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震災の傷跡を見て何を思うか。
こんにちは、かつおです。この日は昨日お祭りのあった宮古市から更に三陸海岸を南下していきます。この辺りは特に震災での津波被害が大きかった場所で、ニュースで度々耳にした地名も出てきます。自分の目でそして写真で、自分なりに何か感じ取れるといいな。
今日のルートですが、
(S)宮古市→①浄土ヶ浜(宮古市)→②山田町→③大槌町→④釜石市→⑤大船渡市→⑥陸前高田市→⑦住田町→⑧遠野市→⑨(G)花巻市
のルートです。では行ってみましょう!
①三陸を代表する景勝地、浄土ヶ浜。ー宮古市ー
最初に向かうのは同じ宮古市にある浄土ヶ浜という場所。田野畑村にあった「北山崎」と並び三陸海岸を代表する景勝地です。
お祭りの後、次の日もどうしても朝が早くなってしまうのでお話ができず残念でした。また是非お伺いしたいです。
さて、約10km走り浄土ヶ浜へ。
駐車場にバイクを止めて、徒歩で展望台へ向かっていきます。
見えてきました。「さながら極楽浄土のごとし」というセリフから名のついた場所、綺麗です。
全景。朝の時間帯で白い流紋岩が本当に綺麗でした。
②山田町
そして次に向かったのは山田町。ここでもお祭りをやっていました。
山田町も震災で大きな被害を受けました。山田湾での津波の高さは推定8~10m、遡上高は最大25mにまで及んだといいます。実際に600人を超える方が亡くなられました。
僕は外の人間だから何もいう資格はないけれど、例えばいま小学生の子は震災の時小さな赤子だったはずだし、若者も小・中学生だったんだと思ったとき、色々なことが頭に浮かんだ。
更地の多い道を神輿は力強く進んだのだった。
③大槌町
そして次に向かったのは大槌町。大槌町でも800人を超える方々が亡くなられています。
海岸を見てびっくりというか最初は実感が湧きませんでした。
④青空に突き刺さる大観音。ー釜石市ー
そして次に向かったのは釜石市。ここでは釜石大観音という大仏を見にいきます。
駐車場にバイクをとめて、ここからよいしょと歩いていく。
道中エスカレーターもあったりしてそれなりに距離も歩くのですが、いよいよ到着。
とにかく大きい。高さは48.5m、美しい白亜の魚藍観音像です。ここから観音さまの中に入って、上へ登っていきます。
大きな観音さまにしっかりと参拝させてもらいました。
⑤大船渡市
そして次に向かったのは大船渡市。恋し浜という駅を目指します。
「恋し浜駅」自体は小さく無人駅となっているのですが、恋愛運アップや縁結びのパワースポットといわれ、県内外から訪れる人が絶えない人気スポットだそう。
無人駅でしたが、たくさんの人が来たんだなぁというのを実感しました。
⑥奇跡の一本松を見て。ー陸前高田市ー
次にやって来たのは陸前高田市。陸前高田市では1500人以上の方が震災によって亡くなられました。簡単に書いていい数字ではありません。
そしてここには「奇跡の一本松」と呼ばれる松がモニュメントとして残っています。元々は約7万本の松の木が茂る景勝地でしたが、津波の直撃を受け、ほとんどの松の木がなぎ倒されて壊滅しました。
しかし、松原の西端近くに立っていた一本の木が津波に耐えて、立ったままの状態で残ったことから「奇跡の一本松」と呼ばれるようになったのは有名な話です。陸前高田市のみならず広く東日本の太平洋沿岸地域一帯に甚大な被害をもたらした中にあって、この木は震災からの復興への希望の象徴でした。
この松を保護する活動が続けられましたが根が腐り枯死と判断されたことで、震災からの復興を象徴するモニュメントとして残すことになり、幹を防腐処理し心棒を入れて補強したり枝葉を複製したものに付け替えたりするなどの保存作業を経て、元の場所に再び立てられています。
そしてここから導線に沿って進んで行き、松のある場所へ向かいます。
後ろには瓦礫が残るけど一本の松は青空の下、堂々と立っていました。
はっきりと自分の目で見て、少しだけ津波のことを想像してみて、自分の非力さというのを痛感しました。
今年は大きな災害が目立ちます。心の中に何か負けない芯をつくったなら、何かが起きたとき立ち向かわなきゃけません。今できることを精一杯やって生きなきゃだ。そう思った。
実際に訪れて感じたものは、多かったです。
⑦住田町
そしてここから、再び内陸部へ向かっていきます。まずやってきたのは住田町。
林業の町なんだと気づきました。
⑧遠野市
そして次に向かったのは遠野市。ここでは道の駅に寄り道します。
⑨宮沢賢治のふるさとへ。ー花巻市ー
そして最後は花巻市。花巻市は宮沢賢治のふるさとなんですね。記念館や童話村へ向かいます。
館内は撮影禁止でしたが、宮沢賢治についての展示盛りだくさん。青森県で太宰治の記念館へ行っているのでその比較ではないですが、同じ分野の人でも全然性格が違うなぁというのを改めて感じました。
そしてここから童話村というすぐ近くの村へ向かいます。
まず中には広々とした広場があり、そこにいろいろなモニュメントが散りばめられています。
そしてここで、童話村内にある「賢治の学校」という施設へ入ります。童話の世界を楽しく遊ぶ「楽習」施設で、「ファンタジックホール」「宇宙」「天空」「大地」「水」の5つのゾーンに分かれていました。
賢治の学校、面白かったです。
ここでは現在ライトアップも行われており、夜もたくさんの人で賑わいます。僕はそこまで体力が残っていないので、ここで戻って市内のネットカフェで就寝しました。
震災の風景や童話の世界、今日も色々なものを見たなぁ。
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