ふるさとの手帖

市町村一周の旅

14のまちが合併した上越市を進んで行こう。【旧市町村一周の旅(新潟県|11月3日―211日目)】

14のまちが合併した上越市を進んで行こう。【旧市町村一周の旅(新潟県|11月3日―211日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【67/175】

67/175
37.71%
訪れた旧市町村の数【612/2,093】
612/2093
29.19%
総計【679/2,268】
679/2268
29.89%

スーパーカブの総走行距離
17938km

旧柿崎町→旧吉川町→旧大潟町→旧頸城村→旧浦川原村→旧大島村、の6つ。

14のまちが合併した上越市を進んで行こう。(2023年11月3日(金)―211日目)

訪れるまちがいくつ合併しているのか、事前にルートを決める段階で数えるけれど、上越市を数えてみると、「んー…14!?」とビックリしたわけである。今までで、一番多い数じゃないかな。西頸城(くびき)郡、東頸城郡、中頸城郡、といろんな頸城郡のまちが2005年、上越市に編入合併しているのだった。
 
1日では一気に巡ることはできないので、3日に分けて進んでいく。今日は上越市街地よりも東側の地域を巡っていこう。

旧柿崎町(上越市)

柏崎市を出発して、旧柿崎町にやって来た。国道8号線を走り続けていたら上越市の市街地に着くので、旧柿崎町も通り過ぎてしまう。そこを柿崎区総合事務所の方へ折れて進んでいった。ふと見上げると、白鳥の連帯が空を飛んでいる。数えてみると11羽いた。やっぱり新潟はいいなあ。目線を下げると半透明の丸い街灯が、朝日を浴びて光っている。

柿崎区事務所近くを散策したあと、「大出口公園」へ向かった。山を登った先にあり、湧水のある場所だ。道中もいい光が差し込んでくるので、なかなか前に進まなかったけれど、公園の湧水も、見渡す景色も素晴らしかった。

旧柿崎町へ。現在は柿崎区だ。上越市は多くが区でわかれている。

柿崎区総合事務所。

山並みが美しい。
大出口公園へ向かう。

ススキが広がる。
だいぶ標高の高いところに来た。
大出口公園周辺。湧水だ。
ひんやり気持ちいい。葉っぱもいい。
いい景色だなあ。

旧吉川町(上越市)

次に向かったのは、旧吉川町。山をぐんぐん降りて、市街地へ向かう。すると、吉川区総合事務所に到着する手前で、地元の小さなイベントが開催されているようで、立ち寄ってみた。JAのイベントなのかな。「かもめが翔んだ日」をはじめ、懐かしい曲が流れている。ちょうど、赤飯を売っていたので、朝ごはんに買おうかと思ったわけだが、ほんのちょっとだけ遠慮して後ろの方で並んでいると、ぜんぜん買えないのだ。横から地元のおばあちゃんがぐいぐい入ってくるのである。ハートの強さが足りないぞ、俺。それが3回ぐらい続いて、いたたまれない気持ちになって、赤飯を買うのはやめちゃった。

煙もくもく。

開けた景色で気持ちいい。
山もお見事。
イベントだ。

美味しそうな赤飯。

吉川区総合事務所。
周辺を散策した。

干し柿だ。

旧大潟町(上越市)

次に向かったのは旧大潟町。大潟水と森公園を目指して進んでいく。地名に「潟」がつくだけあって、周辺の景色もかなり平地になったと感じられる。祝日の大潟水と森公園は子ども連れの家族が多く、とても平和な時間が流れていた。

朝日池。

大潟水と森公園へ。

それぞれの、楽しみ方。

どうした〜!

大潟区総合事務所。

旧頸城村(上越市)

旧大潟町からさほど遠くない距離で、南東へ進んで旧頸城村へ入った。海のそばだった旧大潟町から、旧頸城村は海と山の間ぐらいの感覚。大池いこいの森を訪れると、キャンプ場になっていた。休日なのでキャンプを楽しんでいる人もいっぱいだ。「祝日だから人が多いなー」とギアを持って歩く若い人たちの会話も聞こえてくる。テントサイトでは冒険するように楽しそうな子どもたち。全国で、こうしたささやかな幸せが溢れているのかな。

頸城村の碑。
まちを歩きつつ。

大池いこいの森へ。
かっこいいなあ。

平和な休日だ。

旧浦川原町(上越市)

旧頸城村から、内陸に向かって進んで旧浦川町へやって来た。徐々に景色は低い山並みが増えてきた気がする。浦川原区事務所へ近づくにつれて、穏やかな保倉川の流れにも目をひくようになった。区事務所周辺を散策したあと、「虫川の大杉」と呼ばれる国指定天然記念物のスギを見に行った。白山神社の境内にそびえるスギで、樹齢は1200年以上だと。幹からわかれている枝の数がすごく多くて、千手観音みたいだった。

旧浦川原町へ。

保倉川の流れ。
浦川原区事務所。
キラキラ。

北越急行ほくほく線も通っている。
白山神社へ。
奥にあるのが、虫川の大杉だ。
枝の数がすごい。

旧大島村(上越市)

そして、今日最後に訪れたのが、旧大島村だ。浦川原を訪れるときの主要道路だった国道253号線に戻って、東へ進むとすぐに旧大島村へ入った。その国道沿いに「森の駅 大島青空市場」があって、立ち寄ってみる。「おやまの大将」というご当地のパンと「コシヒカリモナカ」なるものがあったので、食べてみることにした。パンはクリームとあんこのバランスがいいし、コシヒカリモナカは米なのかどうか全然わからない、フツーに美味しい。

旧大島村で、飯田邸という邸宅へ訪れてみるか迷ったけれど、ガソリンが残り少なくて、ガソリンスタンドも周辺部になかったので、断念することにした。そのぶん旧大島村の市街地を歩いてみる。

森の駅。

おやまの大将、美味しそう。
おやまの大将と、コシヒカリモナカ(とたこ焼き)を買った。ぜんぶ美味しい。
大島区総合事務所。
雪が降るわけだなあ。

ダイナミック。
秋らしい。

静かな暮らしを感じて。

というわけで、今日の散策はここまで。上越市の市街地以外に、こんなにもたくさん小さな地域が広がっているんだなあ、まだまだ半分も巡っていないのだなあ、という出会いが、また新しく心に刻まれたのでした。

本日のひとこと
パラグライダーで飛んでいる人もいた。空飛ぶ白鳥と、近づいたりして。
(終わり。次回へ続きます)

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