今日までの旅メーター
訪れた23区内の駅の数 【129/490】
歩いた距離(目標2,000km)【363.8/2000】多摩川線と池上線を進もう。
23区駅一周は、まだまだ続く。ようやく1/4を回ったけれど、それでもまだ、1/4なのだ。
さて、今日は東急多摩川線と、東急池上線を進んでいく。2つの路線は、ちょうど蒲田駅に向かって収束していくように敷かれている。お互いを交互に移動しながら歩いていった。
多摩川駅
多摩川駅は名前の通り、多摩川のすぐそばにある駅。東横線と東急多摩川線が通っているので、乗り換えも含めて、利用客は結構いるような印象だ。
朝の旗当番のおばちゃんと、挨拶をした。
沼部駅
多摩川駅からほど近い距離に、沼部駅はある。
この水路は六郷用水と呼ばれていて、1930年代ごろまで、農業用水として利用されていた。
「蛇腹(ジャバラ)」と呼ばれる水車は、足で踏みながら回転させることで、水を田に汲み上げる。
御嶽山駅
多摩川線の沼部駅から、池上線の御嶽山駅へ。途中は福山雅治さんで有名な「桜坂」を通りながら。
駅の名前の由来である御嶽神社。地元の方が、丁寧に参拝されていた。
久が原駅
どんどん歩いて行こう。次は久が原駅へ。
鵜の木駅
環状八号線(かんぱち)を越えて、もう一度多摩川線に戻る。次は鵜の木駅だ。
約1300年前の古墳だ。公園は少しだけ標高の高い台地になっていて、昔は湿地だったから、この辺りで暮らしていたのかなあ。
ちょっとだけ懐かしい、落ち着いた時間が流れている。
下丸子駅
鵜の木駅から、下丸子駅に向かって歩く。下丸子には、キヤノンさんの本社がある。
ガス橋は、神奈川の工場から東京へガスを送るために架けられた橋。
下丸子は、新しいマンションを中心とした景色もあったけれど、駅前は昔ながらの雰囲気が残っていた。
ふふふ、絶品だった。
武蔵新田駅
さて、お昼を食べて後半戦。次は武蔵新田(むさしにった)駅へ。
新田神社は、破魔矢発祥の神社として知られている。名前の由来も土地の開墾ではなく、人名だ。だから、新田(にった)と読む。面白いなあ。
千鳥町駅
今度は千鳥町駅。鵜の木、下丸子、武蔵新田は多摩川線だったけれど、ここから池上線へ向かう。
千鳥町に住んでいらっしゃる方は、千鳥のノブさん大悟さんをどう思っているのだろう。
池上駅
池上駅は、ほかの駅とは雰囲気が一変する。池上線という名前であるが、何より「池上本門寺」というお寺がある。日蓮宗の大本山だ。
駅前や住宅地を抜けた先に、本門寺さんみたいな立派なお寺があるのだなあと知って、不思議な気持ちになった。
とても立派なお寺だった。どこかから大きなお経が聞こえてきて、ピリッと背筋が伸びるような時間が流れている。
江戸後期には特に隆盛を迎えた本門寺。やっぱり大きなお寺と江戸は、現代にも繋がっているのだなあと感じた。
蓮沼駅
巡る駅はあと2つ。本門寺から、蓮沼駅に向かって歩いていく。
関係性のない話だけれど、蓮沼執太さんの音楽って、いいですよね。
矢口渡駅
最後は矢口渡駅へ。矢口渡駅は昔ながらの木造駅舎が残っている。
名前の由来は多摩川の渡し船のひとつ、「矢口の渡し」に由来する。時代の雰囲気が残っていていいなあ。
たとえば多摩川線なら、多摩川駅から蒲田駅まで11分。池上線なら、御嶽山駅から蒲田駅まで10分。それぞれわずかな距離だ。スマホを触っていたら、あっという間に着いてしまうだろう。
だけど、ひとつひとつの駅とまちを1日かけて歩いてみると、公園があり、商店街があり、神社仏閣があり、会社があり、暮らしがある。それも、当然あたりまえのことなのだが、そのあたりまえを知れることが、ぼくは嬉しい。ーー(続)ーー
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