今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【67/175】
訪れた旧市町村の数【612/2,093】 総計【679/2,268】スーパーカブの総走行距離
17938km
14のまちが合併した上越市を進んで行こう。(2023年11月3日(金)―211日目)
旧柿崎町(上越市)
柏崎市を出発して、旧柿崎町にやって来た。国道8号線を走り続けていたら上越市の市街地に着くので、旧柿崎町も通り過ぎてしまう。そこを柿崎区総合事務所の方へ折れて進んでいった。ふと見上げると、白鳥の連帯が空を飛んでいる。数えてみると11羽いた。やっぱり新潟はいいなあ。目線を下げると半透明の丸い街灯が、朝日を浴びて光っている。
柿崎区事務所近くを散策したあと、「大出口公園」へ向かった。山を登った先にあり、湧水のある場所だ。道中もいい光が差し込んでくるので、なかなか前に進まなかったけれど、公園の湧水も、見渡す景色も素晴らしかった。
旧吉川町(上越市)
次に向かったのは、旧吉川町。山をぐんぐん降りて、市街地へ向かう。すると、吉川区総合事務所に到着する手前で、地元の小さなイベントが開催されているようで、立ち寄ってみた。JAのイベントなのかな。「かもめが翔んだ日」をはじめ、懐かしい曲が流れている。ちょうど、赤飯を売っていたので、朝ごはんに買おうかと思ったわけだが、ほんのちょっとだけ遠慮して後ろの方で並んでいると、ぜんぜん買えないのだ。横から地元のおばあちゃんがぐいぐい入ってくるのである。ハートの強さが足りないぞ、俺。それが3回ぐらい続いて、いたたまれない気持ちになって、赤飯を買うのはやめちゃった。
旧大潟町(上越市)
次に向かったのは旧大潟町。大潟水と森公園を目指して進んでいく。地名に「潟」がつくだけあって、周辺の景色もかなり平地になったと感じられる。祝日の大潟水と森公園は子ども連れの家族が多く、とても平和な時間が流れていた。
旧頸城村(上越市)
旧大潟町からさほど遠くない距離で、南東へ進んで旧頸城村へ入った。海のそばだった旧大潟町から、旧頸城村は海と山の間ぐらいの感覚。大池いこいの森を訪れると、キャンプ場になっていた。休日なのでキャンプを楽しんでいる人もいっぱいだ。「祝日だから人が多いなー」とギアを持って歩く若い人たちの会話も聞こえてくる。テントサイトでは冒険するように楽しそうな子どもたち。全国で、こうしたささやかな幸せが溢れているのかな。
旧浦川原町(上越市)
旧頸城村から、内陸に向かって進んで旧浦川町へやって来た。徐々に景色は低い山並みが増えてきた気がする。浦川原区事務所へ近づくにつれて、穏やかな保倉川の流れにも目をひくようになった。区事務所周辺を散策したあと、「虫川の大杉」と呼ばれる国指定天然記念物のスギを見に行った。白山神社の境内にそびえるスギで、樹齢は1200年以上だと。幹からわかれている枝の数がすごく多くて、千手観音みたいだった。
旧大島村(上越市)
そして、今日最後に訪れたのが、旧大島村だ。浦川原を訪れるときの主要道路だった国道253号線に戻って、東へ進むとすぐに旧大島村へ入った。その国道沿いに「森の駅 大島青空市場」があって、立ち寄ってみる。「おやまの大将」というご当地のパンと「コシヒカリモナカ」なるものがあったので、食べてみることにした。パンはクリームとあんこのバランスがいいし、コシヒカリモナカは米なのかどうか全然わからない、フツーに美味しい。
旧大島村で、飯田邸という邸宅へ訪れてみるか迷ったけれど、ガソリンが残り少なくて、ガソリンスタンドも周辺部になかったので、断念することにした。そのぶん旧大島村の市街地を歩いてみる。
というわけで、今日の散策はここまで。上越市の市街地以外に、こんなにもたくさん小さな地域が広がっているんだなあ、まだまだ半分も巡っていないのだなあ、という出会いが、また新しく心に刻まれたのでした。
パラグライダーで飛んでいる人もいた。空飛ぶ白鳥と、近づいたりして。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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