涼麺は、すごく美味しかった。店内が暖色なのでわかりづらかったけれど麺が青緑色で、ほんのりと麺にも味がついていた。
それに合わせるつゆも相性が抜群だったなあ。
セットのかしわご飯も、良い出汁が効いてて。
外観も素敵なシャロームさん。
お休みの猫さん。
清涼麺、ホントに美味しかったです。つゆと合わせるのがワサビではなくてカラシだったのも、絶妙だった。

さて、佐賀城本丸歴史館に行く前に、佐賀県立美術館でおほしんたろうさんの展示があるので見たいと思って訪れたら、休館日じゃないか。

どうして? 今日火曜日だよね? と思っていたのに、なんと今日は月曜日じゃないか! とんだ勘違いで可笑しかった。

おほしんたろう展、2月までやっている!

あらためて、佐賀城本丸歴史館へ入って展示を見る。
江戸時代は約200余年間に渡って鍋島氏が治めたわけだが、特に幕末には優秀な人物を数多く輩出していてすごいなあと思った。

弘道館と呼ばれる藩校をつくって教育に力を注いだのだ。
弘道館で学んだ誰でも知っている人物を挙げると、大隈重信がいる。
早稲田大学の創設者かつ、内閣総理大臣。

確かに唐津には、早稲田佐賀中高がありますもんね。
ほかにも先日知った佐野常民をはじめ、明治期にかけて政府で活躍した人物が、弘道館からは多く輩出されていた。
教育が人を育てたわけだなあ。あとは時代の潮流っていうのもある。

佐賀城本丸歴史館。

素敵だ。

そして、佐賀城本丸歴史館から歩いてほど近い、03coffeeさんへ向かった。
03coffeeさんも知り合いの方に教えてもらった喫茶店だった。

ドリンクはものすごく細分化されていて、メニューを見てオーナーさんの腕とこだわりを感じる。
「抹茶と和三盆のカフェラテ」を飲んでみた。
やはり飲んだことのない味だった。

いくつか店内に置かれてあった雑誌に目を通すと知っている人が登場していたり、名前だけ知っている人がエッセイを書いていたり、楽しくて時間が早く流れていった。
本を持ってくるの忘れたなあ、なんて最初は思ったけれど不要だった。
そう、喫茶店ってほんとうは不確実な時間を味わうための空間なのに、チェーン店ばかりで過ごしているといけないな、なんて考えたりする。

03coffeeさん。
抹茶と和三盆のカフェラテとチーズケーキ。おいしかった。

あとは、佐賀県庁の最上階が展望台でもあると教えてもらって立ち寄ってみた。
確かにガラス張りの展望台だった。曇り空で脊振山地や天山山地はあまり見えなかったけれど、佐賀平野はバッチリ見える。

県庁からだと住宅がずらっと並んで見えて、大きなまちだなあと。
ぼくにとっては20万人余の佐賀市の人口も、すごく多く感じられる。

佐賀県庁。
県庁からの景色。

佐賀駅にも行ったことがなかったので寄ってみた。

というわけで、今日の散策はここまで。
小城市と佐賀市、灯台下暗しでいろいろあるものに触れられたなあと思った1日でした。

本日のひとこと
夜はラーメン屋さんに行きました。お客さんの層はけっこうバラバラで。店内の雰囲気も、あらゆる人を受け容れようという優しさがありました。
(終わり。次回へ続きます)

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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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