ふるさとの手帖

市町村一周の旅

奥会津の秘境に佇む”とある宿”。【日本一周181日目09.25】


 

(S)会津若松市→①西会津町→②柳津町→③三島町→④金山町→⑤只見町→⑥桧枝岐村→(G)昭和村

奥会津の秘境に佇む”とある宿”。

こんにちは、銭湯にタオルを忘れたかつおです。

さて今日ですが、泊まっている会津若松市からさらに奥へ、進んで行きます。奥会津と呼ばれる地域で深く美しい山々に囲まれながら。今日は1日中冷たい雨でしたが、その中でも見られる景色を探して行きます。

ルートは、
(S)会津若松市→①西会津町→②柳津町→③三島町→④金山町→⑤只見町→⑥桧枝岐村→(G)昭和村

です。夜は久しぶりにゲストハウスさんに宿泊させていただき、また特別な時間でした。では行ってみましょう!

①西会津町

まずは会津若松市から西会津町へ。ちなみにそのまま進んでいくと新潟県阿賀町にでます。狐の嫁入り屋敷に行ったなぁ、その日も雨でした。

西会津町
今日は雨です。

ひと休み。道の駅にて。

朝の配達。

落ち着いたまちなみでした。

福満虚空蔵尊圓蔵寺ー柳津町ー

そして次は柳津町。ここでは福満虚空蔵尊圓蔵寺、短くして円蔵寺というお寺へ。

消火栓。
赤い橋。
美しい円蔵寺


円蔵寺は日本三大虚空蔵尊のひとつで本堂は荘厳そのもの。堂内撮影禁止です。

大変立派なお寺でした。

 

本堂内にも入って参拝しましたが、大変立派なお寺でした。背筋が伸びた。

③三島町

次にやってきたのは三島町。「日本で最も美しい村」連合に加盟している町でもあります。

青い屋根に光が反射する。
会津宮下駅

美容室
闊歩

飾ってあったお祭りの写真。


山奥の静かな町も美しくまとまりを感じます。

④金山町

そして次は金山町へ。

道中は洞門も多い。
雨のしぶき。
道の駅に併設してある旧五十島家住宅を見学しました。
隙間
雨の流れる様子を見ると、茅葺のすごさに気づかされます。
同じく金山町。この集落では天然の炭酸水が湧いていたりします。

 

⑤只見町

そして金山町からさらに奥、只見町へ向かいます。

ひたすら走って只見町へ。
雨の日でも
山奥の町だなぁと。
雨の風情あふれる。

 

雨の中の景色も雰囲気があって好きです。僕は濡れてますが。

⑥福島県最奥の地、檜枝岐村。

先ほど紹介した只見町も福島県の中ではかなり山奥に位置していますが、只見町からさらに60km、まさに福島県の最奥地にあるのが檜枝岐村(ひのえまたむら)です。冷たい雨の山道をひたすらに進む。

何とか着きました、桧枝岐村。
山は目の前という感じで雰囲気も秘境めいています。
六地蔵。昔から冷害に悩まされてきた村で犠牲になった稚児の霊を弔い母の嘆きを慰めるもの。
川が流れる。
細道に続く街灯。この先は…?
正解は、歌舞伎の舞台。


檜枝岐村に残る、歌舞伎の文化。檜枝岐歌舞伎と呼ばれ、江戸の時代より親から子、子から孫へと伝承されて連綿と続き、春と秋の祭りに奉納歌舞伎として檜枝岐の村人を楽しませてきました。現在残っている資料の中に270年前に購入された浄瑠璃本が残っていることから、270年以上の歴史を持っていると言われています。

舞台は鎮守神の境内にある。
舞台。国の重要有形民俗文化財に指定されている。

 

舞台、とても立派でした。そして観客席は神社へ続く石段そのままに。

観客席。露天の石段となっています。海外の遺跡のようで不思議でした。
深い歴史とともにある。

 

いつかは歌舞伎の演目も見て見たいなと。

橋場のばんば

先ほどの歌舞伎舞台へ続く参道に、不思議な石像が鎮座しています。その名も橋場のばんば

ハサミ?

橋場のばんばは、欠けた前歯を出して愛嬌(あいきょう)のある笑みを浮かべる老女(=ばんば)の石像。悪縁を切りたい人は新しいはさみを祭壇の左側に、良縁を結びたい人はさび付くなどして切れ味が悪くなった古いはさみを祭壇の右側に供えていくんです。

左側、綺麗なハサミなのでよく切れる、切りたい縁。

 

右側、錆びて切れないハサミ。切りたくない縁がある。

ハサミの切れ味と縁を結びつけているんですね。ばんばさんは元々水難から子供を守る神様だったそうで、今もこうして人々を守っているということです。

檜枝岐村、大変面白かったです。

⑦昭和村に佇む”とある宿”

そして檜枝岐村から再び60km、今度は昭和村という山に囲まれた村へ。今日はこの場所にて宿泊させていただきます。

昭和村へ。
赤い屋根。

古民家ゲストハウス”とある宿”さん。

冒頭のタイトルから”とある宿”と書きましたが、実は”とある宿”というゲストハウスさんなんです。惹かれてしまうお名前。1泊2食付きのゲストハウスさんで、昭和村という小さな村の中ですが建物はとっても立派。

とある宿さん
とある宿


古民家は築180年を超え、この辺りの集落内では一番大きなお家だそうです。

180年間守ってきた空間。
渋い。
可愛いお子さんもいらっしゃって、居間もほっこりする空間です。
奥には囲炉裏。
襖も立派です。


そして到着時間が比較的早かったので、温泉へ連れて行っていただきました。

昭和温泉 しらかば荘

 

地元の温泉に浸かれることほど幸せなことはないと思います。気持ちよかった。

道中。はさがけされた稲。こうすると栄養がぎゅっと稲に濃縮されるそう。

 

そして温泉から戻りまして、夕食準備です。みんなで作ります。

畑で採れたジャガイモ。献立はなんとコロッケです。
お米も炭で炊いてくださりました。すごい。
枝豆、これも畑で採れたもの。
新鮮一番

 

そしてそして、あれよあれよとご飯の時間です。もう一組、一緒に泊まった皆さんも温泉から帰ってきました。

炊けた!
仕上げにコロッケを一気に揚げます。
絶品コロッケの出来上がり。
もう直ぐご飯だ〜!
お隣、南会津町のお猪口。”乾杯条例”なるものがあり、1杯目は日本酒なんだとか。他の地域にも乾杯条例はあるそうですが、初耳でした。
皆さんで乾杯!

 

コロッケはじめ美味しいご飯に刺身こんにゃく、贅沢な時間でした。そして一緒に泊まった方々は福島大学で植物の研究をされている方々で、今日も湿原の中で胴長を着て作業していたそう。昭和村をはじめ奥会津の自然の凄さをたくさん聞くことができました。

あっという間な時間。

 

今日も知らないことをたくさん知った日でした。こんなに素敵な宿で、素敵な方々とお酒をかわしながらお話しさせてもらえることがどれだけありがたいことか。

感謝の気持ちを忘れず、また前へ進みたいと思ったのでした。

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