ふるさとの手帖

市町村一周の旅

洞爺湖と、奥洞爺への旅。【旧市町村一周の旅(北海道|8月29日―145日目)】

洞爺湖と、奥洞爺への旅。【旧市町村一周の旅(北海道|8月29日―145日目)】

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【49/175】

49/175
28.00%
訪れた旧市町村の数【432/2,093】
432/2093
20.64%
総計【481/2,268】
481/2268
21.21%

スーパーカブの総走行距離
12030km

旧虻田町→旧洞爺村→伊達市→旧大滝村、の4つ。

洞爺湖と、奥洞爺への旅。(2023年8月29日(火)―145日目)

奥尻島から戻って、旅を再開している。移動距離が長い分、1日に訪れる旧市町村の数は減るが、やることは今までと変わらない。

昨日と今日で、洞爺湖町と伊達市の旧市町村を訪れた。洞爺湖町は、旧虻田町と旧洞爺村が合併しているけれど、大きな洞爺湖を1/4ずつ分割した形だったのだと知る。ふたつで約1/2、さらに残りの1/2は壮瞥町だ。訪れる分には、洞爺湖だとわかればいいのだけれど、土地の分かれ方を知ると、まちの成り立ちも感じられる。

それでは、振り返ってみよう。

旧虻田町(洞爺湖町)

もし、まちの名前が洞爺湖町なら、すぐに湖を想像するだろう。でも、旧虻田町の中心部のそばは、湖ではなくて内浦湾の海だ。中心部と海の距離が近いことにも驚いた。洞爺湖は山に囲まれたイメージなのに、実は洞爺湖の南端と海は、5kmほどしか離れていない。

旧虻田町へ。

洞爺駅。
いろんな「ようこそ」

駅の裏には洞爺湖町役場だ。
まちの中心部から、海まで一瞬だった。

入江・高砂貝塚へ。世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」に、この遺跡も含まれている。
あちこちに貝塚が広がっていた。

高台からは海も見える。

そして、洞爺湖へ。

夜、花火が上がった。洞爺湖では4月から10月まで、花火が毎日打ち上がるのだ。

旧洞爺村(洞爺湖町)

今まで洞爺湖の名前を聞いたら、長いトンネルを抜けてまもなく、湖の南側の観光地になっているエリアを想像していた。しかし、旧洞爺村は湖の北西から北東にかけて広がっている。洞爺総合支所が位置する場所も、洞爺湖のほぼ真北なのだ。

昨日は有名なサイロ展望台を訪れて(ギリギリ旧洞爺村に位置する)、今日は洞爺総合支所の周辺を散策した。丸い洞爺湖も、時計の針の何時の場所にいるかで見えてくる姿が少しずつ違う。11時の針の辺り、今朝はうっすらと雲が広がっている中、やわらかい光が注がれて、小さな丘が湖面に写っていたのだった。

(昨日の午後)清々しい景色だ。
羊蹄山だ。
サイロ展望台へ。観光客で賑わっていた。

洞爺湖。お見事。
今朝の洞爺湖。
洞爺総合支所の近くの集落。
洞爺総合支所。

北海道らしい気配だ。

伊達市

伊達市は名前の通り、仙台藩の流れをくむ亘理伊達家が、戊辰戦争後に移住して開拓を行なった。まちの中心部を訪れると、建物が黒のシックな調子に統一されている。江戸時代以降に開拓された土地だけれど、城下町風なのは伊達家の開拓による偉大さか。全国にあるスーパーのA-COOPは、オレンジと緑色を基調とした外観をしているけれど、伊達市では黒色のA-COOPだった。そのことには結構驚いてしまった。

2006年、旧大滝村と合併(編入)をしているので、まずは伊達市の中心部を訪れた。

港があった。
善光寺へ。有珠山噴火を経ても境内が残っており、境内は国の指定史跡である。

茅葺の本堂が堂々と鎮座していた。

伊達市と内浦湾。

伊達市役所。
市街地はシックな黒色ベースだ。
この色のA-COOPは初めて見た。
郵便ポストも黒かった。

旧大滝村(伊達市)

