今日までの旅メーター
訪れた政令指定都市の区の数 【86/171】
訪れた旧市町村の数【868/2,094】 総計【954/2,265】スーパーカブの総走行距離
23597km
船に乗った直後、右手か左手のどちらに分かれるか、分岐点があらわれた。右手はチラッと見て、普通のシートに見えた。そこで反射的に左手に向かう。すると、今まで出会ったことのないシートだった。1.5m×3mぐらいのシートがふたつ。そこにポテっと自由に座る感じ。「今日何時に出ます?」「どうも〜今日はこっち(島)ですか?」と、地元の方たちの会話。船の奥では郵便局の車から手際よく荷物が積まれていく。
朝7時45分発の船は、ほとんど満席の状態で出港した。こうした日常があるのだなあと、ただ感動するばかりだった。船といえば観光客も乗っているイメージがあるかもしれないが、たぶんほとんどいなかった。仕事のためや、釣りに行くための生活の船。それに、おじいちゃんやおばあちゃんだけではなく、30代から50代といった男女の人たちも多かった。
船のルートは御所浦島だけではなく、横浦島という島にも立ち寄った。それも、横浦島と御所浦島の港を交互に進んでいくのが印象的だった。どうしてだろうと思ったけれど、お互いの島を往来する人がいるからだと気づいた。そして、最後に御所浦港に着いたところで、ぼくも船を降りた。港に着いたとき、海の青が深いなあと思った。
島では帰りの便まで歩いて散策した。船でくぐった中瀬戸橋を渡り、隣の牧島へ着いたところでUターンし、港に戻った。港の近くのベンチに座るお母さん二人の横に、猫が懐いた様子でくっついていて、思い切って声をかけて写真を撮らせてもらった。「野良が3匹いるのよ」と。猫はおばあさんの横にいてほしいのに、興味津々でぼくの方に近づいてくる。人懐っこい猫ほど可愛い動物はいない。
オイル交換をしてもらったり。ー旧栖本町。(天草市)
島の北側に広がる風景。ー旧有明町。(天草市)
イルカがそばにいるまち。ー旧五和町。(天草市)
内陸のひっそりした暮らし。ー旧新和町。(天草市)
天草に来た、と感じられる土地。ー旧本渡市。(天草市)
翌日は雨予報につき、1日お休みしています。
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今回の旅をはじめる前に、自費出版の写真集「どこで暮らしても」を製作しました。東京23区を1200kmほど歩いて巡り、撮影した一冊です。売り上げは旅の活動費として、活用させていただきます。
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