ふるさとの手帖

市町村一周の旅

横手市のまちにひとつずつ触れていく。【旧市町村一周の旅(秋田県|9月24日―171日目)】

横手市のまちにひとつずつ触れていく。【旧市町村一周の旅(秋田県|9月24日―171日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【59/175】

59/175
33.71%
訪れた旧市町村の数【511/2,093】
511/2093
24.41%
総計【570/2,268】
570/2268
25.13%

スーパーカブの総走行距離
15620km

旧大雄村→旧大森町→旧雄物川町→旧平鹿町→旧十文字町→旧増田町、の6つ。

横手市のまちにひとつずつ触れていく。(2023年9月24日(日)―171日目))

ここ数日、全国的に涼しくなってきたのだろうか。秋田県以外のことはぜんぜんわからないし、まるで想像もつかない。今朝の横手市は、出発してまもなくバイクを停めて長袖を着込む寒さだった。徐々に温かくはなったけれど。

2005年10月、横手市は合わせて8つの市町村が合併している。合併の過程をぼくは知らないけれど、合併から18年経つ過程を振り返れば、いろんな変化があったのかもしれない。今日は8つのうち、6つの旧町村を巡った。

旧大雄村(横手市)

横手市街地から県道13号線を西へ進んでいくと、旧大雄村に入る。大雄地域のことを調べていて気づいたことは、ホップ栽培だ。「横手市はホップの一大産地だよ」と教えてもらったことがある。それはどこなんだろうと思っていたら、大雄地域だったのだ。

旧大雄村に入ると、早速ホップ畑を遠くに見つけた。収穫は8月にかけてなので、今は長細い支柱だけが残っている。近くで見れそうな場所を探したけれど、遠目にしか発見できず。それでもなるほどなあと勉強になった。

とお〜くに、ホップ畑があるんだけどね。
大雄地域局。

陽気な邦楽が流れていた。

旧大森町(横手市)

雄物川のような大きな川を渡ると、隣町に移るんじゃないかと感じる。今は変わらず横手市だけれど、雄物川を渡って旧大森町に入った。

大森の中心からも近い大森公園に訪れる。城跡で今は森林公園のような形だ。本丸があったとされるところまで登ったのはよかったけれど、帰り道、森の中で完全に迷子になってしまった。もう一度本丸に戻って、帰り道だと思った方角へ進むも、再び失敗。涙目でかろうじて出た公園外の道路から遠回りをしながら、なんとか駐車場に帰れたのだった。

雄物川を渡る。
旧大森町。
大森庁舎。
大森公園へ。

迷ってよくわからない場所に出た。
市街地にて。
煉瓦造りだ。

旧雄物川町(横手市)

今度は旧雄物川町へやって来た。ここまでいくつか、秋田県で「雄」が含まれた地名も出会ってきたけれど、雄物川町はまさにそのままの名前だ。雄物川庁舎と、中央公園近くを散策した。

雄物川庁舎。

横手市の除雪車には思い出がある。

綜合食品。

旧平鹿町(横手市)

今度は東に進んで、旧平鹿町へ。まちの中心部の横に体育館があって、「メーン!」と声が聞こえてきた。剣道の試合だろうか。外には柔道着の学生もいて、応援したくなる。

浅舞公園にも訪れてみると、地元の中学生であろう男の子と女の子が、大人数で集まってのんびりした時間を過ごしていた。何の会だろう。学園祭の、打ち上げとかなあ。うんうん、いいぞ。青春が垣間見えた。

体育館にて。

浅舞公園へ。

旧十文字町(横手市)

今度は旧十文字町へ。名前がやっぱりカッコいい。HPのガイドブックに載っていた「鳥海山」の写真スポットを訪れたあと、道の駅十文字でお昼ご飯に。「横手やきそば」のメニューにあった、野菜やきそばを選んだ。野菜はたっぷりだけれど、目玉焼きがのっていないので、見た目だけはちょっと横手やきそばっぽくない。でも、横手やきそばを食べられてうれしいことに変わりはなかった。

鳥海山が美しい。

道の駅にて、花がたくさん咲いていた。
道の駅十文字、賑わっている。

野菜焼きそばをいただく。
上手なピアノだなあと思ったら、すごい。

十文字駅。

旧増田町(横手市)

最後にやってきたのは、旧増田町だ。増田のまちなみを見に行った。内蔵を見学させてもらったのは5年前に来たときと同じ、山吉肥料店さん。奥様が丁寧に案内をしてくださった。

あらためて内蔵を拝見すると、前回よりも凄みを感じる。ほかの地域でも内蔵を見る機会が何度かあったからこそ、いかに増田の内蔵、ひいては山吉肥料店さんの内蔵が立派なものか、強く感じられたのだ。

そのあとに増田まんが美術館へ。ほぼ日の学校で、館長である大石卓さんの授業を見ていたので、訪れるのもすごく楽しみだった。ちょうどエヴァンゲリオンの企画展も最終日で、大賑わいだ。年齢層もさまざまだった。何より常設展と原画の収蔵庫も素晴らしい。原画を見ていると、写真とつながっている部分もあると感じた。今までは漫画と写真は別だと思っていた。そのことに気づけたことは大きい。

旧増田町へ。

矢口高雄先生の釣りキチ三平だ。

山吉肥料店さんへ。

増田の職人さんの技術が、随所に込められていることを教わった。

あらためて凄い。

増田まんが美術館へ。
エヴァンゲリオンも、ほんと凄いなあ。

プロの漫画家さんは本当にすごい。

今日の散策はここまで。とにかく次々と出会う日々を、忘れてしまってもいいけれど、身体の中に残るわずかな断片になるように、がむしゃらに吸収していこう。

本日のひとこと
全体の旅の1/4が終わりました。まだまだここからです。
(終わり。次回へ続きます)

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