伊達市街地から北上することおよそ30km。旧大滝村は、壮瞥町を挟んで伊達市の飛び地になっている。観光資源や財政、土地にはいろんな歴史があるから、壮瞥町が合併しなかったのではないか。と、調べていくと、おおよそまちがっていないような筋だった。2006年に、旧大滝村は伊達市へ編入している。

旧大滝村の総合支所前に、食堂があった。食事処「和楽来」で昼食にする。店内に貼られたポスターのひとつに、大きな文字で「奥洞爺」と書かれたものがあって、初めてその呼び名を知った。壮瞥町と伊達市大滝区(旧大滝村)を流れる、長流川沿いの壮瞥温泉・蟠渓温泉・北湯沢温泉があるエリアを、奥洞爺と呼ぶそうだ。

名前の通り、いくつか滝を有する旧大滝村だが、今回は三階滝へ行ってみることにした。なるほど、滝の流れが三段飛びのように段々状になっている。ひとりでたっぷりマイナスイオンを吸っていたところ、駐車場に戻るタイミングで、30人ほどの団体客がぞろぞろとやって来た。バスの札には日帰り癒しツアーみたいなことが、書いてあったような。

旧大滝村へ。

大滝総合支所。
入り口の屋根が斜めだ。
家の前が綺麗。

食事処「和楽来」さんへ。

夏メニューの「稲庭うどんとうなぎ柳川丼」を注文。ごぼうにキノコ、さらに分厚いうなぎが、たっぷりのタレと卵につつまれて、口の中で踊った。それを細麺の稲庭うどんでサッパリ締めるのだ。
三階滝公園へ。
水の音を聞こう。
三階滝。ステップを踏んで、流れ込む。大きさも十分、いい滝だった。

と、今日の散策はここまで。

奥尻島での時間。

昨日までの2泊3日で、奥尻島を訪れていた。奥尻島、奥尻ゲストハウスimacocoさんは大好きな場所だ。旧市町村一周のルートに含まれていないので、どうしようかと少しだけ迷ったけれど、でも、自分の中で答えはわかってた。行きたいに決まっている。次にいつ、ここまで来られるかわからないのだから。

奥尻島に訪れるのは3回目。ゲストハウスのオーナーご家族をはじめ、今までの訪問で知り合った方もいて、懐かしい再会もあった。初めましての方ももちろんいたけれど、ここにやって来る人たちは、おしなべていい人たちばかりだ。2日目の夜は、ゲストさんたちのBBQに混ぜてもらった。「旅をしていると、そういうイベントもあるんでしょう?」と思うかもしれないが、大勢でのBBQは、旅をスタートさせて140日で、初めてだった。

あと、奥尻島を訪れた初日が誕生日だった。あまり誕生日を特別に捉えすぎなくてもいいと思って、ゲストハウスさんにも何も言わずに来た。何も言わないけれど、気づいて誕生日を祝って欲しいみたいな厭わしい気持ちも、心の中で限りになくゼロにしていた(なかなか消えないのよね、この気持ち)。ただ、ゲストハウスに着いたとき、ご家族のお子さんは3兄妹なのだけれど、いきなり、ハッピーバースデーを歌ってくれた。尻もちついた。なんて優しさだろう。しみじみ嬉しかった。

奥尻島へのフェリー。

島にて。豊島の有名な場所みたいな。
海は澄んでいるよ。

みんな素直なまま、大きくなって(涙)
初夜はお祭りがあった。
前回もお会いしたあっきーさんと、偶然再会できた。
カンパチだ!(今日は釣れなかったけれど)
夏のとうきび。

奥尻に移住した子のファミリーが、釧路からはるばる奥尻へ。BBQにぼくも混ぜてもらった。
2日間とも雨予報だったけれど、ずっと晴れた。

BBQのあと、みんなで海岸を歩いた。
月光浴だ。

翌日は朝7時のフェリーで。

素晴らしい時間をありがとうございました。
出航。
誕生日をお祝いしてくれてありがとう。
大切に旅に持っていきます。
本日のひとこと
旧大滝村の食堂“和楽来”さんで、お会計のあとに「素敵なお店の名前ですね」と言ったら、ウフフと控えめなお母さんが笑ってくれた。
(終わり。次回へ続きます)

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