今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【81/175】
訪れた旧市町村の数【714/2,094】 総計【795/2,269】スーパーカブの総走行距離
20630km
名護屋城や元寇船、海と歴史と暮らし。(2023年12月13日(水)―251日目)
一昨日と昨日は久しぶりの雨だった。ちょうどそのタイミングで、唐津市にいる友だちのご実家で休ませてもらった。ご両親にもたくさんお世話になり、とてもありがたい時間で。
そして、今日は朝から綺麗な朝焼けだった。ご実家のみなさんにご挨拶をして、再出発だ。たくさんお世話になり、ありがとうございました。
旧呼子町(唐津市)
最初に向かったのは、旧呼子町。ここでは、旧を付ける必要もないかもしれない。呼子はイカでとても有名なまちだから。
でも、合併して唐津市になったのだなあとも思ったし、唐津市街地からは、20キロほど離れているのだった。だから、土地に訪れるのは初めてだ。
港に着くと、船がぎっしりと停泊している。そして、呼子朝市を訪れてみよう。サンタクロースの帽子をかぶったおばちゃんたちが露店をひらいていて、その棚にはドン! とイカが並んでいる。
「お兄ちゃん、クリスマスツリーのイカ、ひとつお土産だよ」
と、露店のおばさんに言われて、どういうことだろうと広場のクリスマスツリーを見ると、ツリーの飾りがパッキングされた本物のイカなのだ。しかも、それをひとつ持って行って良いという……。この心意気だけで、呼子が好きになっちゃうよね。
そして、玄界灘の北にある松島で採れた、サザエの壺焼きを食べた。もちろん、イカを食べるつもりできたけれど、魔が差したというか……。イカのお造りが食べられるお店は、お昼の営業なんだよなあ。
呼子ではもう一箇所行きたい場所があった。それは「加部島」だ。呼子大橋を渡って、陸路のまま行くことのできる島。いちばん北の方まで行くと牧草地が広がっていて、冬の牧草と青い海の景色は素晴らしかった。
旧鎮西町(唐津市)
名護屋城跡を訪れたあと、波戸岬も訪れた。城跡よりも北側に位置し、外海にほとんどさらされるような場所で、とにかく北風がすごくて。波も高く激しい白波が立っていて、そこに逆光があたり、見たことのないような乱反射だった。
旧肥前町(唐津市)
順番は少し前後しているけれど、大浦の棚田にも訪れた。面積が広くて、棚田を降りきった先には港が見える。玄海町で有名な浜野浦の棚田だけではなくて、ほかにも美しい棚田が広がっているのだなあと。
旧鷹島町(松浦市)
旧福島町(松浦市)
その後、土谷棚田と大山展望台へ向かった。土谷棚田は広々とした棚田で海まで通じており、とても美しい。旧肥前町で見た大浦の棚田みたいだ。
大山展望台からは大小の島々を臨むことができた。確かに長崎らしい地形かもしれないなあと。
旧北波多村(唐津市)
古窯の森公園や四季の丘公園に寄って、あとは市街地へ。中学校の近くに広々とした田んぼがあって、その細い道を歩いているおばあちゃんや中学生の姿が、心に染みたのだった。
ちなみに、今回の旅では含まれていないけれど、旧北波多村のすぐ南の伊万里市に、南波多の地名があった。
というわけで、今日の散策はここまで。今日は合わせて3つの島に行ったので、不思議な気持ちだ。
鷹島で殿ノ浦の地名と出会ったとき、広島の鞆の浦が浮かんだ。連続して読むと「とののうらとものうら」だ。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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