今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】
訪れた旧市町村の数【878/2,094】 総計【964/2,265】スーパーカブの総走行距離
23822km
昨日、出水市へ向かっている途中に数羽のツルを見つけて、とても感動した。出水市がツルの飛来地であるという話や、ツルの看板をたくさん見ていたので、ほんとうにいるのだなあと。そして、今朝、出水市ツル観察センターに行ってみることにした。
いつもフィールドワーク型で、ほとんど予習をしていないので、どんな感じなのかまったくわからないまま着いた。しかし、観察センターでひっくり返ったのだった。ツルが、いるわいるわ、そんなにいるのか!状態だったからである。
観察センター内には、素晴らしいツルの写真も数多く飾られていた。単焦点レンズしか持っていないぼくには撮れない写真ばかりだったが、望遠鏡を借りて、そこから覗いて撮ってみるなど、かれこれ1時間ぐらい滞在していた。
ぼくは野鳥を撮ることもごく自然に好きだけれど、今回、びっくりするぐらいたくさん過ごしているツルたちを見て、「これは、確かに感動でハマってしまうな」と思った。魅了されてしまうぞと。ツルと向き合う終わりなき旅がはじまるぞと。
整った生垣や石垣のまちなみたち。ー旧野田町(出水市)
ツルの衝撃から頭を切り替えて、次に旧野田町へ向かった。肥薩オレンジ鉄道の「野田郷駅」周辺を散策する。訪れてみて、野田郷の「郷」の意味を感じられた。まちなみの生垣と石垣が、とても美しいのだ。表通りはもちろん、裏道の生垣も丁寧に剪定されていて、見事だなあと。一軒だけではなく、すべての家で整っていた。住んでいる方たちも、きっと気持ちいいんじゃないかなあ。
出水市街地からも近い、穏やかなまちなみ。ー旧高尾野町(出水市)
旧野田町から3kmほど東へ進み、旧高尾野町の市街地へやってきた。出水市街地からも近いけれど、高尾野駅周辺に中心街が形成されていた。3月中旬には「そば市」も開かれるみたいで、ニアミスだったなあと思いつつも、賑わいを想像して歩いた。それに、旧高尾野町もツルの看板がたくさんあって、まちの大切な存在であることを感じられたのだった。
出水麓武家屋敷群へ。ー出水市
出水市に戻ってきて、前回の旅でも訪れた、出水麓武家屋敷群へ向かった。前回の旅では、逆に出水市においてここしか訪れておらず、まちの全体像はつかめていなかったぐらいで、今回は出水駅やツル観察センター、それに旧野田町や旧高尾野町を訪れて、出水市に多く触れることができた。
武家屋敷群はアジアからの観光客も多かった。そして、土曜日だったからか、観光の牛車がちょうど歩いていてビックリした。
忠元公園から、曽木の滝へ。ー旧大口市(伊佐市)
次にやってきたのは、旧大口市。現在は伊佐市である。出水からは約30kmの移動で、山道を黙々と進んでいった。
最初に忠元公園を訪れる。桜の名所として知られていて、今は時期が早かったわけだが、地元の人たちの憩いの場になっていることを感じた。高校生たちがブランコに乗っていたのも良かったな。
その後、曽木の滝へ向かった。「東洋のナイアガラ」と呼ばれる人気の滝だ。「東洋のナイアガラ」は群馬県の袋田の滝を指す呼び名でもあるので、「◯◯のダルビッシュ」みたいな感じである。ただ、曽木の滝がすごいのは事実で、轟音とともに流れる川幅の広い滝と、ゴツゴツした岩の景色は迫力満点だった。
田んぼのひらかれた風景。ー旧菱刈町(伊佐市)
最後にやってきたのは、旧菱刈町。菱刈庁舎を中心に、市街地を散策した。もっと山が近いのかと思っていたけれど、集落はひらけていて、そこにゆったりと田んぼが広がっていた。
菱刈、という言葉も当然ながらあちこちで見受けられて、元々の菱刈町の名残を感じながら。
というわけで、今日の散策はここまで。冷たい風が吹いた一日でしたが、鹿児島県にいるからか、ちょっとだけ暖かいような気もして、助かっています。
本日のひとこと
ちょっとずつ、食事処の待ち時間とかに本を読むのが小さなたのしみ。
ちょっとずつ、食事処の待ち時間とかに本を読むのが小さなたのしみ。
(終わり。次回へ続きます)
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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