ふるさとの手帖

市町村一周の旅

肌で感じる庄原市の広さ。【旧市町村一周の旅(広島県|6月16日―436日目)】

肌で感じる庄原市の広さ。【旧市町村一周の旅(広島県|6月16日―436日目)】

朝8時に庄原市街地を出発し、昨日訪れた旧総領町以外の庄原市を巡って行きました。途中、小雨に降られることもありましたが、なんとか切り抜けて。それでは振り返っていきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1121/2,094】
1121/2094
53.53%
総計【1208/2,264】
1208/2264
53.36%

スーパーカブの総走行距離
29688km

旧口和町→旧高野町→旧比和町→旧西城町→旧東城町→庄原市、の6つ。

今日の旅先のこと
  • 旧口和町へ。
    旧口和町へ。
  • 口南地域を歩く。
    口南地域を歩く。
  • 落ち着いた集落。
    落ち着いた集落。
  • チェーンと枝と。
    チェーンと枝と。
  • 口和支所へ。
    口和支所へ。
  • 文字がすごい。
    文字がすごい。
  • ほたる見公園。
    ほたる見公園。
  • 夜になると、飛んでるのかなあ。
    夜になると、飛んでるのかなあ。
口和町くちわちょう(庄原市)(1/6)
庄原市街地から北西の方角へ進んでいく。朝一番、連日の旅の疲れが多少は残っている中で、対向車線で急にパトカーがトラックを捕まえて目が覚めた。
旧口和町へ向かっていく普通の道に、心を揺さぶられる。Googleマップで眺めても、なかなかこの感動は感じない。口南の集落の方が見晴らしがよく、支所のある口北はやや山に囲まれていた。
ほたる見公園へ訪れる頃には曇りはじめる。奥ではテント泊をしている人たちもいるようなので、手前だけ少し歩いた。ここでテント泊をしたのなら、昨日はホタルが見れたのだろうか。山の中に咲く紫陽花が色を付けていた。

  • 旧高野町へ。道の駅にて。
    旧高野町へ。道の駅にて。
  • 雪合戦、いいなー。
    雪合戦、いいなー。
  • 朝から混み合っていた。
    朝から混み合っていた。
  • まちも歩いてみる。
    まちも歩いてみる。
  • お店の屋根が茅葺でびっくりした。
    お店の屋根が茅葺でびっくりした。
  • 水田も広がる。
    水田も広がる。
  • 高野支所。
    高野支所。
  • 日常がある。
    日常がある。
  • トライアングル。
    トライアングル。
  • 日がさしたとき。
    日がさしたとき。
  • 日本も広いなあと。
    日本も広いなあと。
高野町たかのちょう庄原市(2/6)
旧口和町から20km北上する。平地の20kmなら大したことないが、ほとんどが上り坂だった。どれだけの標高にいるのかもわからない。走った道も主要道路ではなかったようで、車とすれ違うこともほとんどなかった。ようやくまちが現れる。家のつくりが違う。茅葺屋根や、長野県の積雪地帯で見るような大きな屋根。同じ庄原市でも、かなり気候が違うのではないか。
高原の駅 たかの」で小休憩を取ろうとすると、まだ10時前なのに車が混雑していた。誘導員もいるから、日曜日の日常のよう。さっきまで車とほとんどすれ違わなかったのに、と思ったが、高速道路を降りた直後にある駅だと気づいた。下道では遠くても、高速道路に乗れば近いのかもしれない。駅内も大賑わい。立派な大根が目を引いた。それを買う客たち。この駅がもたらすものは、大きい気がする。
市街地へ戻ると、今度は静けさのあるまちに戻った。いる場所によって、見えるものは違う。

  • 中国山地でクジラウォッチングと。
    中国山地でクジラウォッチングと。
  • 元々は町役場。
    元々は町役場。
  • 調査員のような方々もいた。
    調査員のような方々もいた。
  • 庄原にクジラかあ。
    庄原にクジラかあ。
  • ぼくらの思う当たり前が、当たり前ではないということ。
    ぼくらの思う当たり前が、当たり前ではないということ。
  • 比和市街地。
    比和市街地。
  • 道中出会った風景。
    道中出会った風景。
  • 棚田の道へ。
    棚田の道へ。
  • 菖蒲も植えてあった。
    菖蒲も植えてあった。
比和町ひわちょう庄原市(3/6)
国道432号線を下っていく。旧比和町へ入った。比和支所に自然科学博物館があるとのことで向かうと、「中国山地でクジラウォッチング」とある。支所の2階にある展示へ。かつて、庄原も海であり、ショウバラクジラというクジラが生息していたのだと。実際に化石も発掘されているという。化石の時代は1600万年前。1年を1600万回繰り返す。それを想像できずとも、1600万年後が今である。ちなみにクジラの展示室は分館で、本館には勘違いで行きそびれてしまった。
その後、三河内みつがいちの棚田を見に行った。農免道路の左右に広がる棚田が、斜面の奥まで続く。手前には菖蒲の花も咲き、棚田を彩っていた。

