ふるさとの手帖

市町村一周の旅

男鹿半島はいいぞ。【日本一周162日目09.06】

男鹿半島は思ったよりも広い。

こんにちは。この日は秋田市から男鹿半島をメインに秋田を巡っていきます。

ルートですが、
秋田市→潟上市→井川町→八郎潟町→五城目町→上小阿仁町→三種町→大潟村→男鹿市

のルートです。では行ってみましょう!

①潟上市

最初に向かった先は潟上市。

道の駅てんのうグリーンランドへ。

展望台から。

お散歩。秋田犬ですか!って聞いたら芝犬でした。

②井川町

次は井川町。

役所は工事中。

朝、河川敷。

③八郎潟町

次は八郎潟町。


にゃんぱち。

駅には信楽焼の壁画が。


④行きたかった町、五城目町。

そして次にやって来たのは五城目町。この町はずっと行ってみたかった町。それは下記の動画から。

この”True North, Akita"という動画は僕が一番好きな動画で、この舞台が秋田の五城目町。何度もこの動画を見ていて、だから自分の目でこのまちを見ておきたかった。

僕が見ることができたのは思いの外動画のような美しい世界というより日常的な世界でした。まちに入り込む度量は違うけれど、僕の中では得たものがたくさんあったのでした。

⑤上小阿仁村

上小阿仁はどちらかというと内陸部で、五城目から一気に走ります。

道の駅へ。

みそのきりたんぽ食べた。

秋田杉が有名です。

⑥三種町

上小阿仁からもう一度沿岸部に戻って三種町。

むわっとした曇り。

⑦大潟村

そして大潟村。干拓されるまでは八郎潟の水の中だった場所。

道も北海道みたいにまっすぐ。

道中道の駅。

怪しい鳥居。

⑧なまはげと男鹿半島

そして最後に向かったのは男鹿市の位置する男鹿半島です。

海が見えた。

隠岐の島や奥尻島を思い出す。

なまはげって?

「泣く子はいねがぁ~!悪い子はいねがぁ~!」でおなじみ、秋田県男鹿(おが)半島に伝わる「なまはげ」。なんとも恐ろしげな風貌ではありますが、実は「なまはげ」は神様の使い。

ここでなまはげ館というなまはげについて知ることのできる「なまはげ館」という施設へ行って来ました。

実は神様。

 

展示室にはたくさんのなまはげが飾られています。

家主となまはげの問答。

なまはげ館に併設して伝承館というものがあり、そこで実際のなまはげの様子を体験できるとのことで体験してきました。テレビで見たりすると、わーっておうちにきて、子供が泣いちゃって、じゃぁなー!って出ていくという勝手なイメージだったのですが、全然違いました。

まず、なまはげを迎え入れる家主さんがいます。

この人は先達といって、なまはげが家に来る前に先におうちにやって来ます。そして家主とあいさつをして、なまはげが入ってもいいか尋ねます。身内の不幸などがあればなまはげは家に入らないので、事前にこうやって確かめるのだそう。

そして挨拶が終わるとじきになまはげが、

「ドンドンドン!!!ドドドドドン!!!」

扉をものすごい音でバンバンと鳴らす。本当にエグい迫力で。

ウオオオオオオオオ!!!!

「ウォォォォ!!!」

と登場。その後も大声で家の中を歩き回る。

大人でもビビる迫力。

 

ある程度家を歩き回ると、家主がなまはげを酒やごちそうで接待し、問答が始まります。

接待があることは初めて知った。

今日は来てくれてありがとうございます。どうぞ食事やお酒がありますので。
まぁまぁ飲んでください。

もう少し詳しくすると、

家主「山がら来るに容易でねがったすべ。今年も来てけでいがったすなぁ(山から降りて来るのは大変でしたね。今年も来てくれてありがとうございます)」

なまはげ「今年の作はなんとだった?(今年の田んぼの具合はどうだった?)」

家主「うちは人に小作してもらってるすども、おかげさまでたいしたいい作であったす(うちは人に手伝ってもらっているのですが、おかげさまで非常に良い作でした)」

なまはげ「んだが!まだいい作なるように拝んでいぐがらな!(そうか!また豊作になるように、拝んでいくからな!)」

 

といった感じ。

こうしてなまはげは子どもがいい子にしているか、嫁は家をよく守っているか、おじいさんやおばあさんは病気ではないかなど家のなかのことをいろいろと聞きながら、ぐいぐいとお酒を飲みます。

お前嘘ついてねぇか?

これは家庭によって違うと思いますが、ここでは家主さんの「嫁も子供も素晴らしいんですよ」という問答になまはげが怪しみます。

「お前嘘ついてねぇか?このなまはげ手帳には全部書いてあるぞ?」

全然ダメじゃねぇか。

なまはげは神様なのでなんでも分かっちゃう。奥さんも子供も甘い!ということがなまはげにバレてしまい、家主さんはヒヤヒヤって感じ。

ちゃんと躾をしなさい。来年も来るからな。

最後に、なまはげは「また来年も来るがらな!」といい、お膳から立ち上がって3回四股を踏んで、帰っていきます。

こうして、日本中が紅白歌合戦を見ているであろう大晦日の晩、男鹿市内では200~300匹のなまはげが家と家のあいだを移動しているのです。

本物のなまはげは想像以上の迫力で。自分が子どもだったら、大泣き必至だったかも。でもちゃんと聞いてみると、なまはげ問答のやりとりのなかには、地域の人たちがお互いを思いやる気持ちがにじみ出ていました。それはそれは、心温まるものでもありました。なまはげは怖いだけじゃなかったです。

なまはげありがとう。

 

面白い体験をさせてもらいました。

そのあと今日は男鹿市のゲストハウスで1泊。

ゲストハウス男鹿さん。

窓からは海。

オーナーのおじちゃん。

この日はゲストハウスに看護学生さんが実習で泊まってて、僕が泊まった日がその実習最終日とのことでBBQをしました。(混ぜてくれた)

というか同級生でした。

 

そのあと最後に花火。

線香花火。

 

この日も濃かったなぁ。

男鹿半島って良いな、花火の火を見て振り返る。

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