ふるさとの手帖

市町村一周の旅

三次市の川沿いに広がるまちを進もう。【旧市町村一周の旅(広島県|6月15日―435日目)】

三次市の川沿いに広がるまちを進もう。【旧市町村一周の旅(広島県|6月15日―435日目)】

山あいの旅が続きます。今日は府中市の上下町を通り、甲奴や吉舎、三良坂といった三次市のまちへ。その後、庄原市へ抜けて行きました。それでは振り返っていきましょう。

今日までの旅メーター

訪れた政令指定都市の区の数 【87/171】

87/171
50.88%
訪れた旧市町村の数【1109/2,094】
1109/2094
52.96%
総計【1196/2,264】
1196/2264
52.83%

スーパーカブの総走行距離
29460km

旧三和町→旧上下町→旧甲奴町→旧吉舎町→旧三良坂町→旧総領町、の6つ。

今日の旅先のこと
  • 昨日訪れた、道の駅 さんわ182ステーション。
    昨日訪れた、道の駅 さんわ182ステーション。
  • 何の像だろうか。
    何の像だろうか。
  • バス停と。
    バス停と。
  • 神石高原町役場。
    神石高原町役場。
  • 安全の看板かな。
    安全の看板かな。
  • 朝の通り。
    朝の通り。
  • 光と影。
    光と影。
  • いろんなまちを歩いていると、資生堂の文字はすごく多い。影響力の大きさを感じる。
    いろんなまちを歩いていると、資生堂の文字はすごく多い。影響力の大きさを感じる。
  • 青い屋根は見覚えがあった。
    青い屋根は見覚えがあった。
  • 花が咲いていたので。
    花が咲いていたので。
  • 入口。
    入口。
三和町さんわちょう(神石高原町)(1/6)
昨日、旧三和町で一泊したので、昨日も少し写真を撮った。それに、昨日は旧豊松村へ向かう道中で、「道の駅 さんわ182ステーション」にも立ち寄った。182とは国道182号線のことである。暑い午後で、カフェでは何人かが冷たいソフトクリームを頬張っていた。
そして、今朝は市街地を散策する。役場の手前で小田川を左へ折れると、大きな青色の瓦屋根が見える。前回の旅でもこの建物を見たことを思い出した。また小説家、井伏鱒二の作品「黒い雨」の舞台の地という横断幕も見た。黒い雨はまさに、原爆投下後に降った雨のことである。まだ作品を読んでいないことが少し恥ずかしい。作品の舞台となった土地に触れたのだから、読む責任はあると思う。

  • 旧上下町へ。
    旧上下町へ。
  • 朝の時間。
    朝の時間。
  • 上下町起こし大会。
    上下町起こし大会。
  • 裏手には上下川が流れる。
    裏手には上下川が流れる。
  • メイン通り。
    メイン通り。
  • カープの人形だ。
    カープの人形だ。
  • 模様と花壇と。
    模様と花壇と。
  • 神社もあった。
    神社もあった。
  • 生活が続く。
    生活が続く。
上下町じょうげちょう(府中市)(2/6)
旧三和町から大きな峠もなく上下町へ入った。市街地へ入るまでは、水田と山の風景が続く。
上下町は天領だったまちである。石見銀山から産出される銀を運ぶ、銀山街道の集積地として栄えたと。前回の旅でも訪れたが、やはり風情を十分に残すまちなみだった。白壁の建物、白壁でなくとも趣を残す建物が、通りにしっかりと並んでいる。時代はどんどん進んでいくわけで、それでもこの町並みが残っていくことが、後退だとは思えない。ひとつ裏手の道を歩けば上下川が流れ、住宅街の日常も広がっていた。

  • 旧甲奴町へ。
    旧甲奴町へ。
  • 須佐神社に入ろう。
    須佐神社に入ろう。
  • 坂がすごい。
    坂がすごい。
  • 渋い社殿だった。
    渋い社殿だった。
  • 絵もそのまま残っている。
    絵もそのまま残っている。
  • 市街地の通りへ。
    市街地の通りへ。
  • 土の道。
    土の道。
  • カーターさんの顔も。
    カーターさんの顔も。
  • 何の栽培だろう。
    何の栽培だろう。
  • 甲奴駅。
    甲奴駅。
  • タチアオイだ。
    タチアオイだ。
甲奴町こうぬちょう(三次市)(3/6)
上下川沿いを西へ進み、旧甲奴町へ入った。小さい昔ながらの通りが残っており、先にそこを通り抜けて、須佐神社まで行く。鳥居から急坂を登った先にある社殿は古いままで、飾られている絵もかすれていた。それが味であり、土地に流れる時間の長さを感じさせる。
ふとポスターを見ると、7月14日と15日は須佐神社で祇園祭りなるものがあるらしい。神輿があと1ヶ月後にはやってくる。静かなこの境内の中にも、ふつふつとしたエネルギーがあるのだと想像する。
一度通り過ぎた商店街まで戻ると、カーター通りと書かれてあった。カーターとは、第39代アメリカ合衆国大統領のジミー・カーターさんだ。平和活動を契機に繋がりができ、ご本人が旧甲奴町に訪れたこともあると。カーターさんの活動に、これから深く触れる可能性だってある。そのときには甲奴でのことが原点になるかもしれない。

