ふるさとの手帖

市町村一周の旅

北広島町を巡り、島根県邑南町へ。【旧市町村一周の旅(広島県・島根県|6月18日―438日目)】

北広島町を巡り、島根県邑南町へ。【旧市町村一周の旅(広島県・島根県|6月18日―438日目)】

いよいよ、広島県の旅も最終日になりました。県南の地域は残っていますが、山間部の旅は最後です。北広島町を巡ったのち、島根県邑南町へ入っていきました。それでは振り返っていきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1132/2,094】
1132/2094
54.06%
総計【1219/2,264】
1219/2264
53.84%

スーパーカブの総走行距離
29996km

旧千代田町→旧豊平町→旧芸北町→旧大朝町→(島根県に続く)
旧瑞穂町→旧石見町、の6つ。

今日の旅先のこと
  • 千代田運動公園。
    千代田運動公園。
  • 野球場だ。雨上がり。
    野球場だ。雨上がり。
  • 住宅街を歩く。
    住宅街を歩く。
  • 生活を感じつつ。
    生活を感じつつ。
  • 懐かしさもある。
    懐かしさもある。
  • 提灯屋さんがあった。
    提灯屋さんがあった。
  • 道の駅 舞ロードIC千代田。太鼓の大きさたるや。
    道の駅 舞ロードIC千代田。太鼓の大きさたるや。
  • 通勤の時間かな。
    通勤の時間かな。
  • 北広島町役場。
    北広島町役場。
千代田町ちよだちょう北広島町きたひろしまちょう(1/6)
夜は雨が降った。それでも予報通り朝になると雲が抜け、8時には出発する。市街地を巡り、「道の駅 舞ロードIC千代田」の周辺を歩く。太い道から一本内側に入ると、昔ながらの住宅地が広がっていた。道の駅のショップまだ開館前だが、休憩のための車も多い。それに巨大な太鼓が屋根の上に鎮座し、異彩を放っている。千代田といえば、「壬生の花田植」の舞台だ。花田植の中での知名度は高い。それをまち全体でもしっかりと守り、表現していた。やはり一度、学生時代に壬生の花田植を見ることができたのは、幸運だった……。

  • 戦国の庭歴史館へ。
    戦国の庭歴史館へ。
  • まずは館内へ。
    まずは館内へ。
  • 甲冑もあった。
    甲冑もあった。
  • 采配をふるう、の采配。
    采配をふるう、の采配。
  • 吉川元春館の再現。
    吉川元春館の再現。
  • 吉川元春館跡。石垣も立派だ。
    吉川元春館跡。石垣も立派だ。
  • 管理をしている方がいた。
    管理をしている方がいた。
  • ひとつの家だけれど、小さな学校ができそうなぐらいの広さだった。
    ひとつの家だけれど、小さな学校ができそうなぐらいの広さだった。
  • ロングボディー車はダメ。
    ロングボディー車はダメ。
  • 豊平支所へ向かう途中。
    豊平支所へ向かう途中。
  • 豊平支所。
    豊平支所。
  • 静かな暮らしの雰囲気。
    静かな暮らしの雰囲気。
  • 橋に育つ木。
    橋に育つ木。
  • こんもりした山だ。
    こんもりした山だ。
豊平町とよひらちょう(北広島町)(2/6)
千代田を北へ進み、途中で西へ折れて山道を進んでいった先に、「戦国の庭歴史館」がある。このときまだ、「庭」という言葉をあまり気にせずに訪れた。まずは歴史館に入り、職員さんの案内で6分間のビデオを視聴。この歴史館の主人公、戦国時代の渦中を生きた、吉川元春きっかわもとはるにまつわる時代背景を知る。そして、庭というのは吉川元春が、隠居する際に築いた館を指すのだった。しかし、実際は元春が暮らし始める前に、小倉で没してしまったと。また吉川元春の父は、かの毛利元就である。それに、ちょうど1ヶ月前に訪れた岩国城の初代藩主は吉川広家で、元春の三男だ。親族、利害関係に基づき、いろんな選択や結果が生まれていて、どの話がどうつながっていくのかを、精一杯整理する。歴史は好きだが、記憶が苦手だ。
その後、市街地を訪れる。景色の良いところで写真を撮っていると、おばあさんが気づき互いに挨拶を交わす。「いい景色ですね」と言うと、「私はもう景色に目が慣れてしまって」「人と話せてうれしいわ」小さな会話だが、それが灯火になるのならば嬉しい。

  • 芸北支所へ。
    芸北支所へ。
  • 市街地を散策する。
    市街地を散策する。
  • 水路と花と。
    水路と花と。
  • ヤマザキの前が綺麗になっていた。
    ヤマザキの前が綺麗になっていた。
  • 住宅が並ぶ。
    住宅が並ぶ。
  • 鯉も泳いでいた。
    鯉も泳いでいた。
  • 毎日お疲れ様です。
    毎日お疲れ様です。
  • 休憩所にて、スリッパたち。
    休憩所にて、スリッパたち。
芸北町げいほくちょう(北広島町)(3/6)
旧豊平町の北に位置する、旧芸北町。隣町だから近いと思っていたが、市街地は26km離れていた。上り坂が続く。ようやく市街地へ入ると、静かな集落が広がっていた。きっとここだけではなく、あちこちに集落が点在しているまちだと思うけれど、今回は市街地を歩こう。
6月29日には、芸北ど用市が開催されるというポスターを見つけた。時刻を見ると、14時から22時まであると。なかなかの本気度。やはり神楽の上演もあるらしく、いつかは観てみたいと気持ちは膨らむばかり。そして時刻が12時を迎えたとき、心臓が飛び出そうなほど大きなサイレンが鳴った。合図のはずだが驚いてしまった。

