ふるさとの手帖

市町村一周の旅

下北半島巡り。霊場恐山に本州最北端・大間まで。【日本一周167日目09.11】

下北半島巡り。霊場恐山に本州最北端・大間まで。

こんにちは、かつおです。なかなか更新ができておらず、反省。ですが、ちゃんと記録に残したいので更新していきます、よければ読んでやってください。

9月11日は青森市から一気に下北半島(右上の斧みたいな場所)を走っていきます。行ったことがない人は感覚として分かりづらいと思うのですが、下北半島はとてもとても大きいです。青森市からマグロで有名な大間(本州最北端)まで片道150kmですから、往復だけでも300kmになるんですね。日帰り300kmって大変でしょ?

さてルートですが、

(S)青森市→①平内町→②野辺地町→③六ヶ所村→④横浜町→⑤むつ市→⑥風間浦村→(G)大間町
のルートです。

(S)青森市→①平内町→②野辺地町→③六ヶ所村→④横浜町→⑤むつ市→⑥風間浦村→(G)大間町

 

さぁ、行ってみましょう!

①平内町

最初に向かったのは平内町です。

わんっ

朝の時間。

 

②野辺地町

次は野辺地町。のへじ、ですね。

くわーっ



ポカリがおしゃれならローソンも。

映るもの。

いつか踏み切りだけの写真をまとめたい。

 

③六ヶ所村

そして次に向かったのは六ヶ所村。この村には核燃料の再処理工場があり、PR施設も併設されているのでそこへ向かいます。

 

六ヶ所原燃PRセンター

秋らしい入り口を通る。

展望台から。この先に再処理工場があります。

ゲームで学ぶブースもある。

難しくてわからない。

パネル展示。使用済み燃料はプールで4年以上冷やされるとのこと。うーんそうか。

北海道での地震から、SNSでは原発の稼働賛成派と反対派がバチバチやっている印象です。どちらの意見も筋がありますが、「歴史は繰り返されるのかな」と僕は思います。

④横浜町

次にやってきたのは横浜町。青森にも横浜という町が。

道の駅。

恐山へ草履と手紙を持って行く訳

 

この辺りからそろそろ恐山かぁ、と気が引き締まる。

止まれ
進め


⑤霊山恐山へ。ーむつ市ー

皆さんは「霊山」や「霊峰」というものを信じますか?

現代ではいわゆる「胡散臭い」話ではないでしょうか。神や仏なんて目に見えるものじゃないし。宗教ってカルト的なものばかりだよね。と。

前置きはさておき、その答えをここへ探しに行きます。

奥には恐山。

ここから約20km、山道を進んで行きその地へ。

到着まで残り数キロというあたりから硫黄の匂いが鼻を刺激します。

透き通った水。けど硫黄の匂いがする。

 

奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)


まず最初に、駐車場へ着く数百メートル手前、この2つの像が佇む。奪衣婆と懸衣翁という像です。

地獄の沙汰も金次第。いやいや、地獄の沙汰は奪衣婆と懸衣翁次第である。
 
まずあなたが死んだ際、三途の川に行くことになる(子供なら、三途の川沿いの賽の河原へ)。
そこには泣く子も黙る鬼のような婆さんである奪衣婆と、泣く子も失神するガチ鬼な爺ちゃんの懸衣翁が待っている。
ー妖怪図鑑よりー
すなわち死んだらこのヤバイ2人が待っています。
 
三途の川

 

そして隣にはもちろん、三途の川。

人が冥土に行く為には、渡らなければならない三つの川、すなわち「葬頭川」(そうずがわ)三瀬川(みつせかわ)「渡り川」がある。
川の流れは三つに分かれていて、前世の行為(業)にしたがって、それぞれにふさわしい流れを渡ることになるそうだ。

ー閻魔様の前で嘘のつけない訳ーより引用

この世とあの世の境目です。通行止めだったので、一層不気味でした。

つまり先ほどの2人にあれこれされて、この橋を渡るということです。んー、なるほど。

その後、いよいよ恐山に向かいます。

 

雰囲気ある。
霊場恐山

 

それでは本格的に突入して行きます。

そもそも恐山って?

恐山とは比叡山、高野山とともに日本三大霊山に数えられる霊場。地元では「死者の魂は恐山さ行ぐ」と古くから信仰を集めてきました。仏教によれば死者の魂は、死出の山を越えて三途の川を渡り、次の世界へ向かうとされますが、まさに恐山では「三途の川」や「無限地獄」、「血の池地獄」、「極楽浜」などがあり、"死後の世界"を垣間見ることができます。

目の前に広がるのは死後の世界です。地獄もあれば、天国もあります。

地蔵と風車。

歩いていると、色んな場所に風車が置かれていますが、これは幼い子供の霊を慰めるために置かれているものだそう。

菩提寺。

菩提寺というお寺に参拝。

お寺から左へ進むとまず広がるのは地獄の風景。

歩いていて「おうおうおうやばそうやなぁ」という雰囲気がひしひしと伝わってきました。

そしてこの地獄を通り抜けると、天国が広がります。

特にここ。極楽浜という場所ですが、本当に綺麗な浜です。

 

透明度抜群

どうしてこんな山奥にこのような浜があるのか、考えただけで不思議でした。

天国と地獄か。

豆知識:恐山といえば「イタコ」

東北地方には古くからイタコと呼ばれる巫女がいて、厳しい修行を積んで霊を自分に降霊させて会話の出来る「口寄せ」を行ったり、お祓いや占い、神事などを行う人が一般的にいました。恐山ではこの「イタコ」が有名で、大祭の時などにはイタコに口寄せしてもらうために大勢の人が行列を作ります。

気になる人は調べてみてください。怪しいという記事もあれば、実際にドンピシャだったというお話もあります。

結論「霊山や霊峰は本物?」

いずれにせよ、恐山とはこのような場所でした。霊や死後の世界という「非日常」がこの場所では「日常」であり、それを実際に感じることのできるのが恐山。「霊はいるの?」という問いですが、

「いてもおかしくないんじゃない?」

と感じたのが僕の感想でした。是非恐山、行ってみてください。

⑥風間浦村

恐山を後にして、その後は青森最北端、大間を目指して行きます。まず通ったのは風間浦村。

海辺の町。
温泉もあります。

足湯に浸かってホッと一息。そして最後大間の地へ。

⑦本州最北端、大間町。

大間って名前はとても有名ですが、この地が本州最北端だというのは意外と知らないのではないでしょうか。マグロ漁師さんたちはこの厳しい場所で、マグロと戦っている訳ですね。

早速ですが、楽しみにしていたマグロ丼を食べに行きます。

あけみちゃん号というお店にお邪魔しました。

マグロの漬け丼。

 

出ました、マグロの漬け丼。

ありがとうございます。

 

大間の地で頂くマグロ、ありがとうございます、という感想しかありません。美味しかったなぁ。

 

とっても気さくなおばちゃんだった。
おじちゃん。
美味しいマグロをありがとう。

 

その後、すぐそばにある大間崎へ。

奥に見えるのは北海道。

こゝ本州最北端の地

 

2ヶ月前に北海道から京都へフェリーで戻って、また良くこの場所まで北上しました。

テント泊。

 

大間には無料で泊まれるキャンプ場があって、ここで就寝します。他にもたくさん人がいました。

夜は星が綺麗でしたよ。

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