
旅を再開して連続8日目ですが、今日の浜田市の散策を経て、休養日を設けます。その分、がんばって進んでいきましょう。
今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】
訪れた旧市町村の数【1137/2,094】 総計【1224/2,264】スーパーカブの総走行距離
30126km

今日の旅先のこと
旧金城町(浜田市)(1/5)
滞在していた旧金城町からの出発。金城支所の向かいに小学校があり、「おはよーございます!」と教室から響く挨拶を聞いた。この声を聞いただけで、体に元気が染み渡る。
市街地を巡ったのち、美又温泉を訪れる。日帰り温泉もできる施設からは、「みまたよいとこよいよい〜♪」と三味線の音頭。2023年のうるはだ部門で全国一位であることも紹介されていた。また、美又温泉という文字のレタリングに魅了される。やっぱりここはとても良い温泉地だと思う。いつかゆっくり入りにきたい。
滞在していた旧金城町からの出発。金城支所の向かいに小学校があり、「おはよーございます!」と教室から響く挨拶を聞いた。この声を聞いただけで、体に元気が染み渡る。
市街地を巡ったのち、美又温泉を訪れる。日帰り温泉もできる施設からは、「みまたよいとこよいよい〜♪」と三味線の音頭。2023年のうるはだ部門で全国一位であることも紹介されていた。また、美又温泉という文字のレタリングに魅了される。やっぱりここはとても良い温泉地だと思う。いつかゆっくり入りにきたい。
旧旭町(浜田市)(2/5)
旧金城町から旧旭町へ。支所の奥にある市民体育館は巨大で迫力があり、壁面に描かれた模様が神話を想起させる。
支所周辺を散策したのち、熊ヶ谷の棚田を見に行った。広島県との県境付近に位置し、かなり遠かったので訪れるかどうか迷っていた。だが、到着すると衝撃だった。大きな岩がびっしりと敷き詰められた石積みが何層も重なり、棚田の中でもこれまでに見たことのない景色をつくりあげていた。小さな城跡よりも立派だと言い切れる石積み。これも先人の手によって生み出されたものなのか……。そして、芝を刈る人の姿もあった。人々がつくり出した棚田は、生きる力強さを教えてくれる。
旧金城町から旧旭町へ。支所の奥にある市民体育館は巨大で迫力があり、壁面に描かれた模様が神話を想起させる。
支所周辺を散策したのち、熊ヶ谷の棚田を見に行った。広島県との県境付近に位置し、かなり遠かったので訪れるかどうか迷っていた。だが、到着すると衝撃だった。大きな岩がびっしりと敷き詰められた石積みが何層も重なり、棚田の中でもこれまでに見たことのない景色をつくりあげていた。小さな城跡よりも立派だと言い切れる石積み。これも先人の手によって生み出されたものなのか……。そして、芝を刈る人の姿もあった。人々がつくり出した棚田は、生きる力強さを教えてくれる。
旧弥栄村(浜田市)(3/5)
熊ヶ谷の棚田から旧弥栄村の市街地まで、30km以上走る。隣のまちだから近いと思っていたが、浜田市の広さを突きつけてもらった。市街地へ入ると、「ようこそどぶろく里弥栄へ」の文字。強く意識したことはなかったけれど、これから旧弥栄村のどぶろくにも出会えるかもしれない。
市街地を散策したのち、ひとつ山を抜けて、野坂桜並木周辺でカブを停めた。車道の両側だけではなく、集落の斜面にも桜の木々がある。春になれば爽やかな景色が広がるのだろうと、想像を膨らませた。
熊ヶ谷の棚田から旧弥栄村の市街地まで、30km以上走る。隣のまちだから近いと思っていたが、浜田市の広さを突きつけてもらった。市街地へ入ると、「ようこそどぶろく里弥栄へ」の文字。強く意識したことはなかったけれど、これから旧弥栄村のどぶろくにも出会えるかもしれない。
市街地を散策したのち、ひとつ山を抜けて、野坂桜並木周辺でカブを停めた。車道の両側だけではなく、集落の斜面にも桜の木々がある。春になれば爽やかな景色が広がるのだろうと、想像を膨らませた。
旧三隅町(浜田市)(4/5)
再び山を越えて西へ進み、旧三隅町を目指す。最終目的地は浜田市街地だが、まだ離れていくので寂しい。まずは三隅大平ザクラを訪れる。駐車場のスペースが広く、一本桜がたくさんの人々を集めていることを知る。そして、駐車場の先で見事な一本桜が待っていた。桜といっても凄さにはいくつか種類があるだろうが、大平ザクラは大きさだけで語る力強さがあった。太い枝を支えるための支柱も何本もある。樹齢は660年を数えると。いったいどれだけの人々と出会ってきたのだろう。確かにこの一本の桜が咲く姿を、春に見てみたい。
その後、三隅支所周辺へ。内陸に位置しており、静かな暮らしの気配が広がる。そしてようやく、国道9号線に乗り、「道の駅 ゆうひパーク三隅」に着くと日本海が見えた。約1ヶ月見ていなかった日本海。ずいぶん久しぶりに感じられる。広島も島根も、内陸を巡る旅だったから。