  • テングシデ群落へ。
    テングシデ群落へ。
  • 葉に包まれる。
    葉に包まれる。
  • 枝ぶりが独特だ。
    枝ぶりが独特だ。
  • 近くの集落。
    近くの集落。
  • 大朝市街地へ。
    大朝市街地へ。
  • 大朝支所。
    大朝支所。
  • まちなみを歩く。
    まちなみを歩く。
  • 寒曳山が好きになった。
    寒曳山が好きになった。
  • 反射して。
    反射して。
  • かあちゃん餃子でお弁当を買う。
    かあちゃん餃子でお弁当を買う。
  • 餃子弁当600円、ほんとうに美味しかった。
    餃子弁当600円、ほんとうに美味しかった。
大朝町おおあさちょう(北広島町(4/6)
戦国の庭歴史館から豊平支所へ訪れる前に、大朝のテングシデ群落を見に行った。山道を抜けて、集落の先の駐車場に停めて歩く。不思議な木だった。枝の曲がり方が不規則で、うねうね、ギュンと曲がっている。葉が空を隠すように広がり、外から見ると傘のようだ。世界の中でもテングシデという植物はここにしかない。知られているようで知らない世界は、思いのほか近くにある。
そして、大朝の市街地へ向かう。市街地の北に佇む寒曳山が集落を見守っていた。散策中、地元のお弁当屋を見つけた。「かあちゃん餃子」なる店で、作業服のおじさんたちがサラッと買っていく様子を見て、気づけば店の前に立つ。餃子弁当600円を注文。野菜、餃子、サラダ、それぞれにひと手間が加えられていて、さっき笑顔で迎えてくれたお母さんの顔が浮かぶ。すごく美味しかった。600円って信じられない。良いお店に出会うと心が軽くなる。たとえそれが一期一会でも。

  • 旧瑞穂町へ。
    旧瑞穂町へ。
  • 穏やかな風景。
    穏やかな風景。
  • 道の駅 瑞穂。
    道の駅 瑞穂。
  • バスがやってきた。
    バスがやってきた。
  • バスを待つ。
    バスを待つ。
  • 続けてもう一台きた。
    続けてもう一台きた。
  • 瑞穂支所。
    瑞穂支所。
  • 白サギが遠くへ行った。
    白サギが遠くへ行った。
瑞穂町みずほちょう邑南町おおなんちょう(5/6)
国道261号線を北へ進み、トンネルの途中で島根県へ入った。トンネルを抜けてからも山並みと水田の気持ちのいい景色が続く。「道の駅 瑞穂」でひと休憩。バスを待つおじさんがいて、来たと思ったがそれに乗らないのであれっと思うと、もう一台別のバスが来た。複数の路線が走っていた。その後、東へ2km進んで瑞穂支所周辺を散策した。支所のそばに広がる田んぼに、白サギが大群で羽を休めており、近くで農家のおじさんが草刈機の音を鳴らすと、一斉に飛び去っていった。白鳥の飛来を見ているかのようで。

  • 旧石見町へ。山と集落と。
    旧石見町へ。山と集落と。
  • 断魚溪。ものすごい高い。
    断魚溪。ものすごい高い。
  • 断崖絶壁。
    断崖絶壁。
  • 矢上市街地へ。山に包まれている。
    矢上市街地へ。山に包まれている。
  • でも空は広い。
    でも空は広い。
  • 邑南町役場。
    邑南町役場。
  • 青空と緑と。
    青空と緑と。
  • 景色を忘れないように。
    景色を忘れないように。
石見町いわみちょう(邑南町(6/6)
最後にやってきたのは、旧石見町。断魚溪だんぎょけいという景勝地へ行ってみる。駐車場へカブを停め、降りられる階段を探すも見つからず、上から景色を眺めた。高さがあり、ガードレールを挟んでいても、覗くだけで足がすくむ。
その後、邑南町役場の位置する矢上という市街地へ。市街地全体を広々と囲う山並みに自然の雄大さを抱く。初めてここで暮らし始めた日本人も、景色を見て気に入ったのではないだろうか、そう思えるほど。役場の建物は以前の旅でも見たが、石州瓦とそれに似た色の壁が、印象的な雰囲気を持っていた。それからいくつかの場所でカブを停めて写真を撮る。思い残しがないように。

というわけで、今日の散策はここまで。島根県の旅も簡単には進まないと思っていますが、コツコツがんばっていきます。
本日のひとこと
今日は昼間から頭痛がひどかったので、あとで10時間ほど寝ました。

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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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