ふるさとの手帖

市町村一周の旅

御蔵島から八丈島を経由して三宅島へ。【市町村一周の旅】

タイトルの通り、御蔵島から一度八丈島を経由し、三宅島へやってきました。

午後の御蔵島発東京行きの便が出るか分からないという事で、より確実な朝便に乗って、乗船時間は長くなりますが確実に三宅島へ行こうという作戦です。僕以外にも同様の意味合いで乗船された方がいました。はじめての「八丈流し」

 

御蔵島から三宅島を目指す。

 

三宅島へ着けば、東京都で残す市町村はあと一つ「大島町」だけとなりました。

朝6時。雨の御蔵島を離れて、
八丈島へ到着。

 

八丈島は今年の2月に一度訪問したことがあります。

波も高い。

 

高波ですが、無事に入港。ここで一度清掃が入り、再び東京へ向けてUターンします。

あおがしま丸!

 

八丈島よりさらに南にある「青ヶ島」への船、あおがしま丸がいました。2月に乗った船です。

よくこの船で行ったなと…。

 

あおがしま丸、八丈島から青ヶ島へ向けて出航しましたが、海上不良により途中で引き返し、「欠航」となっていました。ぁぁ…。

 

そして八丈島から再び出港。三宅島まで約4時間の船旅です。

土砂降りの三宅島。

 

なんとか無事に三宅島へ入港。外は土砂降り、まさに暴風雨というやつです。金曜日ということで多くの方が東京へ向けて乗船して行きました。

ざぶーん。

 

港から宿に向かって歩きます。観光しながら行こうかなと思ってましたが、全然そんな余裕ないくらいの雨風です。

それでも上陸は上陸。

ゲストハウス島家さん。ひとまず荷物を置かさせてもらいます。
ザザ〜〜。

荷物を置いて、近所を歩けるだけ歩いてみましょう。

三宅村。

自然の厳しさ。

奥に進むと火山の体験遊歩道へ繋がります。

 

海風が当たるとすんごい暴風で、これ以上前へ進めませんでした。Uターン。

小さな商店。

島の自販機。

ずぶ濡れで宿に戻る。

今日はもう、ゆっくりしよう。

 

火山ガスによる立ち入り禁止エリアもある、大自然、三宅島。そして雨が多い伊豆諸島の暮らしを一つ体験させてもらったような日でした。ちなみに降り止まない暴風雨、明日の橘丸航路は全て条件付き運航。もしかしたら帰れないかもしれません。可能性としては欠航、もしくは運航、もしくは三宅島止まりで東京へUターン、などなど考えられます。最悪朝便に乗った方が良いのかもしれません…。

帰れるかな。


翌朝。

 

風が凄い。

 

看板がガンガンに揺れるぐらい。

肝心の船ですが、朝便は就航したものの東京への戻り便はまだ着くか分かりません。北風で海も荒れているので、八丈島から繰上げ出発で戻ってくるみたいです。接岸するかは分かりませんが。

お知らせが発信されるまでまだ時間があるので昨日行けなかった「火山体験遊歩道」へ。

道の両側は阿古地区の一部を飲み込んだ溶岩が。
自然の脅威を感じます。

崖まで溶岩でできてる。
メガネ岩。

 

旧阿古中学校。噴火時の溶岩に飲み込まれました。
こっちは小学校。同じく壊滅的な被害を。

大地は息をしているんだなぁと。

にしても風が強い。

 

西日本に台風が来るときよりも風が強い気がした。

「凄い風ですねぇ」と。

 

そしてまた雨脚が強くなり、宿に避難。

本当はもう少し違う場所へ移動すればまた新しい景色も見られますしお洒落なお店も多いのですが、なにせそれなりの悪天候で…なかなかこれ以上は外に出られないなと。またリベンジしたいと思います。

そろそろ、船のお知らせの時間です。


午前11時、お知らせが入ってきました。昨日と同じ、錆ヶ浜に接岸予定です。宿からも近く一安心。

待合所へ。入港の1時間以上前から結構な人が集まっています。
船が無事着くか、みんなどこかせわしない。
ほんの少しだけ日も差した。
橘丸だ!

 

船が見えた時の安心感というのは、計り知れないです。

みんな船へ歩き出す。
船の存在がたくさんの人の生活を支えている。
接岸作業を見守る。

 

接岸作業も、今までで一番時間がかかりました。そのぐらい橘丸も揺れていて、「もしや接岸しないのでは…」と思ってしまうぐらい。でも、無事に接岸完了です。操縦技術はホントにすごいなと。

あとは船に乗って、
お別れの時間。

 

無事、三宅島を出航しました。どうなることやらと思いましたが、なんとか持ちこたえてくれました。東海汽船さんには頭が上がりません。

また来ます、ありがとう三宅島。

 

今度は夏に来てみたいな。

島を離れていくにつれて、うねりが増していく。
結構えげつないです。
ワノ国にでも行くのかと思う揺れ。

 

このあと橘丸は20時前後に東京へ到着して、そのまま22時発のさるびあ丸で大島へ向かいます。いよいよ、難易度マックスの市町村の旅「東京都編」も最後となりました。明日も無事に過ごすことができますように。

大きく長い揺れと、波にぶつかって事故でも起きたかのような巨大な揺れ、カップ麺持ってたら絶対に溢れるような揺れの中、あとは寝るだけ。

と、思っていた矢先でした。 (三宅島編、終わり。)

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