再び山を越えて西へ進み、旧三隅町を目指す。最終目的地は浜田市街地だが、まだ離れていくので寂しい。まずは三隅大平ザクラを訪れる。駐車場のスペースが広く、一本桜がたくさんの人々を集めていることを知る。そして、駐車場の先で見事な一本桜が待っていた。桜といっても凄さにはいくつか種類があるだろうが、大平ザクラは大きさだけで語る力強さがあった。太い枝を支えるための支柱も何本もある。樹齢は660年を数えると。いったいどれだけの人々と出会ってきたのだろう。確かにこの一本の桜が咲く姿を、春に見てみたい。
その後、三隅支所周辺へ。内陸に位置しており、静かな暮らしの気配が広がる。そしてようやく、国道9号線に乗り、「道の駅 ゆうひパーク三隅」に着くと日本海が見えた。約1ヶ月見ていなかった日本海。ずいぶん久しぶりに感じられる。広島も島根も、内陸を巡る旅だったから。
浜田市(5/5)
国道9号線に再び乗り、浜田市街地へ。途中、ゆめタウンがあったのでダイソーで買い物。レンズをしまう小道具を買う。ゆめタウン周辺を歩いていたとき、信号のない横断歩道近くに白バイが潜んでいた。ああ、これは自分も気をつけねば……。歩道橋を上がったところでサイレンが鳴り、案の定、白いバンが捕まっていた。明日は我が身だ。
その後、浜田城跡に向かった。入口の門と対面し、城跡に向かうことを実感したが、この門は浜田県庁の表門として使われていて、ここへ移築されたらしい。神社を抜けた先に本丸跡が広がっていた。海と住宅がそれぞれ見える。南の空には入道雲。
さらに、浜田市世界こども美術館を目指す。地図を見て、島根県立大学とほぼ同じ立地だと知った。友人がここに通っていた。道中の坂道を学生が歩いていたが、もし浜田駅まで歩いているのならば、かなり距離がある。それも当たり前なのだろうか。
世界こども美術館はとても大きな建物で、今回は橋本明治という日本画家の企画展だった。橋本明治は浜田市出身。力強い線画と淡い色彩に圧倒される。略歴を読んで、描き続ける情熱を見た。
最後に石見畳ヶ浦へ。入口が薄暗いトンネルで怖さを感じた。だが、その怖さが過去の記憶を引き戻した。あっ、ここには来たことがあるぞ。怖さで思い出す記憶もある。前回来たときはすでに薄暮で、トンネルを途中までくぐったものの、最後まで行かずに引き返してしまった。今回はまだ日没まで時間がある。初めてくぐり抜けたトンネルの先で、畳ヶ浦の広々とした景色を浴びた。奇岩と海の光景は、青森の仏ヶ浦のようだった。
国道9号線に再び乗り、浜田市街地へ。途中、ゆめタウンがあったのでダイソーで買い物。レンズをしまう小道具を買う。ゆめタウン周辺を歩いていたとき、信号のない横断歩道近くに白バイが潜んでいた。ああ、これは自分も気をつけねば……。歩道橋を上がったところでサイレンが鳴り、案の定、白いバンが捕まっていた。明日は我が身だ。
その後、浜田城跡に向かった。入口の門と対面し、城跡に向かうことを実感したが、この門は浜田県庁の表門として使われていて、ここへ移築されたらしい。神社を抜けた先に本丸跡が広がっていた。海と住宅がそれぞれ見える。南の空には入道雲。
さらに、浜田市世界こども美術館を目指す。地図を見て、島根県立大学とほぼ同じ立地だと知った。友人がここに通っていた。道中の坂道を学生が歩いていたが、もし浜田駅まで歩いているのならば、かなり距離がある。それも当たり前なのだろうか。
世界こども美術館はとても大きな建物で、今回は橋本明治という日本画家の企画展だった。橋本明治は浜田市出身。力強い線画と淡い色彩に圧倒される。略歴を読んで、描き続ける情熱を見た。
最後に石見畳ヶ浦へ。入口が薄暗いトンネルで怖さを感じた。だが、その怖さが過去の記憶を引き戻した。あっ、ここには来たことがあるぞ。怖さで思い出す記憶もある。前回来たときはすでに薄暮で、トンネルを途中までくぐったものの、最後まで行かずに引き返してしまった。今回はまだ日没まで時間がある。初めてくぐり抜けたトンネルの先で、畳ヶ浦の広々とした景色を浴びた。奇岩と海の光景は、青森の仏ヶ浦のようだった。
というわけで、今日の散策はここまで。明日と明後日、旅は休養します。それからの進み方は天気次第です。たぶん梅雨がやってくる。無理をせず、それでも少しずつ進められたら。
本日のひとこと
カブの走行距離が3万キロを超えました。いつもほんとうにありがとう!
カブの走行距離が3万キロを超えました。いつもほんとうにありがとう!
旅を応援してくださる方へ

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
写真集の商品ページはこちら
(終わり。次回へ続きます)
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