  • 旧吉舎町へ。よっしゃ吉舎!
    旧吉舎町へ。よっしゃ吉舎!
  • 吉舎支所。
    吉舎支所。
  • 市街地を散策する。
    市街地を散策する。
  • 生活。
    生活。
  • すだれっていいよなあ。
    すだれっていいよなあ。
  • 高台へのぼる。
    高台へのぼる。
  • それっぽいところ。
    それっぽいところ。
  • 見晴らしがとても良かった。
    見晴らしがとても良かった。
吉舎町きさちょう(三次市)(4/6)
再び西へ進み、旧吉舎町を目指す。山道を抜けて市街地が開けると、おおと声が出た。住宅地も密集していて、ここにまちが広がっているのだなあと。吉舎支所周辺を歩いたのち、尾崎山公園という高台に向かう道中で、車が混雑していた。女性が慣れた様子で誘導してくださったが、事情まではわからない。だが、尾崎山公園の展望台に上がると、高校のグラウンドに車が集まっていた。校舎の隙間にはテントが見え隠れし、その下を高校生が歩いている。そうか、今日は土曜日だ。文化祭ではないだろうか。何かの曲も聞こえてくる。いい思い出になると良いな、と遠くから景色を見渡す。

  • 旧三良坂町へ。
    旧三良坂町へ。
  • 三良坂平和美術館。
    三良坂平和美術館。
  • 外壁の作品。
    外壁の作品。
  • 三良坂支所。
    三良坂支所。
  • 馬洗川が流れる。
    馬洗川が流れる。
  • 市街地にて。
    市街地にて。
  • いろいろと。
    いろいろと。
  • 有名なMirasaka Coffee。誰かと一緒に入りたい。
    有名なMirasaka Coffee。誰かと一緒に入りたい。
  • 薪だ。
    薪だ。
三良坂町みらさかちょう(三次市)(5/6)
次に向かったのは、旧三良坂町。みらさか、という語感が好きだ。三良坂平和美術館を訪れる。同町出身の画家、柿手春三の作品を見た。反戦画家という肩書きを持ち、絵が放つ祈りを考える。さらに、県北アートシーンという題目の作品が展示されており、広島県北を舞台に創作を行う作家の方々の展示を見た。点描、油絵、各々の世界観があり、県北という世界の広さを感じられた。ひとつ、作品に添えられた短い言葉に目が留まり、メモをする。

  • 旧総領町へ。
    旧総領町へ。
  • 道の駅 リストアステーション。
    道の駅 リストアステーション。
  • ドームですね。
    ドームですね。
  • 遊具も発見。
    遊具も発見。
  • レストラン、とても賑わっていた。
    レストラン、とても賑わっていた。
  • 集落を散策する。
    集落を散策する。
  • 静かな気配だった。
    静かな気配だった。
  • サボテンだ。
    サボテンだ。
  • 花があちこちで綺麗だったな。
    花があちこちで綺麗だったな。
総領町そうりょうちょう(庄原市)(6/6)
旧三良坂町まで来れば、三次市街地も近い。だが、ここで北東の方角へ折れて、庄原市の旧総領町へ向かう。しばらく山の風景を進み、ようやく集落が見えてきた。田総川沿いに集落が点在しており、通りは静かだ。「道の駅
リストアステーション」のそばに里山レストランがあり、入口で店内を覗いてみると、瀟洒な雰囲気に合う賑わいである。一名なら入れたかもしれないが、休日に旅人が入ってしまうのは席を奪ってしまうようで申し訳なく、道の駅で軽食を買った。

というわけで、今日の散策はここまで。旧総領町から庄原市街地へ入り、一泊しました。広島県の山間部の旅も、庄原市まで来ると、後半に差し掛かってきたような感覚です。
本日のひとこと
ヘルメットではなく、旅の帽子をかぶったままカブのエンジンをかけて、危うく出発してしまうところでした。

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(終わり。次回へ続きます)

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