  • 空の隙間。
    空の隙間。
  • 地元のおじいちゃんと話をした。
    地元のおじいちゃんと話をした。
  • 道の途中。
    道の途中。
  • 西城の市街地へ。
    西城の市街地へ。
  • 野球をやってた。
    野球をやってた。
  • 西城支所。
    西城支所。
  • スーパーにヒバゴンのキャラクター?
    スーパーにヒバゴンのキャラクター?
  • 西城川と。
    西城川と。
  • 移り変わり。
    移り変わり。
西城町さいじょうちょう庄原市(4/6)
次に向かったのは、旧西城町。雨が降ったりすぐに晴れたりと、変わりやすい天気が続いていて、雲から日差しが溢れたとき、写真を撮ろうとカブを停めた。そこが民家の横で、家のおじいさんに話しかけられる。「裏の山があるじゃろう。あそこに雲がかかれば、ここは雨よ。間違いなく」
その後、西城支所の周辺を歩く。西城川沿いに住宅地が広がっていた。グラウンドでは中学生の野球の試合が行われ、保護者たちが声援を送る。
あとで知り合いの方が、「備後落合駅」のことを教えてくれた。「備後落合駅は出雲から来る木次線、広島から来る芸備線、岡山新見からくる芸備線と3方向から落ち合う駅で、鉄道ファンにはたまらない駅だよ」。訪れた市街地から10kmほどの距離だった。いつか電車に乗って訪れることができるだろうか、廃線になってしまう前に。

  • 東城支所。
    東城支所。
  • 市街地にて。
    市街地にて。
  • 傘をさしている。
    傘をさしている。
  • 帝釈峡へ来た。
    帝釈峡へ来た。
  • 川の流れが清らかで。
    川の流れが清らかで。
  • 水面に映り込む。
    水面に映り込む。
  • 見つけたものを撮っていく。
    見つけたものを撮っていく。
  • 光と影と。
    光と影と。
  • 雄橋が見えた。大きくて実体が最初はわからなかった。
    雄橋が見えた。大きくて実体が最初はわからなかった。
  • 日本も広いなあと思った。
    日本も広いなあと思った。
  • 橋の下。人が立っていればすごく小さい。
    橋の下。人が立っていればすごく小さい。
東城町とうじょうちょう庄原市(5/6)
旧西城町があれば、旧東城町もある。たいてい、地名につながりがあるときは、すっと移動できるものだが、旧東城町は旧西城町から30km近く離れていて、とても遠かった。帝釈峡を一度通り過ぎ、ようやく市街地が現れた。地図を見ると、ほとんど岡山県寄りである。新見市との県境までたった3kmほど。こういった立地にまちがあるということも、訪れてみて初めて知る。
その後、帝釈峡を訪れる。雄橋というスポットまで遊歩道を1kmで、それらな歩けると元気が湧く。深い緑、踊る木漏れ日、川に映る木々……
思い出したのは、青森県の奥入瀬。ほかにも観光客がいたから、それも安心だった。
雄橋は石灰岩でできた天然の岩だった。初めて出会う岩橋の大きさ、太さ、高さ。これが天然であるという衝撃。かつては橋としても利用されていたのだと。人間が技術で生み出した橋もすごいが、自然は奥が深い。これからも雄橋のことは、記憶に残り続けると思った。

  • 備北丘陵公園へ。
    備北丘陵公園へ。
  • 国兼池が大きい。
    国兼池が大きい。
  • 進みながら。
    進みながら。
  • サイクリングをしている人も多かった。
    サイクリングをしている人も多かった。
  • 花と橋と。
    花と橋と。
  • 園内は広いもんね。
    園内は広いもんね。
  • ふむふむ。
    ふむふむ。
  • 遊具も楽しそうだ。
    遊具も楽しそうだ。
  • 自転車たち。
    自転車たち。
  • 花の広場は夏に向けてかな。
    花の広場は夏に向けてかな。
  • 公園を出て、市街地を通る。
    公園を出て、市街地を通る。
  • 上野公園。
    上野公園。
  • 今は今の日常が流れる。
    今は今の日常が流れる。
  • 上野池に浮かんでいた。
    上野池に浮かんでいた。
  • 備後庄原駅。
    備後庄原駅。
  • 昔ながらの気配もある。
    昔ながらの気配もある。
  • 山並みとまちと。
    山並みとまちと。
庄原市しょうばらし(6/6)
最後に庄原市街地へ戻ってきた。
備北丘陵公園へ一度は訪れてみたかったので、バイクと入場料を合わせて650円支払う。17時は駐車場が閉門すると言われて、すでに16時前だったので、時間はあまりない。花の広場近くを訪れてみることにする。公園中央に位置する国兼池の大きさが、敷地の広大さを物語っていた。花の広場はちょうど準備中のようで、何も植えられていなかったものの、その奥には広い遊具があり、家族連れがそろそろ帰ろうとしているところだった。ここで遊んだら夢中になってしまうんじゃないかな、というワクワクさがある。
それから、上野公園へ。前回の旅で訪れたのはちょうど桜の季節だった。今は緑の並木道だが、市街地との距離感がようやくつながる。前回はほんとうに、上野公園だけを訪れていたから。ほかにも駅やまちを少し散策した。

というわけで、今日の散策はここまで。庄原市を巡った一日ですが、走行距離は150kmほどで、ほんとうに広いと感じました。巡ることができてよかったです。
本日のひとこと
珍しいスポーツカーがスーパーにやってきて、それを地元のおじいちゃんふたりがじっーと凝視して、結局おじいちゃんが話しかけに行って、すごく長話になっていた。

旅を応援してくださる方へ

「どこで暮らしても」の商品ページに飛びます。

今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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(終わり。次回へ続きます)

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